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株式会社ビズヒッツ(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役:伊藤 陽介)は、扶養内でパートをしている女性341人を対象に「扶養内のパートに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
パートで働きたいと考えている人の中には、「配偶者の扶養内で働ける仕事」を探している人も多いでしょう。
扶養内で働く場合、どのような仕事なら働きやすいのでしょうか。
そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hits( https://bizhits.co.jp/media/ )は、扶養内でパートをしている女性341人に「扶養内のパート」についてアンケート調査を実施。
その結果をランキング形式でまとめました。
調査概要
調査対象:扶養内でパートをしている女性
調査期間:2022年8月23日~9月9日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:341人
回答者の年代:20代 19.6%/30代 45.0%/40代 24.0%/50代以上 11.4%
調査結果サマリー
・扶養内のパートで働くのにおすすめの仕事1位は「飲食店スタッフ」
・扶養内で働くことに満足している人は77.1%
扶養内でパートをしている女性341名に「扶養内のパートで働くのにおすすめの仕事」を聞いたところ、1位は「飲食店スタッフ(61人)」でした。
2位「事務職(60人)」、3位「スーパーのレジ・品出し(50人)」、4位「製造・軽作業スタッフ(33人)」と続きます。
「飲食店」「スーパー」などの接客業が多くランクインしています。
接客業の現場ではシフト制で働くことが多く、短時間勤務でも歓迎してもらえるからでしょう。
また「製造・軽作業スタッフ」「テレホンオペレーター」など、スタッフ数が多く休みやすい職場もランクインしています。
・大手ファストフードチェーン。1週間ごとのシフト提出なので予定を管理しやすく、子どもの病気が理由の急なお休みもサポートしてくれる(27歳)
・カフェ店員。幅広い年齢層が働いているので、扶養内勤務など時間の融通が利きやすいです(29歳)
・飲食店のランチタイムのホール。残業がなく、短時間勤務可能な飲食店が多いからです(37歳)
飲食店は「ランチタイムのみの募集」「仕込みのみの募集」なども行っているので、短時間勤務が可能で、扶養内で働きたい人に向いています。
また扶養内で働きたい人の中には「子育て中」という方も多いでしょう。
シフトが柔軟でスタッフ数も多い飲食店であれば、子ども都合の急な休みをとりやすいメリットもあります。
・商工会議所や団体の事務。週3日ほどで1日4~6時間勤務の仕事が多いので、家事の負担にならず働けます(31歳 女性)
・県庁の会計年度任用職員。勤務時間が固定なので残業がなく、年間収入が扶養範囲内になると確定している(33歳)
・一般事務や事務補助。「扶養範囲内を超えてしまうので、今年はもうシフト入れません」が通じるので。扶養内で働いている人が多い職場だと、理解されやすい(44歳)
パート事務であれば、「扶養範囲内が前提」の募集が出ていることも多いですね。
残業がない職場なら、「残業が増えて扶養の範囲内を超えてしまうかも」とドキドキすることもありません。
体力的にもラクなので、体力に自信がない人や「帰宅後は家事や育児が待っている」という人も働きやすいはずです。
なお「クリニックなら午後だけ、午前だけの勤務ができる」などの理由で「医療事務(10人)」も9位に入っています。
・スーパーの品出し。開店前の品出しが多く、午前中で終わることが多いから(35歳)
・スーパーなどのレジ。シフト制なので扶養内で納まるよう調整しやすい(39歳)
・家庭をもつ女性が多く、いざという時の休みや時間変更に理解が得られます(55歳)
スーパーも「シフト制」「扶養内で働く人が多い職場」なので、扶養内で働きやすくなっています。
「レジ」「惣菜調理」「品出し」など担当が分かれているので、やりたい仕事を選べるのもメリットです。
「早朝のみの勤務」ができる品出し担当なら、日中のスケジュールが立てやすいメリットもあります。
・倉庫でのアパレル製造作業。残業なしなので扶養内におさまる。休みやすい(27歳)
・工場。人が多く、お休みの融通も利く(39歳)
・食品加工工場。融通が利くので、扶養控除範囲を超えそうになったら休みを増やしたり早上がりさせてもらえたりする(42歳)
製造・軽作業の現場はスタッフ数が多いため、シフトの融通が利き、休みをとりやすいのがメリットです。
単純作業が多く仕事を覚えやすいので、短期・単発で空いている時間だけ働く人もいます。
検品や封入など座ってできる仕事なら、体力に自信がない人にもおすすめです。
・募集してるところが多く働きやすい(27歳)
・家庭の都合に合わせて時間帯や曜日でシフトを組めるため(41歳)
・人手不足のコンビニが多く、短時間勤務でも来てほしいという雰囲気がある(46歳)
短時間勤務ができるコンビニも多く、扶養内で働きやすいと感じる人が多いようです。
コンビニはどこにでもあるので、家の近くで働けるのもメリットですね。
またコンビニの仕事はマニュアルがしっかりしており、「一度仕事を覚えてしまえば簡単」というメリットもあります。
・シフトの融通がききやすい。高時給な職場が多いので、短い勤務時間で働ける(24歳)
・割とシフトが自由なので、子どもが急きょ熱を出したときも代わりを探さずに休める(30歳)
・時間帯や曜日を自分の都合に合わせて自由に調整できるから(41歳)
「スタッフが多いので休みやすい」「時給が高く、短い勤務時間で稼げる」ことをおすすめポイントとして挙げた人が多くなっています。
在宅ワークでテレホンアポインターをしている人からは「勤務時間は1時間から3時間ぐらい」という声も。
ただ「コールセンターはクレーム対応でストレスが多そう」と心配する人もいますね。
職場によりますが「通販の受付センター」や「法人専用コールセンター」なら、クレームは比較的少ないですよ。
・人数がそれなりにいるため、家族の急病などで急に休まなくてはならない時でも、代わってくれる人がいる(32歳)
・病院の清掃。残業なしで土日祝日は休みなので、家族と休日があいます。扶養内の短時間勤務ですと、さほど身体への負担もかかりません(38歳)
・ホテルの客室清掃。チェックアウトからチェックインまでの時間内なので、短時間働くのにちょうどいい。時給が高い(40歳)
清掃業務は比較的短時間のお仕事なので、扶養内で働きやすいのが特徴。
同僚の多い職場であれば、休みたいときもお互いに協力できます。
一方で作業中は一人になることが多いので、仕事中に人間関係の煩わしさを感じることは少ないようですね。
扶養内でパートをしている女性341名に「扶養内で働くことに満足しているか」と聞いたところ、「まあ満足している」「満足している」と答えた人が、合わせて77.1%となっています。
多くの人が扶養内で働くスタイルに満足しているとわかります。
プライベートを大切にしながら働くことが「ライフスタイルに合っている」と考える人も多いのでしょう。
・お小遣い稼ぎになるので、生活費が潤います(28歳)
・正社員で働く方が給料は高いですが、晩ご飯を作るのが面倒になってお惣菜を買うことや外食が増えてしまうと思います。短時間で働き、節約する方が自分には合っていました(32歳)
・夫の給料のみで生活費は十分ですが、私がパートをすればさらに貯金できるからです(40歳)
・稼げば稼ぐほど税金を持っていかれてしまうので、今くらいがちょうど良いです(41歳)
・時間に余裕ができ、家事もちゃんとできるから。趣味の時間ももてるから(54歳)
扶養内で働くことに満足しているという人からは「税金の負担減」のほか、「時間的な余裕」についての回答が多く寄せられました。
正社員・フルタイムで働いた経験がある人はとくに、「フルタイム勤務とプライベートを両立するのはツライ」「子どもが小さい時期のフルタイム勤務はキツイ」と感じるのかもしれません。
また配偶者の収入で十分生活していけるという人からは、「パート代を自分のお小遣いや貯金に回せるのが嬉しい」という意見もありました。
・もっとお金を稼いで、好きなものを購入したいから(24歳)
・本当はもっと仕事して、ちゃんとした収入を得たい。夫の収入だけでは不安で、自分の使えるお金がほとんどないため(25歳)
・本当は社会保険ありの職場でしっかり働きたい。しかし扶養を外れても元が取れる「年間160万円以上働けるパート」を見つけるのが難しい(37歳)
・扶養の枠に制限されて稼げないので(40歳)
・収入を扶養内におさめるために、年末は作業を制限する必要があるので、調整が大変(52歳)
不満をもっている人からは「扶養内の収入では少ない」というコメントが多く寄せられました。
本音ではもっと働いて収入を増やしたいものの、税金や働ける時間の都合上、扶養内パートで働かざるを得ない人も多いとわかります。
また「扶養内におさめるために、年末は勤務を調整しなくてはいけないのが面倒」という声も複数ありました。
「時給が上がったら、扶養の範囲内におさめるため勤務時間を減らさないといけない」というケースも。
仕事を評価されて時給アップを達成しても、結局年収が増えないのは悲しいですよね。
扶養内パートとして働きやすいのは「飲食店」「スーパー」「コンビニ」「コールセンター」「製造・軽作業」など、シフト制で働ける仕事です。
扶養内で働くパートスタッフが多い職場なら、雇用主側も勤務時間の調整に慣れています。
また「スタッフ数が多い職場」「家庭をもつスタッフが多い職場」なら、急な休みも気兼ねなくとれる雰囲気であることが多く、働きやすいでしょう。
収入アップを求めず時間に余裕をもって無理なく働きたい人には、扶養内パートが向いています。
反対に「本当はもっと稼ぎたいのに」と思いながら扶養内で働いている方は、時給が高い「派遣社員」「コールセンター」「介護」などの求人を探してみてはいかがでしょうか。
無理のない勤務日・勤務時間で、いわゆる「働き損」にならずに収入を増やせる求人が見つかるかもしれません。
また「働き損」になってしまう年収ゾーンであっても、勤務先で社会保険に加入できれば年金額が増えるなどのメリットはありますよ。
当社では、社名と同じ「Biz Hits」という名の仕事・転職・求人情報サイト( https://bizhits.co.jp/work/ )と、ビジネスの問題解決を考えるメディア( https://bizhits.co.jp/media/ )を運営しています。
また、上記メディア運営の中で得た知識と経験を元に、業務効率化サポート・リモートワークとクラウドソーシング導入コンサルティングも行っております。
株式会社ビズヒッツ代表取締役。
2011年から東京~鈴鹿間でリモートワークによる遠隔経営を10年以上続けており、スタッフの8割以上がリモートワーカーによる複数のWebメディア、求人サイト運営を行う。
その知識と経験を元に、中日新聞の専門家ガイド「中日教えてナビ」に『在宅ワーカーマネジメントの専門家( https://oshiete.chunichi.co.jp/tokai/pro/387/column/1585/ )』として登録。その後はクラウドソーシング「クラウディア( https://www.craudia.com/ )」や「RS MEDIA( https://www.rise-square.jp/contents/ )」のアドバイザーに就任。
※プロフィール詳細はこちら
https://bizhits.co.jp/itoyosuke_profile/
社名: 株式会社ビズヒッツ
所在地 : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
代表者 : 代表取締役 伊藤 陽介
設立 : 2009年1月19日
資本金 : 300万円
事業内容 : WEBメディアの運営・コンサルティング
URL : https://bizhits.co.jp/company/