Q. 最近、炊飯器が臭い気がします……。原因は何でしょうか? ニオイの対策法は? 【専門家が解説】
All About 2026年11月01日 00:00:00
毎回内釜を洗っているのにニオイが取れない場合は、見落としている部分に汚れが残っているのかもしれません。加えて、ニオイの原因はお手入れ不足以外にも……。本記事で詳しく解説していきます。
A. 炊飯器に残った汚れやニオイ移りのほか、お米の洗い方や保温・予約炊飯が原因になっていることもあります
まず疑ってほしいのが、内ぶたや蒸気口などのお手入れ不足です。炊飯中はお米のでんぷん質を含んだ蒸気やおねばが発生し、内ぶたなどに付着します。これらを放置すると、雑菌が繁殖して酸っぱいようなニオイの原因になることも。また、炊き込みごはんを作ったあとは、調味料や具材のニオイがパッキンなどに染み付き、洗ってもなかなか取れないことがあります。一方、炊飯器ではなく、ごはん自体が臭っているケースもあります。例えば、お米に残ったぬかによるニオイや、長時間の保温によるニオイ。特に保温時間が長くなると、ごはんが黄ばんだり、風味が落ちたりすることがあります。また、長時間の予約炊飯にも注意が必要です。夏場は水温が高く、お米を長時間水に浸しておくと発酵が進み、嫌なニオイが発生することがあります。
ニオイが気になるときの対策は?
炊飯が終わったら、内釜だけでなく内ぶたや蒸気口など、取り外して洗える部品を毎回洗いましょう。本体の内側やふたの周辺に残ったごはん粒や汚れも、忘れずに拭き取ります。特に炊き込みごはんを作ったあとはニオイが残りやすく、調味料の成分が残ると腐食やサビの原因にもなるため、より丁寧にお手入れしてください。それでもニオイが気になる場合は、炊飯器に搭載されたクリーニング機能を活用する方法もあります。内釜に水を入れて加熱し、発生した蒸気で手洗いしにくい部分やパッキンなどに残ったニオイを軽減する仕組みです。ただし、全ての炊飯器に搭載されているわけではなく、ニオイを完全に取り除けるものでもありません。使い方は取扱説明書で確認しましょう。
また、ごはん自体が臭う場合は、洗米方法や保温時間、予約炊飯の設定を見直してみてください。長時間保温するより、炊きたてを小分けにして冷凍した方がおいしさを保ちやすくなります。
なお、新品の炊飯器では、使い始めに樹脂などの素材特有のニオイがする場合もあります。通常は使用と共に軽減されますが、焦げ臭さや異常なニオイがする場合は使用を中止して、メーカーに相談しましょう。
きちんとお手入れしておいしいごはんを炊こう
炊飯器のニオイが気になったら、まずは本体から臭うのか、ごはんから臭うのかを確認すること。それだけでも、原因を絞り込みやすくなります。せっかくおいしく炊けたごはんも、嫌なニオイがしては台無しです。毎日食べるものだからこそ、炊飯器のお手入れや炊き方を見直して、炊きたてのおいしさを気持ちよく味わいたいですね。
田中 真紀子プロフィール
白物家電、美容家電の専門家兼ライターとして活躍。日々発売される新製品をチェックし、製品の紹介記事やレビュー記事を雑誌やweb、新聞などで紹介している。日常的にも話題の新製品を使うことで、ライフスタイルに合わせた選び方や、上手な採り入れ方の提案も行っており、テレビ出演も多数。 情報提供元: All About