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金櫻神社の歴史は古く、約2000年前まで遡ります。第十代の崇神天皇の頃、全国各地に疫病が蔓延した際に、全国に神を祀って悪疫退散と万民息災の祈願を行いました。
その際に甲斐の国(山梨県)では、金峰山山頂に御祭神の少彦名命(すくなひこなのみこと)を祀ったのが金櫻神社の起源になります。
ご神体は日本百名山にも選ばれている奥秩父連峰の金峰山(きんぷさん) になります。本宮は金峰山山頂にあって、金櫻神社は里宮になります。
金櫻神社がある地域は水晶が多く採掘される地域で、ご神宝は発掘されて磨かれた「火の玉・水の玉」 です。本殿には「昇・降竜」が奉納されているのですが、当社に縁の深い水晶を尾に絡ませています。
金櫻神社の名前の由来は、ご神木にあたる「鬱金桜(うこんざくら)」 で「金の成る木の金櫻」と古くから民謡で唄われています。
ご神体が「金」峰山、ご神木が鬱「金」桜、ご神宝が「水晶」。これだけそろえば金運のパワースポットと言われるのもうなずけますね。
ご祭神は「少彦名命(すくなひこなのみこと)」の他に須佐之男命(すさのおのみこと)、大己貴命(おおなむぢのみこと)、日本武尊(やまとたけるのみこと)、櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)の5柱であり、金運の他、健康成就、厄災除け、縁結び、子宝と様々なご利益もあると言われています。
参拝は自由ですが、札所は9:00~17:00
参拝料金はかかりません。
300円(3種類)
ご朱印の朱印は大きな水晶でできており、見た時は圧倒されますよ。
https://kanazakura-shrin.webnode.jp/
本殿は三間社流造、東宮本殿社殿は方三間・単層の入母屋造で朱塗りの美しい建物です。
元々は国の重要文化財に指定されていたのですが、昭和30年に火災で全焼してしまい、左甚五郎作の「昇竜・降竜」ともに消失してしまいました。
現在の社殿は昭和34年に再建された ものです。その際に水晶を尾に絡ませた「昇竜・降竜」も合わせて作られました。
本殿脇に咲く 「鬱金(うこん)の桜」は神社のご神木 です。桜の季節になると大ぶりな黄色に花を咲かせます。
4月下旬が見ごろになり、五分から六分が最も美しく見ることができます。
古くから民謡で 「金の成る木の金櫻」 と唄われて、人々に金運アップのご利益があると崇められています。
訪れたら絶対に立ち寄りたいスポットですね。
金櫻神社の境内から山を登っていくと、富士山遥拝所があります。遥拝所までは片道約15分かかるので、ちょっとしたトレッキングになりますので、運動靴などをおすすめします。
遥拝所に着くと、 北側に御神体である金峰山、南側に霊峰富士を拝める場所 になります。天気が良ければどちらもはっきり見えますので、おすすめです。
まさに自然のパワーを感じ取れる場所になります。
ちなみに、 富士山は境内からも見ることができます ので、体力に自信がない方はこちらから眺めてみてください。
金櫻神社の鳥居から拝殿の向かう階段の脇にそびえ立つ大きな杉の木群があります。
こちらはいずれも 樹齢80年~千数百年にもなる巨木 で、あまりの幹の太さに驚きの声を上げてしまいます。根回りは5~11mにもなり、甲府市の指定文化財、天然記念物にも指定されています。
こちらの巨木もまさにパワースポットの一つですね。
本殿の脇には、大黒天を祀った「招福大黒天」が祀られています。この大黒天は 昭和30年に火災で焼失した樹齢1500年の杉の木 が使われています。
にっこりとした微笑ましい大黒天様からもしっかりパワーを受け取って行ってください。
金櫻神社の近くにある神社で、時間があれば一緒に訪れたいスポットです。
御神体である夫婦木は、樹齢1000年にもなる栃の木で、内部は空洞になっています。
夫婦木というだけあり、 縁結び・子宝にご利益がある神社 ですので、カップル・夫婦で来られた方は是非立ち寄ってみてください。
https://www.shosenkyo-kankoukyokai.com/spot/%E5%A4%AB%E5%A9%A6%E6%9C%A8%E7%A5%9E%E7%A4%BE/
国の特別名勝にも選ばれている「昇仙峡」は、甲府駅から金櫻神社へ向かう道中にあります。
「日本一の渓谷美」とも呼ばれる花崗岩でできた奇岩・奇石群 は、仙人の世界に迷い込んだような気分になります。
立ち寄った際は、名瀑である「仙蛾滝」と昇仙峡のシンボル「覚円峰」は是非立ち寄って行ってください。
https://www.shosenkyo-kankoukyokai.com/
昇仙峡の土産店・飲食店が立ち並ぶエリアにローブウェイの乗り場があります。ロープウェイを登っていくと、山梨百名山の一つでもある、羅漢寺山の山頂に到着します。
ここもパワースポットと言われている場所で、 展望台からは甲府盆地が広がった先に富士山・南アルプスの山々を望むことができます。
天気の良い日は、絶好の景観スポットです。
https://www.shosenkyo-kankoukyokai.com/spot/%E6%98%87%E4%BB%99%E5%B3%A1%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%97%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4/
金櫻神社から甲府へ戻り、韮崎方面へ向かった高台に「登美の丘」と呼ばれる場所にある、サントリーが運営するワイナリーです。
一面ブドウ畑が広がっている開放的な風景の先には 甲府盆地・富士山を眺めることができる絶景スポット になっています。
その他、 ワインのお買い物や試飲 も楽しむことができます。
https://www.suntory.co.jp/factory/tominooka/
金櫻神社から韮崎方面へ向かうと日本一の日照時間を誇る北杜市に行くことができます。そこにあるのが、「ハイジの村」です。
園内は、 ハイジの世界を再現した建物と四季折々の花々を鑑賞 することができます。冬はイルミネーションも行っていて、とても幻想的な世界を楽しむことができます。
https://www.hokuto-kanko.jp/guide/haiji-no-mura
金櫻神社は昇仙峡のさらに山奥で、水晶が採掘される地に鎮座しているとても神秘的なパワースポットです。
何といっても金運ですからあやかりたいですよね。甲府へ訪れた際は是非お立ち寄りください。
https://www.veltra.com/jp/japan/yamanashi/?sid=1554
出典・参考
余暇プランナー
元旅行会社勤務で今は山の中の観光施設で働きながら旅ライターを行っています。元々旅行好きで大学も地理学専攻と根っからの地理マニアです。大自然の絶景と寺社仏閣などの歴史建築が大好きで、連休などあればすぐに車中泊で出かけてしまいます。その他登山やランニングなどとにかく家に引きこもっていることが苦手で、常に自然の中で過ごしていることが私の癒しになっています。
山梨県在住者おすすめ!金運のパワースポット「金櫻神社」の魅力や見どころ