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……との回答が! さらに、「想定外は “失敗”と考える」と回答した世代別の割合は、
Z世代=30.0%
バブル世代=21.3%
……と、じつに10%近くの差が開いたという。
たしかに、最近のZ世代をはじめとする若い世代は、それが仮に「いいサプライズ」であったとしても、総じて「サプライズ=想定外」をあまり好まない傾向が強い……とは、私も薄々感じていた。
たとえば、懇意にしているとある30歳の女性のバースデー──サプライズに……と、長野県松本市にあるジビエ料理が自慢のオシャレな温泉旅館を予約して、その前日に「明日の誕生日は温泉だから!」とサプライズ通告したら……前もって、それとなくこの日の彼女の予定が空いていることを確認済みであったにもかかわらず、
「泊まりの旅行とか、準備しなきゃいけないことがいっぱいあるんでぇ〜。いきなり言われても!」
……と、(結局は付き合ってくれたものの)わりと本気で叱られた。
また、やはりサプライズでその彼女にイッセイ・ミヤケのファッショナブルな腕時計をクリスマスにプレゼントしたときも、「ありがとう」とは感謝されながらも、
「来年、自分の誕生日にアップルウオッチ買おうとしてたのに……」
……と、ちょっとした愚痴をこぼされてしまった。それ以来、彼女になにかをプレゼントするときは、必ず一緒にお店を回って、ある程度の予算を伝えてから「心底から欲しい物」を選んでもらうようにしている。
サプライズ好きなバブル(一歩手前)世代の私にとっては、いささか味気ない「イベントの過ごし方」であり、人によってはこの彼女のことを「単に性格が悪いだけなんじゃねえの?」と、批判めいた言葉で片付けてしまったりもする。が、私は決してそうは思わない。
イマドキのヤングたちは、我々世代よりも格段と合理性の高いツールの数々を幼少期から当たり前のように使いこなしながら育ってきているわけだから、「サプライズ」という名の「突発的な出来事→ハプニング」に、ただ慣れていないだけ──アドリブ的な対応をしなければならないケースが激減しつつあるだけなのだ。
私が20代のころは、待ち合わせの場所をおたがいが勘違いしていて、その日は会えずじまい……なんてケースだって、しょっちゅうあった。でも、そんな “サプライズ”(≒想定外)なトラブルは、現在だと絶対にあり得ない。スマホをちょちょいといじっただけで、いともあっさりと解決できる──とどのつまりが、そういうことなのではなかろうか?
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