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実はシルバーウィークにおすすめなのが登山。
と嬉しいメリットがたくさん。
さあ、夏の思い出が詰まった心のアルバムをそっと閉じて、登山靴を履いて秋の足音を探しに行きませんか?
紅葉予想や温泉情報なども含めてシルバーウィークにおすすめの登山スポットをご紹介します。
日光白根山は栃木県日光市と群馬県利根郡片品村の県境に位置し、北関東以北で最も高い 2,578mの標高を誇る日光連山の主峰 です。
日光白根山の魅力はズバリ、 その景観の美しさ!
周辺に2,300メートルを超す座禅山や前白根山、五色山を従え、その内側に五色沼や弥陀ヶ池が点在しています。どの季節に訪れてもそれぞれ違った魅力を見せてくれます。
「山頂から望む 男体山と中禅寺湖 の美しい共演」や「 360度広がる 関東の名峰たちの壮大な眺め」、「日光国立公園の特別保護地区として大切に守られている高山植物の豊富さ」など、その魅力は数え上げるときりがありません。
深田久弥の日本百名山や関東百名山、ぐんま百名山にも選ばれており、多くの人々に愛されています。
田中澄江の「新・花の百名山」にも選定されており、日光白根山にちなんで名づけられた日本固有種のシラネアオイは日本の代表的な山野草です。
(シラネアオイは盗掘などによりその数を減らしています。あの美しい可れんな姿をまた山でたくさん見られるように、大切に守っていきたいですね)
https://www.youtube.com/embed/wjJi2N8OM5w
日光白根山の紅葉は、9月下旬から10月下旬まで楽しめます。
9月下旬に標高の高いところから だんだんと始まり、10月上旬から山全体が色づきはじめ、10月中旬ごろに全体的な見ごろを迎えます。
日光白根山はその 多彩な登山コースも魅力 の一つ。
ロープウェイで一気に標高約2,000メートルまで行ける ので、他のコースよりも短時間で日光白根山の山頂に立てます。
ロープウェイ山頂駅から日光白根山山頂までは 多数のコースがあり 、体力によって往復するか周回するか選べます。
初心者や小さなお子さん連れに人気のコースですが、一部ガレ場やザレ場もあるので注意して登ってください。
https://www.marunuma.jp/green/climbing/
標高1,735メートルの登山口から3時間余りで山頂に立てるこのコース。
人気のコースですが、 急登が続くので健脚者向き です。
https://www.yamakei-online.com/trailhead/detail.php?id=1551
標高1480メートルの登山口から山頂を目指す 一番距離の長いコース です。
ガレ場や急な登りが続くため、健脚者向けです。
次第に姿を現す白根山の姿は壮大で、コース途中の前白根山から眺める日光白根山と眼下の五色沼のコラボレーションはまるで絵画のような美しさ。
日光白根山が一番美しく見える場所です(と、私は思います)。
https://www.yamakei-online.com/trailhead/detail.php?id=1549
標高1843メートルの登山口から山頂を目指します。一部、足場が悪く、ロープのある箇所があります。
日光白根山の中では、なかなか いぶし銀な登山コース です。
https://www.yamakei-online.com/trailhead/detail.php?id=1550
日光白根山は2500メートルを超える山です。ロープウェイや初心者向けコースがあるとはいえ、 きちんとした登山装備があることは必須 です。山頂周辺は不安定な岩場やガケが多いため、下りはとくに慎重に。
また、日光白根山は 活火山 です。現在は噴火警戒レベル1で、静穏な状況がしばらく続いています。御嶽山の事例もあるので、 事前情報は必ず確認 するようにしましょう。
https://www.data.jma.go.jp/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/302.html
シルバーウィーク、街は夏の暑さがまだまだ残るとは言え、2500メートルの山はすっかり秋。
9月の日光白根山山頂周辺の平均気温は7.7℃ で、最高気温は11.4℃、最低気温は4.4℃です。
日帰り登山の服装と装備が基本 です。下記サイトによくまとまっているので、ご確認ください。
https://www.montbell.jp/generalpage/disp.php?id=570
日ごとに気温差の大きい日が増えるので、脱ぎ着しやすい服装にして、 こまめに体温調整する ことが大切です。
休憩中や万が一の事態に備えて、 フリースなどの防寒着 を持参しましょう。 グローブ は、グリップ用と保温用の 2種類 あるといいですね。
噴火や水蒸気爆発に備え、 ヘルメットやゴーグル、マスク などを持参しましょう。
代表的なのは、栃木県側の登山口でもある 湯元温泉郷 。湯は硫黄泉で、神経痛やリウマチに効く効能豊かな名湯が登山の心地いい疲れを癒してくれるでしょう。
その他にも、下記の温泉があります。それぞれ泉質も効能も多様です。Myベスト温泉を探してみるのも楽しいですよ。
※新型コロナウイルスの影響で日帰り入浴の営業を見合わせていたり、時間を短縮していたりする場合があります。 ご利用の前に必ず温泉施設にご確認ください。
【群馬県側】日光白根山ロープウェイセンターステーション2階 座禅温泉
https://www.marunuma.jp/green/spa/
【栃木県側】休暇村日光湯元
https://www.qkamura.or.jp/nikko/oneday/
~番外編~【足湯】あんよの湯
https://www.city.nikko.lg.jp/nikkokankou/kankou/nikko/onsen/anyonoyu.html
日光を代表するグルメと言えば「湯波料理」。日光市内には湯波料理を楽しめる多数の日本料理屋があります。
https://www.pref.tochigi.lg.jp/c05/tib/6ch/nikko/014.html
せっかく日光白根山に来たのですから、深い自然と歴史を持つ日光もぜひ楽しんでください。
徳川家康公を祀る「日光東照宮」。ユネスコ世界文化遺産。
https://www.toshogu.jp/
日光国立公園内にある、400ヘクタールに及ぶ広大な湿原。多彩な動植物の生息地でもあり、周辺にはハイキングコースもあります。
https://www.tochigiji.or.jp/spot/s5878
日本三名瀑の一つ。97mを一気に落下する滝の姿はまさに圧巻。
https://www.tochigiji.or.jp/spot/s5854
男体山の麓、奥日光の入り口に佇む中禅寺湖。秋の紅葉は見事で、遊覧船に乗って水上から男体山を眺めるのが人気です。
https://www.tochigiji.or.jp/spot/s5902
マイカーで約3時間、電車+バスで4~5時間。詳しくは下記サイトでご確認ください。
フリーパスやセット券など各種お得情報もお見逃しなく!
【群馬県側】日光白根山ロープウェイ
https://www.marunuma.jp/green/access/
【栃木県側】湯元温泉登山口
https://www.qkamura.or.jp/nikko/access/
一般的に「尾瀬」とは、「尾瀬国立公園」のことを言います。
国立公園内は、群馬・福島・新潟の3県にまたがる 日本有数の山地湿原である「尾瀬ヶ原」 と、火山の噴火により出来た 「尾瀬沼」 、周囲に 日本百名山の「至仏山」 、東北最高峰の 「燧ケ岳(ひうちがたけ)」 などの名峰を抱える、 雄大な自然の宝庫 です。
整備された幾多の ハイキングコースは実に多彩 。
登山の初心者から経験者まで、四季を通じた色とりどりの自然を楽しめます。
尾瀬の最大の魅力はズバリ、 「湿原」 です。尾瀬の湿原は、尾瀬ヶ原を筆頭に、大小さまざまな湿原が点在しており、 幻想的な風景 を作り出しています。その 湿原の規模は本州最大 。東西6km、南北2kmにおよびます。
以下の条約や法律で保護されており、 儚くも美しい荘厳な自然 を後世に伝えています。
https://www.youtube.com/embed/x2O84vfer7c
尾瀬ヶ原の 草紅葉は9月中旬ごろから 始まり、9月下旬から10月中旬には広大な 湿原一帯が黄金色 となります。お日様の光を浴びてきらきら光る草紅葉は、とても幻想的です。
木々の紅葉は10月上旬以降、木の種類や標高によって、順々に色づきはじめます。
都心から尾瀬に行く場合、一般的な 玄関口は群馬県の鳩待峠(はとまちとうげ) です。鳩待峠から尾瀬国立公園内を巡る、「 尾瀬ハイクといえば、ココでしょ! 」の必ずおさえたいコースを紹介します。
【ルート:鳩待峠→山ノ鼻→尾瀬研究見本園→山ノ鼻→鳩待峠】
鳩待峠から山ノ鼻まで散策路を歩き、尾瀬研究見本園を周回するコース。尾瀬研究見本園とは、一周約2km の小さな湿原です。
尾瀬をぎゅっと凝縮 したようなところで、ここだけでも尾瀬の自然を十分に味わうことが出来ます。
【ルート:鳩待峠→山ノ鼻→牛首分岐→ヨッピ吊橋→竜宮十字路→牛首分岐→山ノ鼻→鳩待峠】
尾瀬ヶ原の美しさをたっぷり堪能できるコース。定番中の定番コースで、 尾瀬と言ったらまずこのコース は外せない!一度は来るべき!味わうべき!
【ルート:鳩待峠→山ノ鼻→牛首分岐→ヨッピ吊橋→東電小屋分岐→見晴→竜宮十字路→牛首分岐→山ノ鼻→鳩待峠】
②の延長版のようなコースで、 尾瀬ヶ原をぐるりと周回 します。奥へ進むほど人は少なくなり、静かな尾瀬を楽しめます。
標高差は他と変わらず、危険な個所もありません。距離が長いため難易度は中級にしました。
紹介した 3つのコースはいずれも、燧ヶ岳、至仏山など名峰の景観も楽しめます。
天候や体力に合わせてお好きなコースを選んでくださいね。
尾瀬は 木道 が整備されているので、危険な個所はほぼありません。適度に休憩を取り、ゆっくりと自分のペースを守って歩きましょう。
雨などで 木道が濡れると大変滑りやすくなります! 注意してください。
9月に入ると忍び寄る尾瀬の寒さ。この寒さが紅葉を美しく色付かせてくれます。
一方で、登山者は注意が必要です。尾瀬の気温は東京と比べると10℃から15℃ほど低いと言われています。
尾瀬の9月の平均気温は13℃ で、シルバーウィークは9月の中旬から下旬なので、 10℃あたり まで下がる可能性があります。
【9月中旬の服装】
気温差が激しくなる時季なので 防寒具は必需品 です。
ハイキング中は長袖1枚に上着、休憩中はもう1枚フリースなどを着る位がベストでしょう。
【9月下旬の服装】
下旬ともなるとかなり寒い日があります。
防寒具の他に手袋やニット帽などもあるといいでしょう。
霜が降りることもあり、 東京の冬の寒さと同等 と考えていいでしょう。
登山やハイキングの服装や装備として、下記リンクのサイトによくまとまっています。参考にしてください。
https://www.montbell.jp/generalpage/disp.php?id=570
尾瀬国立公園内の山小屋にある温泉 です。上で紹介したルート③の「もっと足を延ばしてみよう!ぐるりと尾瀬ヶ原周回コース」の、東電小屋分岐を北に進んだところにあります。
鳩待峠から徒歩で約4時間。 尾瀬の山小屋で温泉に入れるのは、こちらの尾瀬温泉小屋だけ。
日帰り入浴はありません。小屋で1泊してのんびり温泉を楽しみましょう。温泉は赤田代温泉。23℃のカルシウム硫酸塩冷鉱泉を沸かして使用しています。皮膚病や動脈硬化などに効き、嬉しい美肌効果も。
2022年の秋の営業日は9/16(金)から10/15(土)の泊まりまでの予定です。要予約なのでご注意ください。
https://oze-onsengoya.com/
群馬県片品村にある、1990年代に開湯した 新しい温泉地 。尾瀬帰りの登山客が山の汗を流しに多く訪れます。
20数棟の旅館が引湯しており、泉質は硫酸塩泉やアルカリ性単純温泉で神経痛やリウマチなどに効能があります。
素朴ながらも味わい深い尾瀬戸倉温泉郷。 ハイキングで疲れた身体にしみる温泉。お湯に浸かって「あ゛ーー…」と唸っちゃってください。
・尾瀬ぷらり館 戸倉の湯(アルカリ性単純温泉)
https://oze-katashina.info/kanko/104/
・尾瀬戸倉温泉旅館 玉泉(アルカリ性単純温泉)
https://gyokusen.net/
※新型コロナウイルスの影響で日帰り入浴の営業を見合わせていたり時間を短縮している場合があります。 ご利用の前に必ず温泉施設にご確認ください。
温泉宿と食堂が併設したお店。 店主が地粉と手打ちにこだわったお蕎麦は絶品。 さくさくの天ぷらもボリュームがあって、新鮮な野菜、山菜、キノコと盛りだくさん。温泉もあるので泊りで楽しむのもおすすめです。
https://oze-katashina.info/kanko/2748/
尾瀬の玄関口である鳩待峠にある休憩所。花豆は群馬県片品村の特産品ベニバナインゲン。
花豆をたっぷり使用したソフトクリームは、 あずきのようなまろやかな甘さ 。
https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d25528.155032705068!2d139.18312840197532!3d36.88988465921252!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x601e39dfaa848cb5%3A0xdd68ef10123e7450!2z6bOp5b6F5bOg!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v1661320199614!5m2!1sja!2sjp
群馬県沼田市にある幅30m高さ7mの「吹割の滝」。天然記念物・名勝であり、「東洋のナイアガラ」とも呼ばれています。周辺には遊歩道も整備されており、滝の音を聞きながら静かな散策も楽しめます。
https://www.numata-kankou.jp/fukiwarenotaki/
尾瀬国立公園と日光国立公園にまたがる清らかな湧水群。平成20年度には「平成の名水百選」に認定されました。
https://oze-katashina.info/meisui/
都心から鳩待峠までのアクセス方法を紹介します。
「津奈木~鳩待峠口」でマイカー規制があるため、いずれの方法でも尾瀬戸倉からはシャトルバス(乗り合いバス)かタクシーで鳩待峠へ向かいます。
関越交通の『尾瀬号』で「新宿バスタ」→「尾瀬戸倉」直通。
尾瀬戸倉(鳩待峠バス連絡所)から関越交通の「鳩待峠」行きシャトルバスに乗車。
https://kan-etsu.net/publics/index/17/
高崎駅でJR上越線に乗り換え、沼田駅から関越交通の路線バスで尾瀬戸倉へ。
「鳩待峠」行きのシャトルバスに乗車。
関越自動車道沼田I.Cを下りて、尾瀬戸倉へ。
マイカーは戸倉の駐車場に停め、「鳩待峠」行きのシャトルバスに乗車。
https://www.tokyo-pt.co.jp/oze/access#
一足早く秋を体験する登山、いかがでしたか?事前情報や天候をしっかりチェックして、ぜひ秋の足音を探しに行きましょう。
出典・参考
余暇プランナー
元々都会育ちですが、登山にハマったのを機に長野県に移住しました。里山暮らしを家族4人で楽しんでます!登山やキャンプが趣味。テントを張って自然の中でダラダラするのが好きです。森の中で昼間から飲むお酒とか最高ですよね。旅も好きで、独身時代にはカナディアンロッキーをバンで寝泊りしながら、山を巡る旅をしたりしました。
【2022年シルバーウィーク】関東のおすすめ登山スポット2選