【南アフリカ】 ブルートレイン&ロボスレイル完全ガイド|乗車前後に楽しむ南アフリカ観光スポット解説付き
「走る超高級ホテル」と評されるブルートレインと、1930年代へタイムスリップしたかのような気分を味わえるロボスレイル。南アフリカには、世界屈指の豪華寝台列車が2つあります。しかし、この列車旅を最大限に楽しむなら、乗車だけで終わらせるのはもったいありません。発着地であるケープタウンやプレトリア・ヨハネスブルグにも、サファリから世界遺産まで、魅力的な観光地が集まっています。
本記事は、ブルートレインやロボスレイルへの乗車がすでに決まっている人、検討中の人に向けて、列車の魅力と合わせて前後に組み合わせたいおすすめスポットをご紹介する完全ガイドです。
ケープタウン、プレトリア、ヨハネスブルグ—それぞれの発着地でどう過ごすかを知っておけば、限られた旅行日数も無駄なく、より満足度の高い南アフリカ旅行が実現できるでしょう。
※掲載情報は公開時点のものです。ご旅行の際は公式サイト等で最新情報をご確認ください。
南アフリカが誇る2つの豪華寝台列車
Photo by HIS(ブルートレインのラウンジ)
ブルートレインとは
ブルートレインは、南アフリカ観光局も「世界の豪華列車トップ3のひとつ」と紹介する、南アフリカを代表する豪華寝台列車です。その名前の由来は1940年代初頭、当時のユニオン鉄道会社が保有していたサファイアブルーの客車。以来「走る超高級ホテル」と称され、幾度もの全面改修を経て、アイリッシュリネンや銀食器、大理石の床、グースの羽毛布団など、最高級のアメニティとホスピタリティを守り続けています。運行開始は1946年で、80年近くにわたり世界中の旅行者を魅了してきました。
もっとも人気の高いプレトリア〜ケープタウン間(約1,600km)は、2019年1月より従来の1泊から旅程が変更され、現在は2泊3日で結ぶダイヤになっています。飛行機ならわずか2時間ほどの距離を、あえて2日以上かけて移動する—これこそが「移動そのものを目的にできる」豪華列車ならではの贅沢な過ごし方です。世界各国から訪れる乗客を最上級のもてなしとともに魅了し続ける優雅な5ツ星列車が美しい自然景観の中を走る姿は、南アフリカの人々にとっても誇りであり、この国の観光を象徴する存在といえます。
車内設備とサービス
Photo by HIS(客室イメージ)
客室はラグジュアリーとデラックスの2クラス編成で、いずれも専用のバスルームを完備。カルー地方産のラム肉やナイズナ産のオイスター、魚のアカメや伊勢エビ、インパラ肉など、贅を尽くした食材を用いた料理が、ダイニングカーで提供されます。ベジタリアン食や宗教食にも対応。ディナータイムには男性はスーツにネクタイ、女性はドレッシーな装いが推奨されるドレスコードもあり、特別な一夜を演出してくれます。2両編成のうち1両にはビジネス会議も可能なラウンジが備わり、展望車としても利用されています。車内のブティックでは、洗練された宝石アクセサリーやオリジナルグッズも販売されており、記念品選びも旅の楽しみのひとつです。
ルートと車窓の見どころ
プレトリアを出発した列車は、ヨハネスブルグ近郊を抜け、ダイヤモンドの町として知られるキンバリーへ。途中下車観光では、かつてのダイヤモンドラッシュを物語る巨大な露天掘り跡「ビッグホール」を見学できます。その先に広がるカルー地方は、東ケープ州と西ケープ州にまたがる乾いた大地が印象的なエリアで、夜は満天の星、朝はぶどう畑の中を走る車窓からの景色が旅情をかき立てます。
日中は展望車から移り変わる景色を眺め、夜は静かな車内で眠りにつく—この繰り返しの中で、日常の忙しさを忘れられるのもブルートレインの旅の魅力です。プレトリアでは9月から11月にかけて紫色のジャカランダが咲き誇るため、この季節にあわせて計画するのもおすすめです。定期運行のプレトリア〜ケープタウン路線を中心としつつ、時期や企画によってクルーガー国立公園方面(ホードスプルイト)などへ走るルートが設定されることもあります。
ブルートレインのツアー紹介
そんなブルートレインの旅は、VELTRAから安心して予約できます。プレトリアからケープタウンへ向かうこのツアーでは、乗車前の専用ラウンジでの優雅なひとときから始まり、2泊3日・約1,600kmの鉄道旅を英語ガイドとともに体験。車内では朝食・昼食・ディナーのフルコースに加え、ハイティーやドリンクも料金に含まれ、キンバリーでの途中下車観光もセットになっています。「世界一豪華な列車」に一度は乗ってみたいという人、南アフリカ旅行の思い出をワンランク上のものにしたい人に特におすすめです。まずは日程を確認し、あわせて訪れたい発着地の観光地も検討してみましょう。
https://www.veltra.com/jp/africa/south_africa/a/204727?sid=
ロボスレイルとは
Photo by Rovos Rail
1989年、実業家ロハン・ボス氏によって設立されたロボスレイルは、1930年代にタイムスリップしたようなノスタルジックでエレガントな雰囲気が魅力の豪華列車です。本拠地は、プレトリアのキャピタルパーク駅。かつて蒸気機関車の拠点だった歴史ある駅舎を改装し、赤絨毯とシャンパンで乗客を迎える、ロボスレイルならではの特別な出発点になっています。ブルートレインより歴史は浅いものの、「ブルートレインと並ぶ豪華寝台列車」として、南アフリカを代表する2大豪華列車のひとつに数えられています。
もっとも人気があるプレトリア〜ケープタウン間(約1,600km)は3泊4日の行程。ゆったりとした速度で走るからこそ、車窓の外に広がる景色や途中下車観光をじっくり楽しめるのが魅力です。プレトリア〜ケープタウン間以外にも、南部アフリカ各地を巡る多彩なコースが用意されており、48時間の短い旅から2週間を超える長期の旅まで、目的にあわせて選べる選択肢の多さもロボスレイルならではの特徴です。
車内設備とサービス
Photo by Rovos Rail(客室イメージ)
客室は最も広いロイヤルスイート(車両の約半分を占有)をはじめとした複数クラスで構成され、いずれも専用のシャワー・トイレを完備。列車最後尾の展望車では、アフタヌーンティーを楽しんだり、大きな窓から景色を眺めながらスパークリングワインを味わったりと、優雅な時間を過ごせます。食堂車では地元食材を活かした料理と南アフリカワインが提供され、車両全体がまさに「動くホテル」と呼ぶにふさわしい空間です。ビクトリア朝を思わせるクラシカルな内装や、木のぬくもりを感じる客室の造りも、ブルートレインの最新設備とは対照的な、ロボスレイルならではの魅力といえるでしょう。
ルート・体験の多様さ
プレトリア〜ケープタウン間の旅では、キンバリーでのダイヤモンド鉱山見学に加え、歴史ある村マジェスフォンテンでの途中下車観光が組み込まれており、村での観光も楽しめます。プレトリア〜ケープタウン間以外にも、ダーバン方面や、ビクトリアフォールズを目指す長距離ルートなど、非常に多彩なコースが用意されているのもロボスレイルの特徴です。
ロボスレイルのツアー紹介
ロボスレイルの旅も、VELTRAから安心して予約が可能です。ケープタウン~プレトリア間を3泊4日でつなぐこのツアーでは、専用駅でのウェルカムドリンクから始まり、クラシカルな内装の客室での滞在、ダイニングカーでの食事、そしてキンバリーやマジェスフォンテンでの途中下車観光までがセットになっています。「ノスタルジックな雰囲気の中で、ゆったりと南アフリカの大地を感じたい」という人には、まさにぴったりの旅です。
https://www.veltra.com/jp/africa/south_africa/ctg/163409:163409/?sid=
発着地「ケープタウン」で楽しむ観光スポット
Photo by PIXTA(喜望峰)
列車の乗車前後は、ケープタウンでの滞在をあわせて楽しむのがおすすめです。空の玄関口としても利用しやすく、南アフリカ観光のハイライトが凝縮されたエリアだからこそ、1〜2泊追加するだけで旅の満足度が大きく変わります。
サファリ
ケープタウン中心部から車で約2時間の「アキラ私営動物保護区」が手軽な選択肢。早朝にケープタウンを出発し、朝食後には約2時間半のゲームドライブでビッグファイブとの出会いを楽しめます。少し贅沢するなら4ツ星の宿泊施設に滞在し、乗馬サファリや四輪バイクでのサファリ、ゴルフや釣りなどのアクティビティも体験できます。
https://www.veltra.com/jp/africa/south_africa/ctg/8140:8140/?sid=
ケープ半島観光
アフリカ大陸の最南西端に位置する喜望峰が定番。この辺りには固有のフィンボスが数多く自生する灌木地帯が広がり、250種を超える鳥類、ヒヒやダチョウ、ケープマウンテンゼブラも生息しています。喜望峰から車で5分のケープポイントからは、眼下に広がる大海原と喜望峰を見下ろす絶景も楽しめます。あわせて、体長約60cmのアフリカンペンギンが生息するボルダーズビーチ、野生のオットセイが生息するドイカー島、断崖絶壁沿いを走る全長約9kmの絶景ドライブコース、チャップマンズピークドライブも見逃せません。
https://www.veltra.com/jp/africa/south_africa/ctg/163260:163260/?sid=
市内観光
テーブルマウンテン国立公園の一部を成す象徴的な山、テーブルマウンテンの頂上へはケーブルカーで登るのが定番。山頂からは、ケープタウン市街と大西洋を一望できます。ビクトリア湾に隣接する歴史ある港を再開発したV&Aウォーターフロントは、高級レストランやフードマーケット、美術館、博物館、水族館、高級ホテルなどで構成される複合コンプレックスです。ウッドストックやソルトリバー地区のギャラリー巡りや、地元マーケットでのショッピング、カラフルな家々が並ぶボ・カープ地区の街歩きも旅の楽しみのひとつです。
ワインランド
ケープタウン近郊のステレンボッシュやフランシュフックで、世界的に評価の高い南アフリカワインのテイスティングやワイナリー巡りが楽しめます。ぶどう畑を望むテラスでのランチも、列車旅の合間に立ち寄りたい過ごし方のひとつです。
https://www.veltra.com/jp/africa/south_africa/ctg/204015:wine_beer__jin/?sid=
発着地「プレトリア」「ヨハネスブルグ」で楽しむ観光スポット
Photo by PIXTA(アフリカゾウ)
プレトリア・ヨハネスブルグは、いずれの列車も発着点となる街。都市部からアクセスしやすい観光地が揃っています。治安面を気にされる人も多いエリアですが、ガイド付きツアーを利用すれば安心して南アフリカならではの歴史や文化に触れることができます。
サファリ
プレトリアとヨハネスブルグに隣接する「ディノケン動物保護区」が便利。ハウテン州の都市部で唯一、ライオンやゾウが自由に闊歩するビッグファイブ生息エリアで、官民のパートナーシップにより設立されました。少し足を延ばすなら、マラリアの心配が要らない「マディクエ動物保護区」や、サンシティに隣接する「ピーランスバーグ国立公園」も選択肢です。ピーランスバーグは太古の火山のくぼみに位置し、世界でも有数のシロサイ観察スポットとして知られ、キリンやレイヨウの群れなどを上空から観察するバルーンサファリも体験できます。
文化・歴史
アパルトヘイト時代の自由への闘争の舞台となった「ソウェト」は必見。ネルソン・マンデラとデズモンド・ツツ大司教という2人のノーベル賞受賞者が暮らした「フィラカジストリート」も見どころです。プレトリアの丘に位置する「フリーダムパーク」では、約75,000人の名前が刻まれたウォール・オブ・ネームスから、南アフリカの歴史を360度のパノラマとともに学べます。2001年開設の「アパルトヘイト博物館」では、アパルトヘイトの誕生から撤廃までの過程と、常設展示「マンデラ:リーダー、戦友、公証人、囚人、首脳」を見学可能。ユネスコ世界遺産「人類のゆりかご」エリアには、人類進化の手がかりとなった数多くの化石が発掘された石灰岩の地下洞窟群があり、ヨハネスブルグから車で約45分の「レセディ文化村」では、ズールー族やコサ族、ペディ族、バソト族、ンデベレ族の伝統家屋と生活様式に触れることができます。
躍動する都会
アートをテーマに再開発された「マボネン地区」がおすすめ。かつて倉庫街だったエリアがギャラリーやカフェの並ぶおしゃれな街へと生まれ変わっており、都心で暮らし・働き・遊ぶ今のヨハネスブルグを体感できます。ウィットウォーターズランド大学のお膝元「ブラームフォンテン」も、劇場やルーフトップバーが集まるトレンディなエリアとして人気です。いずれも治安面への配慮から、ガイド付きツアーでの訪問が安心でおすすめです。
https://www.veltra.com/jp/africa/south_africa/ctg/204019:Pretoria/?sid=
まとめ:豪華列車の旅を、発着地の観光でさらに充実したものに
Photo by Rovos Rail(ロボスレイルのラウンジ)
ブルートレイン、ロボスレイルという2つの豪華寝台列車の旅は、発着地であるケープタウンやプレトリア・ヨハネスブルグの観光と組み合わせることで、さらに充実したものになります。ケープタウンでは喜望峰やサファリ、ワインランドを、プレトリア・ヨハネスブルグでは歴史と文化、そして都市部からアクセスしやすいサファリを楽しめます。列車の旅程が数日にわたる分、前後の滞在をどう組み立てるかで、旅全体の満足度が大きく変わってくるでしょう。
VELTRAでは、ブルートレインやロボスレイルのツアーはもちろん、今回ご紹介した各種観光ツアーもあわせて予約・比較検討できます。ぜひ、南アフリカならではの豪華列車の旅を、発着地の観光と組み合わせて計画してみてください。
https://www.veltra.com/jp/africa/south_africa/?sid=
YOKKA編集部
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