- 週間ランキング
Avicii(アヴィーチー)は、1989年9月8日生まれの スウェーデン・ストックホルム出身のDJ兼音楽プロデューサー です。本名は、Tim Bergling「ティム・バークリング」で、Aviciiの由来は仏教で無間地獄を意味する「阿鼻地獄(Avici)」です。
幼少期から音楽家を目指してギターやピアノに触れていましたが、とある日に音楽ソフト・FL Studioに出会い、DJの道を歩み始めました。世界のDJランキング”DJ MAG TOP 100 DJs”では、 2010年に初登場で39位にランクインし、2012年、2013年には3位に輝いています。 2010年代にパーティー感のあるEDM(Electronic Dance Music)が流行っている中、彼の ノスタルジックなカントリー調のメロディー は、世界中の人々の心を掴みました。
病を患ったこともあり、2016年にライブやフェス出演などツアー活動からの引退が発表されたのですが、悲しいことに2018年4月20日に突然亡くなりました。彼の遺族からは、自殺であったことを示唆する声明が発表されています。あまりにも若すぎる死に、世界中は悲しみに暮れました。
向上心が高く、ファンを心から愛していたAviciiの曲は現在でも世界中の人々に聴かれ、満を持してストックホルムにAvicii Experienceが開館しました。Avicii Experienceでは、彼の音楽や記憶、思想に触れることができます。
世界中の人々の心を動かしたAviciiの人生や音楽活動を称えられているAvicii Experienceの基本情報について、紹介します。
https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m14!1m8!1m3!1d8139.969411261592!2d18.0642218!3d59.3330815!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x465f9dfd86695c67%3A0x7a5d91b6e0c4b1c5!2sAvicii%20Experience!5e0!3m2!1sja!2sse!4v1691699165362!5m2!1sja!2sse
※おでかけ前に公式ホームページでの確認を推奨します。
チケットは、公式ホームページから日時を指定して予約購入可能です。
Avicii Experienceは、Aviciiの音楽や感性、人生に触れられ、また "Experience"とつく通り、体験型のコーナーが設けられています。Avicii関連の映像や展示物も興味深く、見どころ満載です。 最新デジタル技術を駆使したインスタ―レーションや展示が魅力的 で、時間を忘れてAviciiの音楽の世界にどっぷりと浸れるでしょう。
その中でも特に印象的だった、Avicii Experienceの見どころ5選を見ていきましょう。
Avicii Experience足を踏み入れると、始めにAviciiが幼少期を過ごした寝室を忠実に再現したコーナーが出迎えてくれます。音楽やゲーム、ハリーポッターが好きな 普通の少年だった様子が伺えます。
壁には漢字が掛けられていて、少し親近感が湧くのではないでしょうか。EDMブームを盛り上げて世界中を飛び回ってきたAviciiの音楽プロデューサー&DJ人生が、ストックホルムのこの小さな部屋から始まったと思うと感慨深いですね。
体験型のコーナーの中でも、VRカラオケは面白く、人気がありました。ブースに入室してVRゴーグル・ヘッドセットを装着するとレコーディングスタジオにいるような感覚になります。「Broken Arrows」「Wake me up」などの名曲を、 レコーディングしている歌手になった気分で歌えますよ。
Aviciiは、数多くのヒット曲を送り出し、世界中のダンスフロアを盛り上げてグラミー賞も受賞し、音楽プロデューサーとして大成功を収めました。しかし、その輝かしい栄光の裏で数々の苦悩を抱えていたようです。華やかな舞台に立ちながらも、少年時代にコンプレックスを抱え、元々人見知りで 静寂を好んでいたAviciiの内面を表現しています。
そして、世界中を飛び回る目まぐるしい生活の中で自分自身を失い、ストレスとプレッシャーで疲弊したAvicii目線で、次第に心身が病んでいく様子を映像化したインスタレーションも印象深かったです。
Avicii Experienceの終盤のDJブースは、実際にAviciiのライブに来たような、臨場感あふれる空間が広がっています。中央部にAviciiのDJセットが置かれ、大音量で Aviciiの数々の名曲が流れます。 Aviciiの曲が大好きな人もそうでない人も、思わず音楽に乗りたくなるようなワクワクした気分になりますよ。
DJブースの出入口向かいには、日本のファンからの追悼メッセージが展示されていて、多くの人の心を掴んでいることが分かります。天国のAviciiに届いているといいですね。
スウェーデンの首都・ストックホルム出身で、世界で活躍したDJ・Aviciiの人生や音楽活動を称える"Avicii Experience"について、紹介しました。言語や文化が異なっても、国境を越えて現在でも人々の心に残り、聴く人がいる限り、 Aviciiの音楽は永遠にこの世に残り続けると改めて感じました。
おみやげショップでは、Tシャツやキャップ、ギターのピックなど、Avicii Experienceでしか手に入らない限定グッズも販売されているので、記念に購入できます。Aviciiを知っている人にとっても、知らない人にとっても充実した空間になっているので、ぜひストックホルム旅行の際は立ち寄ってみてくださいね。
https://www.veltra.com/jp/europe/sweden/?sid=1554
余暇プランナー
東京都在住で普段はIT業界のSEとして働いているHikaringoです。ヨーロッパを愛してやまず、15ヶ国一人旅経験あり。スウェーデン短期滞在経験もあり。食べることが大好きで、国内外どこに行ってもガイドブックに頼らず現地の人からの情報をもとにグルメ巡りしています。「読んでワクワク」「面白そうだから挑戦してみよう」と思えるような情報を発信していきたいです。
【スウェーデン】世界的DJ・故アヴィーチーのミュージアム”Avicii Experience”に行ってみよう!