ファッション、建築、アートの街として知られるイタリア北部の大都市ミラノ。

イタリアの他の観光地に比べて観光名所は少なく、1日で主要なスポットを回ることも可能なため、本記事では、初めてミラノを訪れる方向けに、1日で王道観光地を巡るモデルコースをご紹介します。

みなさんこんにちは!ライターMiruです。

ミラノと聞くと、ファッションやアートなどお洒落なイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

実際、ミラノはイタリア最大級の経済地域で、さまざまな産業が発展している現代的な街です。

しかしイタリアの他の観光地に比べて歴史的な観光名所は少ないため、 1日で主要なスポットを回ることも可能 です。

お買い物をじっくりしたい方、世界三大オペラの一つと言われるミラノ・スカラ座で公演鑑賞したい方などは、1泊して2日滞在することをおすすめします。

あまり長い滞在ができない方、他の都市も訪れたい方などへ、今回はミラノの王道観光地を1日で巡るモデルコースをご紹介します。

午前

ミラノ中央駅

巨大ハブステーションとして機能するミラノ中央駅。国内に加え、ヨーロッパ各国の大都市を結ぶ国際列車のほぼ全てが発着し、総面積はなんと東京ドーム8個分。

アイボリーの荘厳な外観が美しく、中に入るとレリーフ彫刻で装飾された巨大なアーケードが見られます。世界的建築家のフランク・ロイド・ライトが『世界で最も美しい駅』と称賛したといわれています。

ファッションやコスメ、雑貨などバラエティー豊かなショップが立ち並び、ファストフード店やカフェ、バルなどのレストランもたくさん充実しています。

老舗カフェ『Cova』でティータイム

ミラノの老舗カフェ『Cova』は、今や日本にも店舗展開される有名店。200年もの歴史がある本店を訪れてみませんか。

お値段は少し張りますが、贅沢な雰囲気を味わうことができます。

かわいらしいデザインのカップに入ったコーヒー、イタリア名物のティラミス、マリトッツォなどが楽しめます。長い1日に向け、お腹を満たしましょう。

ドゥオーモ

135本もの尖塔が天を突き刺すように建てられたゴシック建築の一大傑作。14世紀後半に着工され、正面が完成したのは、19世紀ナポレオンの時代だったと言われています。見どころとなっているのは、美しいステンドグラスと、地下にある宝物庫、そして屋上から見渡せるミラノの街並みです。

ガレリア

こちらは、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア。ドゥオーモのすぐ横からアーケードに入ることができます。ガッレリアのアーケード両側には、老舗のカフェ、レストランやバーの他、ミラノを代表するファッションブランド店が軒を連ねており、観光客やミラノ市民で賑わっています。

筆者が訪れた年末年始はイルミネーションもたくさん凝ってあり、アーケードが更にきらきらと輝いていました。

トリノの紋章の牡牛

ガレリアの中での人気観光スポットは、床タイルにあるトリノの紋章の牡牛(トリノはイタリア王国最初の首都)。

牛の急所をかかとで踏みつけながら回転すると幸せになると言われていて、その人気は順番待ちするほど。是非トライしてみましょう。

ミラノ・スカラ座

外観からは想像しがたいこの内観の煌びやかさは、さすが世界三大オペラの一つ。

スカラ座の内部には、博物館が併設されており、楽譜や衣装など劇場関連の様々な展示が行われています。 劇場の内部も観光可能 なので、観劇する時間のない方は博物館に入館するのがおすすめです。

午後

モンテナポレオーレ通り

ファッションの発信地ミラノへ来たならば、見ておきたいのがモンテナポレオーネ通り。プラダ、グッチ、フェラガモ、フェンディなどイタリアを代表するブランドが勢揃いしています。
約500メートルあるこの通りを歩くと海外セレブになった気分にもなれ、華やかなショーウィンドーを眺めるだけでも心が弾みます。

スフォルツェスコ城

ミラノ公国の歴史を今に伝える要塞で、城壁の周りには堀もあり、強固な守りであったことがわかります。

中にはスフォルツェスコ城博物館(市民博物館)もあり、ミケランジェロの未完の傑作「ロンダニーニのピエタ」とレオナルド・ダ・ヴィンチが設計した「板張りの間」などが見どころです。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

ミラノの観光スポットの中で、必見の観光名所と言えば「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」。ここには、世界遺産に認定されたレオナルドダ・ヴィンチ作「最後の晩餐」があります。

「最後の晩餐」を観光するには、 事前予約が必要 となりますので、こちらを回る予定の方は、手配を済ませて行くようにしてください。

アペリティーボ

イタリアのディナーは20時開始が多く遅めなため、少し前に食前酒を楽しむアペリティーボという習慣が1990年代に始りました。 ドリンク一杯分を支払うと、おつまみなどが無料でついてくる なんともお得な仕組み。このアペリティーボは実はミラノ発祥なのです。

おつまみ は、ポテトチップスやナッツ類、サンドウィッチなど、お店によって様々。ミラノでは、ブッフェスタイルが主流で、豪華なおつまみが食べ放題!夜ご飯を控えている人は、食べすぎに注意しましょう。

スプリッツ

アペリティーボでの定番カクテルといえば、オレンジ色が美しい『スプリッツ(Spritz)』。

プロセッコ、アペロール(Aperol)というリキュール、ソーダを合わせてオレンジのスライスを入れたもの。甘くてほろ苦い味が特徴で、飲みやすいドリンクです。プロセッコ、アペロール自体、お土産にも喜ばれるイタリアならではのお酒です。

ミラノ南部のナヴォリ地域が特に素敵なバルが多いようですが、いたるところにバルが見かけられますので、通りすがりのお店に寄ってみても良いでしょう。

ミラノ名物料理ディナー

ミラノに来たならば食べておきたい名物と言えば、日本でもおなじみの ミラノ風ドリア 。サフランを使ったシンプルな黄金色が特徴で、イタリア語では『リゾット・アッラ・ミラネーゼ』と呼びます。粉チーズをたっぷりかけて贅沢にいただきましょう。

また、 ミラノ風カツレツ 『コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ』も外せません。

これら郷土料理が食べられるのがこちらのお店。

『Osteria italiana』

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ミラノ中央駅付近にあり、そのままミラノを去る予定の方にもアクセス抜群です。

人気店でにぎわっている為、 予約しておくと安心 です。電話可能な方は席を確保しておきましょう。

洗練されたミラノへ旅に出よう!

歴史とモダンが融合した魅力ある街ミラノの観光を、以上モデルコースで紹介しました。それぞれ興味のある場所をチェックし、時間配分して計画を立ててみてください。(人混みを避けたい場合は 早朝からのスタートをお勧め します。)

効率よく楽しく、ミラノの街を巡りましょう!

https://www.veltra.com/jp/europe/italy/milano/?sid=1554


Miru

余暇プランナー

エジプト在住歴3年半、本業はカイロオペラハウス所属のプロバレリーナ。大阪で生まれ育った関西人です。 ロシアやアメリカに留学経験もあり、国内外旅行好き。 海外生活での体験を活かし、観光やグルメなどの記事をメインに皆様に共有できればと思っております。 よろしくお願いいたします。

今年こそ海外へ!【2023年版】ミラノ王道観光モデルコース

情報提供元: YOKKA
記事名:「 今年こそ海外へ!【2023年版】ミラノ王道観光モデルコース