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全国のご当地雑煮を楽しめるお店をご紹介する前に、東京のお雑煮とはどんなものなのかをご紹介します。知っておくと他の地域との違いが解りやすく、より楽しめますよ。
東京のお雑煮の汁は、 一般的に昆布と鰹のあっさりとした合わせ出汁に醤油とみりんで味をつけた甘めのすまし仕立て です。具材は、鶏肉やしいたけ、小松菜やほうれん草などの青菜、なるとに焼いた角餅が入っているのが特徴。
小松菜派とほうれん草派、なると派とかまぼこ派と言った具合に、 家庭によって入れる具材が異なっている ようです。
東京都内で味わえるご当地雑煮のお店をご紹介します。
それぞれ全く違ったお雑煮なので、いろいろ食べ比べるのも楽しいですよ。
「雑煮屋鳥居」は、1年中お雑煮を味わえるカウンターメインの小さなお店です。
こちらでは、 「西の椀」「東の椀」が用意されており、西と東のお雑煮の食べ比べができる のが特徴。
「西の椀」「東の椀」は、 毎月都道府県が変わるため、さまざまな地域のお雑煮が味わえます 。
どのお雑煮も、出汁や具材の一つひとつにこだわり、注文を受けてから丁寧に作る絶品ばかり!お正月はもちろんのこと、毎月通う常連さんも多いようですよ。
https://twitter.com/zouniya_torii
「ももてなし家」は、新橋駅すぐそばの鳥取県と岡山県のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」の2階にあるレストランです。
鳥取県と岡山県の食材を使用したメニューやご当地グルメを味わえるビストロで、 お正月は期間限定でお雑煮が登場! 期間限定のお雑煮フェアは、毎年大人気で多くの人が訪れています。
鳥取県のご当地雑煮として味わえるのは、 鳥取県東部から中部地域で食べられているという「小豆雑煮」 。小豆の煮汁にやわらかく煮た丸餅が入っている、全国的にも非常に珍しい甘いお雑煮です。
鳥取県日南町産「ひめのもち」が、ぎっしり小豆の粒が入った汁の中に入っており、食べ応えも抜群 です。
食事というよりも、 スイーツ感覚で楽しめるお雑煮 です。
岡山県のご当地雑煮として味わえるのは、 ブリの入った「ブリ雑煮 」。
ブリを使用した醤油がベースのつゆに、大ぶりのブリの切り身と人参、大根、青菜などの野菜、岡山県庄村産の「ひめのもち」が入った具沢山の優しい味わいのお雑煮 です。
岡山県では具沢山のお雑煮が一般的。シンプルに素材の味を楽しめる、満足度の高いお雑煮です。
家族や友人と訪れて食べ比べするのもおすすめですよ。
https://www.torioka.com/eat/
「かおりひめ」は、新橋駅のすぐそばにある香川県と愛媛県のアンテナショップ「香川・愛媛せとうち旬彩館」の2階にある居酒屋さんです。
香川と愛媛の郷土料理や瀬戸内の旬の味覚を、東京に居ながらにして味わえると人気。
毎年お正月は期間限定で、香川県と愛媛県のご当地雑煮を味わうことができます 。
香川県のご当地雑煮は、 いりこ出汁の白味噌仕立ての汁に餡子入りの丸餅と、紅白を意味する大根と人参が入っている個性的なタイプ 。
食べなれていない人には驚きの組み合わせですが、 優しい甘さの餡子と甘みの効いた白味噌の汁、やわらかいお餅のコラボレーション は、一度味わえば病みつきになる人続出です。
一方、愛媛県のご当地雑煮は、 魚介ベースのすまし汁に丸餅が入ったタイプ が一般的で、具材は家庭ごとに違うそうです。
こちらのお店でも、 あっさりとしながらも魚介の旨味を感じられるすまし汁に、丸餅と野菜の入ったお雑煮 を味わうことができます。
同じ四国でも、こんなにも違うお雑煮が食べられていることに驚かされます。家族や友人などと訪れて、ぜひ食べ比べてみてくださいね。
https://kaorihime.com/
「だるまや餅菓子店」は、食べ歩きで人気の十条銀座商店街にある、昭和22年創業の甘味喫茶です。
無添加・オーガニックにこだわった体に優しいメニューにこだわっているのが特徴。素材の良さを存分に感じられると評判です。
そんなこちらの期間限定でいただけるお雑煮は、 無添加の京都の白味噌雑煮 。
店主が京都で出会った雑煮の良さを伝えたいと思い、100回以上も京都に通って「これだ」と思った味を再現 しているとのこと。
昆布と鰹の合わせ出汁に、京都の「山利(やまり)」の無添加の白味噌を合わせた汁に丸餅のみのシンプルなお雑煮で、素材本来の持ち味を存分に味わうことができます。
濃厚な味噌の風味と優しい甘さで、醤油ベースのお雑煮を食べなれている関東の人にも好まれる白味噌雑煮 ですよ。
https://jujo-ginza.com/shop/%E3%81%A0%E3%82%8B%E3%81%BE%E3%82%84%E9%A4%85%E8%8F%93%E5%AD%90%E5%BA%97/
「虎屋菓寮 東京ミッドタウン店」は、京都発祥の老舗和菓子店「とらや」の直営の菓寮です。「とらや」ならではの和菓子をモダンな店内で味わえる人気店です。
こちらのお店で毎年1月限定で味わえるのが、 関東ではなかなか味わえない本格的な京風雑煮 。
京都ならではの 白味噌仕立ての汁の中に、丸餅、京都の伝統野菜である海老芋や京人参、大根が入っており、上にはかつお節がのせられています 。
白味噌は京都の「本田味噌本店」のものを使用しており、 甘くてとろみのある濃厚な味わいのお雑煮 です。
ねっとりとした海老芋ややわらかいお餅との相性も抜群!毎年楽しみにしている常連さんも多いそうですよ。
https://www.toraya-group.co.jp/toraya/shops/detail/?id=13
お正月に欠かすことができないお雑煮。地域によって、味付けや具材などが全く違っていて面白いですね!
その地域を訪れなくても、お正月は東京都内でさまざま地域のお雑煮を味わうことができます。
今年のお正月は、お雑煮で食の旅を楽しんじゃいましょう!
出典・参考
余暇プランナー
フリーライターのpomekko(ポメっこ)と申します。アパレル業界、ネイリストの経験を持ち、旅とおしゃれ、美味しいものが大好き。今はガレットとクレープにはまっています。奈良在住ですが、大阪・京都に詳しく、休日は大阪や京都にいることが多いです。みなさんが、「楽しそう」「参考になった」と思ってもらえる情報を発信できるよう頑張ります。