【関東近郊】今からでも間に合う！秋冬の花火大会6選
花火大会といえば夏の風物詩。しかし、秋冬シーズンにも楽しめる花火大会もたくさんあるのです。
澄んだ空に広がる花火は夏の花火とはまた一味違った輝きを感じられるもの。今回は関東近郊で秋冬に楽しめる花火大会6選をご紹介します。
秋冬に楽しめる花火大会6選
土浦全国花火競技大会
茨城県土浦市で開催される土浦全国花火競技大会は、今年は11月4日に開催されます。
航空隊殉職者の慰霊や関東大震災で疲弊した土浦に活気をもたらすべく、1925年(大正14年)に始まった伝統ある花火競技大会です。スターマインという連続発射花火は圧巻の景色！花火師たちの多くの時間と労力そして心を込めて作られた数百発もの花火たちが、絶妙なタイミングと絶妙な色の変化で秋空を彩ります。この景色を求めて例年70万人あまりもの観客が集まるのです。
この花火大会では3部門で花火を競い合います。1つ目は連続発射花火の「スターマインの部」、2つ目は尺玉という大型花火である「10号玉の部」、3つ目はユニークさを競う「創造花火の部」です。全国の花火師にとっては技術を競い合う大切な大会でもあるのです。
秋田県大仙市の「大曲の花火」、新潟県長岡市の「長岡まつり大花火大会」と並んで「日本三大大花火大会」の一つにも数えられるこちらの花火大会。最も優秀な花火師には内閣総理大臣賞が授与され、これは秋田大曲と土浦のみで授与される最高の栄誉だそう。それだけ全国の花火師たちの丹精込めて作られた花火の迫力を味わうことができる大会です。桜川の河岸は無料観覧エリアとして開放されます。
【基本情報】
- 開催日時：2023年11月4日(土) 午後5時30分
- アクセス：最寄りの駅はJR常磐線土浦駅です。上野駅から普通電車で約70分、特急電車で約45分かかります。（JR土浦駅から花火大会会場へはシャトルバスを運行いたします。シャトルバスを利用しますと会場までは10分程度です。）
- 有料席：詳細は こちら をご確認ください。
https://www.tsuchiura-hanabi.jp
NARITA花火大会 in 印旛沼
千葉県成田市で開催されるNARITA花火大会は、他にない音楽と花火のシンクロが魅力な花火大会。市民ボランティアにより運営されていることに触発された丸玉屋が、夜空の花火と手元のカードの絵柄を合わせて遊ぶ「花火deBINGO！」や、観客の手拍子と花火がシンクロする「rhythm-and-fire」など観客と花火とが一体となったさまざまな企画を考え、2010年、世界初の観客参加型花火大会としてグッドデザイン賞を受賞しました。
ラスト1分間に1500発もの花火が打ち上がる演出も見逃せないポイントです。
【基本情報】
- 開催日時：2023年11月4日(土) 午後6時
- 開催場所：成田ニュータウンスポーツ広場
- アクセス：成田駅にしぐち、成田湯川駅、公津の杜駅よりシャトルバス運航予定
- 有料席：詳細は こちら をご覧ください。
秩父夜祭
江戸時代から300年以上もの歴史を誇る秩父夜祭では、2日間にかけ笠鉢と屋台囃子の山車が街中を盛り上げます。かつては生糸や絹織物による繁栄を称えたお蚕祭りと呼ばれ、秩父の歴史に欠かせないお祭りです。
京都の祇園祭、飛騨の高山祭と並び「日本三大曳山祭」に数えられ、2016年には「秩父祭の屋台行事と神輿」を含む33件がユネスコ無形文化遺産に登録されました。屋台の両袖に設置される特設舞台で行われる秩父歌舞伎やひき踊りも国指定重要無形民俗文化財としても指定されており、お祭りをより一層華やかに盛り上げます。
秩父夜祭で最も賑わうのが、2日目。早朝から翌朝まで山車が曳き回され、日中と夜とでまた違った趣きを楽しむことができます。ご神幸行列と呼ばれる急坂である団子坂を引き上げられる笠鉢と屋台、これに合わせて行われる盛大なスターマイン花火は、日本の伝統文化を感じられる絶景です。
【基本情報】
- 開催日時：2023年12月2日(土)、12月3日(日)
- アクセス：最寄り駅 秩父駅、お花畑駅、西武秩父駅
- 有料席：詳しくは こちら をご覧ください。
お台場レインボー花火2023
12月の土曜日に4週にわたって開催されるお台場レインボー花火。お台場のシンボルでもある自由の女神像から冬空に打ち上げられる花火と東京の夜景のシンクロは絶景です。昨年は3年ぶりに開催され、クリスマスの日には音楽と連動したミュージック花火が実施されました。
お台場海浜公園からは真正面に迫力ある花火を楽しむことができ、テレコムセンターの展望台からは日本夜景遺産にも登録される東京の夜景と花火を同時に楽しむこともできます。周辺のヒルトン東京お台場やグランドニッコーホテルお台場からも花火が見えるお部屋やプランも。記念日などの特別の日にも素敵な思い出になりそうですね！
ダイバーシティ東京やアクアシティお台場、フジテレビなど多様なエンターテインメント施設が集まるお台場で、遊びきった1日の締めくくりに、冬空に広がる花火を楽しんでみてはいかがでしょうか？
【基本情報】
- 開催日時：2023年12月2日、9日、16日、23日（土）午後7時より5分間
- アクセス：新交通ゆりかもめ お台場海浜公園駅、りんかい線東京テレポート駅
https://www.tokyo-odaiba.net/rainbow2023/
熱海海上花火大会
1952年(昭和27年)から始まった歴史ある熱海海上花火大会は、年15回以上も開催される熱海の名物。
熱海の花火の大きな特徴は、フイナーレを飾る大空中ナイアガラ！会場全体から打ち上がるスターマインは、銀色の花火の輝きが空を埋め尽くします。
そして3面を山に囲まれた熱海の地形ならでは、まるでスタジアムのように響く花火の音は体の芯から感動を揺さぶります。
【基本情報】
- 開催日時：秋の花火大会 2023年11月19日(日)、冬の花火大会 2023年12月3日(日)、12月23日(土)、 2024年2月12日(月)、2月24日(土) 午後8時20分より20分間
- アクセス：熱海駅から徒歩15〜20分
- 観覧場所：サンビーチ海水浴場〜熱海港まで海岸線一帯
https://www.city.atami.lg.jp/event/1009037/1001205.html
河口湖冬花火
雪に覆われた富士山と冬の澄んだ空の花火、河口湖に映る逆さ花火が絶景な河口湖冬花火大会。打ち上げ場所は大池公園（メイン会場）、畳岩、八木崎公園の3箇所。花火から一番近い大池公園のメイン会場からは大迫力の花火が楽しめますが、湖畔のどこからでも花火を楽しむことができます。3箇所の打ち上げを同時に見たい場合は、船津浜駐車場や小曲展望広場もおすすめです。
また河口湖周辺の宿泊施設からも花火を楽しむことができ、とても人気。ホテルからの絶景を楽しむのであれば早めのご予約がおすすめです！
【基本情報】
- 開催日時：2024年1月20日～2月18日までの土・日曜日及び2月23日（金） 午後8時〜午後8時20分
- アクセス：河口湖周遊バスRedLineに乗車 河口湖ハーブ館で下車
- 観覧場所：大池公園（メイン会場）、畳岩、八木崎公園
https://fujisan.ne.jp/pages/403/
秋冬も、空に輝く花火を楽しもう
Photo by AC写真
秋冬シーズンにも楽しめる花火大会はたくさんあります。澄んだ夜空にこそ映える花火はこのシーズンならでは。
夏シーズンには花火を見逃してしまった、夏とは違った景色を楽しみたいという方も、
さまざまな日本の絶景とともに、楽しめること間違いなしです！ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか？
MINAMI
余暇プランナー
東京拠点に国内外を旅する副業フリーライター。好きなものは旅・舞台鑑賞・ワイン。最近はスノーボートとサーフィンに挑戦中。 『観たことのない世界を覗きにいく』『初めてのものに出会う』『知らないことにチャレンジする』好奇心から、ちょっとだけ自分の見ている世界が広がっていく。これが私の原動力です。「次はここに行ってみたい」が見つかる旅情報を発信していきたいと思います！