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ロンドン・パス(The London Pass)は、有効期限の間ロンドンにある観光スポットやアトラクションに入場できるアプリです。 利用できる場所は80以上あり、1日乗り降り自由な観光バスツアーとテムズ川のボートクルーズも含まれています。 オーディオガイドやギフトショップでの割引が受けられるスポットもあるので、 ロンドンの観光スポットを少しでも多く回りたい方におすすめ です。
ロンドン・パスの有効期限は1日だけから2日〜7日、10日間のいずれかから選べ、それぞれに大人用と子供用があります。有効期限は最初に使う日から連続でカウントされるので、他の都市への観光は挟まないようにしましょう。
入手方法はオンラインと現地購入の2通り です。しかし、現地購入も最終的にオンラインでの購入となるため、旅行前に公式サイトなどを通じて購入した方が得策でしょう。ロンドンの地下鉄やバスなどで使えるビジターオイスターカードもオプションで追加できます。
購入したロンドン・パスの使い方は、 現地で使うスマホにアプリを入れて入口でQRコードがある画面を見せるだけ です。場所によってはチケット売り場で提示して紙のチケットを受け取ることもあります。
ただし、以下の点にはくれぐれも注意してください。
予約は購入後から可能で、施設を予約したからといってもロンドン・パスが利用開始とならないので安心してください。回数制限があるため、入場料金の合計が上限に達する心配は不要でしょう。しかし、乗り降り自由のバスツアーやボートクルーズは朝から利用を開始した方がお得感があります!
※2023年6月時点
ロンドン塔(Tower of London)はタワー・ブリッジの側にある観光名所です。 11世紀に要塞として建造され、王宮や牢獄など役割を変えながら1000年以上の歴史を見つめてきた ことから世界遺産に登録されています。
見どころの多いロンドン塔ですが、必見スポットは ジュエル・ハウス でしょう。イギリス王室が持つ王冠や宝珠、王笏といった宝物が展示されており、非常に見応えがあります。特に十字架がついた王笏につけられた巨大ダイヤモンドは532.2カラットで、無色のダイヤモンドとしては世界最大です。
また、お酒のジンのボトルデザインでおなじみの ビーフィーターにも会える のもロンドン塔の魅力。正式名ヨーマン・ウォーダー(Yeoman Warder)と呼び、現在はロンドン塔のガイドとしてロンドン塔の歴史を伝えています。
https://www.hrp.org.uk/tower-of-london/
ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)は、1066年から戴冠式が執り行われ続けるイギリス王室と強いつながりを持つ世界遺産。 2022年9月にはエリザベス2世女王の葬儀が、2023年5月にはチャールズ国王の戴冠式が行われたこともあり、ご存知の方も多いでしょう。
11世紀に修道院として建てられたウェストミンスター寺院は、改築を重ねられ現在のゴシック様式の教会となりました。中でも 「ヘンリー7世チャペル」 は一際壮麗で美しく、側廊にはエリザベス1世やスコットランド女王メアリーの墓などがあります。北側にある 「聖マーガレット教会」 にあるものも含め、色とりどりのステンドグラスも圧巻なのでぜひチェックしてみてください。
https://www.westminster-abbey.org/ja
セント・ポール大聖堂(St. Paul's Cathedral)は、イギリス史上最も偉大な建築家と讃えられるクリストファー・レンの最高傑作として有名な ロンドン観光のハイライト です。バロック様式をベースに、ルネサンス様式のドームや新古典様式のファサードなどを採り入れながら 1675年から35年の歳月をかけて建造 されました。
建物は約111mの高さがあり、教会としては世界最大級の大きさを誇る セント・ポール大聖堂は、内部も豪華です。ドームの天井には聖パウロの生涯における8つの場面を描いたモザイク画があり、聖歌隊席もきめ細やかな装飾が施されています。 500段以上の階段を登ってドームの外側に出るとロンドン市内を360度見渡せる ので、体力に余裕があればぜひ立ち寄ってみましょう。
ロンドン中心部から1時間ほど離れた郊外にあるウィンザー城(Windsor Castle)。 居城としては世界最古かつ最大 を誇っており、公務のない時期にイギリス王室の方々がお住いになるプライベート・アパートメントが敷地内にあります。一番の見どころは、 ラウンド・タワーが印象的なステート・アパートメントにある金色のセレモニールーム でしょう。 メアリー王妃のドールハウスやセント・ジョージ礼拝堂といったスポットも必見 で、日本語対応のマルチメディアガイドを使いながら見学できます。
ただし ロンドン・パスを使う場合、入場は13時から という制限がある点に注意が必要です。周辺の城下町の散策や、城の南に伸びるザ・ロング・ウォークからの景観を楽しむとよいでしょう。
https://www.rct.uk/visit/windsor-castle
テムズ川を遡った郊外にあるハンプトン・コート宮殿(Hampton Court Palace)。 広大な庭園とレンガ造りの建物が特徴的 で、テレビや映画の撮影に使われることもある有名な観光スポットです。 チューダー期のイングランド王ヘンリー8世の邸宅 であったことから、この宮殿が舞台となった当時のエピソードも豊富です。
建物内部には壮大な大広間や礼拝堂などがあり、見どころがたくさんあります。しかし、それらと同等に注目してほしいのが庭園です。建物の北側には 世界最古の迷路庭園 が、東には 大噴水庭園 、南には池のある ポンド・ガーデン とバロック様式の プリヴィ・ガーデン があります。チケット売り場の近くには バラ園 もあり、春と夏に訪れると一層美しい光景に出会えるでしょう。
https://www.hrp.org.uk/hampton-court-palace/
東半球と西半球の境界線である本初子午線。その基準となる経度0を決めた場所が、世界遺産にも登録されているグリニッジ王立天文台(Royal Observatory Greenwich)です。17世紀のイギリスでは、より安全に遠洋航海を行うために正確な経度を測る手段が求められ、天文学の研究がチャールズ2世により命じられたのが建造のきっかけです。
現在は天文台として使用されていませんが、 イギリス最大の望遠鏡や発明品の数々が展示 されています。また、上から落ちることで13時を知らせる屋根の上にある赤いタイムボールは、天文台のシンボルとして観光客の注目の的となっています。公園内にある 本初子午線(The Prime Meridian)を跨いで、東半球と西半球の両方に片足を乗せている状態の記念撮影もおすすめ です。
https://www.rmg.co.uk/royal-observatory
https://www.google.com/maps/d/embed?mid=1jmrR7J9wKP_7VFy5wP5WyUf6VA0tw1I&hl=ja&ehbc=2E312F
観光スポットが多いロンドンですが、場所によってはロンドン・パスを使うとチケット売り場に並ばずに直接入口から入場でき、時間と費用の両方でコストダウンが見込めます。あらかじめ自分が行きたい場所をリストアップして対象になっているか確認しておくと、効率的なロンドン旅行のスケジュールが立てられるでしょう。
https://www.veltra.com/jp/europe/uk/london/?sid=1554
出典・参考
余暇プランナー
1987年生まれの和歌山県在住のフリーライター、C.Wakisakaと申します。季節の風景・歴史・スイーツが好きで、カメラを持ってよくおでかけしています。関西を中心に一人旅や家族で日帰り旅行をするのが大抵ですが、時には夜行バスを使っての東京への弾丸日帰り旅行も。海外旅行はマカオ・パリ・南ドイツ周遊の経験があり、特にドラクエの雰囲気やメルヘンらしさを感じられるドイツを愛しています。「行ってみたい!」と思える情報を発信できればと思っています。
【2023年版】ロンドン・パスを徹底解説!購入方法や使い方、おすすめ対象施設も紹介