クチコミで広がるヒルドイド 誤った認識・情報に警鐘
アトピー性皮膚炎の患者などに保湿剤として処方される「ヒルドイド」が、一部の雑誌やインターネット上で「美容効果がある」などと噂されていることについて、販売元のマルホ株式会社が適正利用を呼びかける声明を出した。

高い保湿効果にくわえ、医療保険が適用され安価で手に入るヒルドイドは、一部雑誌やSNSを通じて「化粧品代わりになる」などと噂されてきた。

マルホはこうした情報を確認するたびに、各配信元に対し「ヒルドイドを化粧品同様に紹介することは控えてほしい」との要請を続けてきたほか、出版媒体から、医療用医薬品としての使用目的ではない内容の取材要請があった場合もすべて断ってきたという。

「副作用が発現するリスク」も
マルホは
「患者さん一人ひとりの皮膚の状態を診察した結果を踏まえ、必要に応じて処方されているヒルドイドについて、患者さんが自己判断で治療以外の目的で使用することは、適切な効果
が見込めないだけでなく、思わぬ副作用が発現するリスクがあります」
(マルホ株式会社 プレスリリースより引用)
と、美容目的としてヒルドイドが注目・拡散されている現状に注意喚起を行っている。

(画像はマルホ株式会社より)


【参考】
※マルホ株式会社 プレスリリース
https://www.maruho.co.jp/


情報提供元: 美容最新ニュース
記事名:「 ヒルドイドの美容目的使用について、販売元が注意喚起