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夏休み、海外でレンタカーを借りて観光しよう!と思っている方にはぜひ読んで欲しい。筆者がアメリカで体験したびっくり「不正請求」の顛末である。
■帰国して3週間過ぎた頃に届いたアメリカからの手紙
17日間のアメリカ西海岸の旅を終え4月上旬に帰国してしばらく経った頃、アメリカからの郵便物が届いた。差出人は「ダラーレンタカー」と書いてある。何だろう?と開いてみると、3月24日~3月25日にかけてボストン周辺の有料道路「Massachusetts TURNPIKE」を無賃走行したから罰金含めて84.10ドル払え、というものだった。は?これは何?どういうこと?3月24-25日は確かにアメリカでレンタカーを借りていたが、24日はシリコンバレーに近いサニーベールからラスベガスへ移動の途中だったはず。アメリカ大陸の西端と東端、距離にすれば5000キロ以上も離れているのにこんな場所を走れるわけがない。明らかなミスなのだが、良く見ると「4月29日までに申し立てがなければ、クレジットカードから自動的に引き落とされます」なんてことが書いてある。えー!あと3日しかないじゃん?
すぐに予約したレンタカー代理店(ちなみにrentalcars.comという会社)のお客様相談室)にメールと電話をしたのだが、これが全然つながらない!朝8時から23時まで対応と書いてあり、一日中かけ続けたが、呼び出し音が鳴り続けるばかり。メールの返事もない。そこでカード引き落としの期日が迫っていたためカード会社に連絡して事情を説明したところ、なんと「ひとまず立て替えてくれる」という!その後、間違い請求であることが証明されれば支払い拒否の手続きをとってくれるそうだ。まずはほっとした。ちなみにその後10日位経ったところでやっとメールの返事が来て、レンタルカーズドットコムの方でも請求の取り下げをしてくれることになった。
■そして1年後。まさかの「2回目の間違い請求」が届く!
私たち三世代親子(大正15年生まれの母・昭和生まれの私・平成生まれの息子のリアル三世代である)は2004年からほぼ毎年3月~4月にアメリカへの旅を続けている。毎回レンタカーを借りているのだが、使っていない有料道路の請求が来たのは2015年が初めてであった。「ナンバー読み取りのミスだよね、お金も帰ってきたしまあよかった」なんて思っていたのだが…な、なんと!2016年春にも、アメリカから帰国して1か月ちょっと、再び「マチガイ請求」の連絡が届いたのである。年に1回、それも2-3週間程度の滞在で、2年続けての間違い請求って?今回は道路管理会社からの連絡だったが、「●日までに連絡なければカードから引き落とす」との「脅迫文」は昨年と一緒だ。ちなみにこのとき走ったとされる道路はカリフォルニア州アーバイン周辺で昨年ほど離れてはいないが、その日私たちはサンディエゴにいたのだ。
現地時間の 2016年3月22日15時30分頃、私たちはカールスバッドのメイシーズ(デパート)で予約していたクリニークの化粧品を受け取ってラスベガスに向かう途中であった。不正請求の場所からは約100キロ近く離れている。ただし、同じカリフォルニアで、しかも有料道路ではなく、フリーウェイの中に設定された「Fas Trak®」という有料の走行レーンを走ったことになっていたので、もしかして?と思ったけどやっぱりそんな場所は走っていない。この時は昨年の教訓から連絡のつきやすい、ダラーレンタカーの日本総代理店経由で予約をしていたので申し出たらあっさり認められた。良かった。
■使っていない有料道路や違反の請求がアメリカから届いたらどうすればいい?
有料道路のみならず、まったく関係ない駐禁の知らせなどが届いたケースもある模様。このようなお知らせが届いたら、冷静に対処すべし。必ずお金は戻って来る!
というわけでまずは、以下の対処を。
いずれにしても、海外で使うレンタカーを予約する際には日本にある直営代理店のようなところを経由する方が安心である。期日までに時間がない場合はいきなり3でも良い。レンタカーの支払いは現金よりもクレジットカードが何かと安心。まあ、こんなことはめったにないはずなのだが、証拠品にもなるので行く先々で写真を撮る習慣をつけておくのも良いと思う。位置情報付きのスマホなら万全だ。
■海外レンタカー利用時に知っておくべきことは?
英語が堪能であれば現地で交渉してみると良いだろうが、英語に自信がない人は帰国後に予約をした代理店に相談してみると良いと思う。とにかくダメ元で「言ってみる」ことが大事。良い旅を~!