エステルオカダアートギャラリーでは、2022年12月17日(土)から1月16日(月)まで、細井えみかによる個展「BODYLESS body」を開催いたします。

「確かめる行為」(2018年)、「覚束ないピント」(2021年)に続き、弊ギャラリーにおいては3度目の個展となる本展では、鉄や異素材を用いた立体作品の新作を発表します。鉄に加え、ボルトやナットなどの工業製品やファブリックなどの異素材を用いて作品を制作してきた細井は、過去いずれの展示においても、一貫して見慣れた日常からくる安堵感や、人の知覚の曖昧さ、そして既知のものへの問いなどをテーマに作品を制作してきました。我々の身近に在る物をモチーフとしているにもかかわらず、硬さと柔らかさを強調するかのような対比的な素材が用いられたり、重力や張力を意識させる構造であったりと、鑑賞者に十分な余白を与えつつ日常における新たな視線を導きます。また、最近では、商業施設を含む様々な場所において精力的に作品を発表しており、素材やテーマに一貫性を持ちつつも、作品がそれぞれの場や空間と呼応しながら展開を続けています。彼女の個展では、展示全体が作品と空間との関係性を意識したインスタレーションとなっている点も特徴的です。


エステルオカダアートギャラリー

参宮橋駅近くのアートギャラリーです。

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情報提供元: YOKKA
記事名:「 【イベント情報】細井えみかによる個展「BODYLESS body」