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資産運用なんて、お金持ちがやること…そんなことを思っていませんか?
現代は、資産家でなくても「資産」を「運用」してお金を増やす時代です。しかし、何をしたらいいのかわからないという方は多くいらっしゃいます。
今回の記事では、「初心者でもわかりやすい・始められる資産運用」について、3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)が解説します。
「資産運用」とは、自分が持っているお金(資産)を預貯金や投資に配分(運用)することで、お金を効率的に増やしていくことです。
今は金利が低く、銀行にお金を預けても利息は微々たるものなので、ピンとこないかもしれませんが、資産運用は誰しもできるとても身近なものなのです。
預貯金でお金を眠らせておくのではなく投資にお金を回せば、わずかな銀行の利息とは比べ物にならない大きなリターンに期待することが可能です。
資産運用は、決して「投資家」や「資産家」など、一部の人だけのものではありません。
大きな枠組みでは、銀行の預貯金も資産運用に分類されます。
「”預貯金”も資産運用というのなら、”投資”はよくわからないし、なんだか怖いから、”預貯金”だけでいいわ…」という声も聞こえてきそうですが、最近ついた銀行の利息の金額を覚えていますか?
きっと、「お金が増えた!」と喜べる額ではないと思います。
「投資」はお金持ちがやることと思われがちですが、そんなことはありません。
お金に余裕がなく、将来に不安を感じている方ほど、時間を味方につけ少額からコツコツ始めた方がいいのです。
ハードルが高いように思われるかもしれませんが、資産運用は初心者でもできます。
もちろん、リスクはゼロではありません。
しかし、投資による利率は預貯金より高いうえに、少額からコツコツと始めることができますので、多くの方がチャレンジできるのです。
資産運用はおおまかに種類を分けると、貯めることを重視した「預貯金」と、増やすことを重視した「投資」があります。
また、「投資」というと、「お金が増えるか、損をするのかわからない」という性質から、ギャンブルと混同される方もいます。
しかし、初心者が抱きがちなそのイメージは「投機」と呼ばれるもので、投資とは異なります。まずは「投資=ギャンブル」という考え方はしないようにしましょう。
「お金に働いてもらって、お金を増やす」という言葉を聞いたことはありますか?
資産運用の中でも、「投資」は「お金に働いてもらって、お金を増やす」という言葉がピッタリ合います。
銀行などへの預貯金にも利息がありますが、金利が低い今は大きく増やすことは望めません。それどころか、預けているうちに「円」の価値が下がっていくので、何もしないで資産が減っていくに等しい状況です。
預貯金だけしか資産がないという状況は、今の世の中ではリスクしかありません。
一方で投資は、元本割れのリスクがあり、米国株式などは一時的な上下はあるものの、長期スパンで見ると右肩上がりになっています。
今後も長くその傾向に期待でき、預貯金の利息より大きく増やせる可能性があります。
投資には初心者が取り組みやすいものや、知識を必要とし、玄人向けのものなど様々ありますが、目的や資産に応じた運用方法を取り入れることで、しっかりと「お金に働いてもらって、お金を増やす」ことができるのです。
資産運用と聞いて、何を思い浮かべますか?
先に出てきている「預貯金」も資産運用ですが、円預金もあれば、外貨預金もあります。
さらには、「投資」「保険」「FX」「不動産」、最近流行の「仮想通貨」や「NFT」も資産運用になります。
資産運用はリスクがつきものですが、運用の種類によって、ローリスクローリターン・ハイリスクハイリターンがあります。
初心者の方はハイリスクハイリターンを狙わずに、着実に運用できるものを選びましょう。
初心者はまず、リスクの低い「株式投資」、その中でも「インデックス投資」から始めるのがおすすめです。
決まった金額を自動購入でき、コツコツと積み立てながら運用できるので、無理のない金額から運用を始めることができます。
投資に興味が出てきたのなら、無理のない金額でコツコツと積み立てられる「インデックス投資」を始めてみましょう。
もちろん投資にはメリット・デメリットがありますので、それらを理解することが重要です。
投資のメリット・デメリットは、次の通りです。
お金を蓄える貯蓄と違い、投資は利益を見込んでお金を出します。
長期間投資をすることで、増減の幅はあるものの、預貯金よりも大きくお金を増やすことができます。
先におすすめとして出した「インデックス投資」は、インデックスファンドを買うだけで、分散投資をしてくれます。
毎月決まった金額で自動購入してくれるから、投資の手間もそれほどかからないのも魅力です。
投資は、収益を得られることもありますが、損失がでる場合もあります。
一般的にリスクとは、「危険なこと」「避けるべきこと」として使われますが、資産運用の世界でいうリスクとは、「リターンの振れ幅」を表します。
つまり、「リスクが大きい」とは「大きく収益が得られるかもしれないが、大きく損失するかも知れない」ということです。
なので、初心者はローリスクローリターンのものから始めることをおすすめします。
ちなみに、「インデックス投資」のデメリットは、元本割れの可能性があり、インデックス(株価指数)以上のリターン(収益)は望むことができず、長期間の運用が前提になるといったところです。
そのため「インデックス投資」は大きなリターンは望めませんが、その代わりリスクも低いのです。
そして、短期間で稼ぐことはできませんが、少額からコツコツと長期間の運用でお金を増やすことができるため、初心者には始めやすい運用方法になっているのです。
初心者が投資を始めるなら、「インデックス投資」がおすすめです。
専門的な知識がなくても、気軽に始めることができます。
インデックス投資の主な始め方は、
1.証券口座の開設
2.インデックスを選ぶ
3.インデックスと連動する商品を選ぶ
4.購入(投資する)
です。毎月定額の自動引き落としにすれば、あとはほったらかしで投資ができます。
難しいことをしなくても、自動でコツコツと積み立てられ、銀行の預貯金の利息より大きくお金が増えるからラクですね。
はじめて投資をする場合、「インデックス投資」がおすすめと書きましたが、さらに積立NISAを活用することをおすすめします。
「積立NISA」とは投資で得た利益にかかる税金を非課税にする、非課税制度です。
よりお得にお金が増えるので、ぜひチェックしてみてください。
今回の記事では、「初心者でもわかりやすい・始められる資産運用」について、3級 FPが解説しました。
「投資」は初心者でも気軽に始めることができます。また、お金に余裕がなく、余剰資金がたくさんなくても、毎月決まった金額をコツコツと積み立てることができます。
「お金」にも働いてもらい、賢く資産運用をしましょう。