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「アボカドの皮がきれいに剥けずにボロボロになってしまった」経験がある方も多いのではないでしょうか。アボカドの皮をきれいに剥くためには、まずはアボカドが成熟しているかが重要です。この記事では、アボカドの皮の剥き方から種の処理、選び方を管理栄養士が解説します。
アボカドには真ん中に大きな種があるため、どのように切って取り除いたいいのか迷われる方も多いのではないでしょうか。まずはアボカドの皮の剥き方と種の取り方を写真付きで解説します。
半分に切った状態のまま料理に使う場合や、見た目を綺麗に見せたい場合は、なるべくアボカドの実を崩したくありませんよね。そんなときは、実をくり抜いたりせずにこちらのやり方で皮を剥くことをおすすめします。
【手順】
1.アボカドの縦中心に種に当たるまで包丁を入れ、そのまま一周切り込みを入れる。
2.1を両手で持ち、軽く回して半分に割る。
3.アボカドの種に包丁のあごを刺し、そのままねじるようにして種をとる。
4.手でアボカドの皮の端をつまみ優しく剥く。
アボカドを使ったトクバイのおすすめレシピをご紹介します。アボカドの実を崩さずに使うと料理の見た目がきれいに仕上がります。
【ブリとアボカドのポキ風丼ぶり】
アボカドとぶりが主役となるこのレシピは、それぞれが同じ大きさになるように切るのがポイント。食べたときにアボカドとぶりの味をどちらもしっかりと感じられ、よりおいしく食べることができます。
ブリとアボカドのポキ風丼ぶり
ブリ(刺身用)、アボカド、ご飯、○めんつゆ(3倍濃縮)、○わさび、○ごま油、○白いりごま
調理時間:5分
【まぐろアボカド巻き寿司】
アボカドのトロっとした食感とクリーミーな味はマグロとの相性抜群です。色合いもきれいなのでお祝い事の日も食卓を華やかにしてくれます。
まぐろアボカド巻き寿司
まぐろのすきみ、アボカド、酢飯、白いりごま、焼き海苔、しょうゆ(好みで)
調理時間:15分
【アボカド入り肉団子】
トマトとの相性もいいアボカドを、ひき肉で包み煮込みます。冷めてもおいしいためお弁当のおかずとしてもおすすめです。
アボカド入り肉団子
豚ひき肉、アボカド、○パン粉、○牛乳、○にんにくチューブ、○塩・こしょう、●トマト水煮缶(ダイスカット)、●白ワイン、●ケチャップ、●洋風スープの素(固形)、塩・こしょう、イタリアンパセリ(あれば)、パルメザンチーズ
調理時間:25分
アボカドの実をスプーンを使って皮から外すと、サラダや和え物などに、そのまま手軽に使うことができます。アボカドを切る手間を省けるため時短できる点も魅力的です。
【手順】
1.アボカドの縦中心に種に当たるまで包丁を入れ、そのまま一周切り込みを入れる。
2.1を両手で持ち、軽く回して半分に割る。
3.アボカドの種にスプーンを沿わせながら種をとる。
4.スプーンでアボカドの実をすくう。
スプーンですくったアボカドの実は、サラダや和え物など簡単にできる料理に使うのがおすすめです。見た目は不揃いですが、時間がないときやディップのようなアボカドの形を気にしない料理にも使えます。
【豆腐とアボカドのサラダ】
淡白な豆腐とクリーミーなアボカドが相性抜群な一品。お酒のおつまみとしてもササッと出せるので、時間がないときは特におすすめのレシピです。
豆腐とアボカドのサラダ
木綿豆腐、アボカド、焼きのり、○マヨネーズ、○白すりごま、○わさびチューブ
調理時間:15分
【卵とアボカドのデリサラダ】
卵の大きさになるべく合うようにアボカドをスプーンですくうと、大きさが揃い味が整います。粒マスタードが良いアクセントとなり、クセになります。
卵とアボカドのデリサラダ
ゆで卵、アボカド、○マヨネーズ、○粒マスタード、○レモン汁、塩・こしょう
調理時間:10分
【アボカド納豆】
このまま食べてもおいしいですが、豆腐やこんがり焼いた厚揚げ、ご飯などにかけて食べるのもおすすめです。
アボカド納豆
アボカド、納豆、きざみ海苔、○納豆付属のタレ、○ごま油
調理時間:10分
【豆腐とアボカドの塩昆布あえ】
塩昆布のうま味が引き立つ一品で、アボカドともよく合います。和えるだけの簡単調理なので時間がないときや、あともう一品ほしいときにもおすすめです。
豆腐とアボカドの塩昆布あえ
豆腐(木綿)、アボカド、塩昆布、しょうゆ、白いりごま、ごま油
調理時間:15分
【トマトとアボカドのごまコチュ和え】
コチュジャンの甘辛な味がビールや日本酒などのお酒と相性抜群。このレシピも和えるだけなので、すぐに作って出せるのもおすすめのポイントです。
トマトとアボカドのごまコチュ和え
トマト、アボカド、○コチュジャン、○しょうゆ、○砂糖、○ごま油、○にんにくチューブ、○いりごま(白)
調理時間:10分
「切ったアボカドが黒く変色し見た目が悪くなってしまった。」こんな経験がある方も少なくないのではないでしょうか。見た目は悪いですが、変色したアボカド自体は決して食べられないわけではありません。
なぜアボカドが変色するのかというと、切った断面が空気に触れることで酸化が進みメラニン色素が作られるからといわれています。
アボカドの変色を避けるためには、なるべく空気に触れないようぴったりラップで包んだり、抗酸化作用のあるビタミンCを多く含んだレモン汁を馴染ませることで、変色を防ぐことができます。
皮を実からきれいに剥くためには、アボカドの選び方が最も重要なポイントになります。スーパーなどでアボカドを買うときの参考に選び方のポイントを解説していきます。
形がいびつなアボカドは剥きづらいため、皮を剥いたときに実がきれいに残りにくくなってしまいます。なるべくアボカドの形がしずくのようなものを選ぶようにしましょう。
未熟なものは実が皮から離れづらいため、きれいに剥けません。反対に、アボカドが熟しすぎても実が崩れやすいので、剥いたときにボロボロになってしまいます。
アボカドの皮をきれいに剥くためには、成熟した食べごろのアボカドを選ぶことが大切です。成熟したか見極めるためと言って、スーパーなどで売られているアボカドを指で押して固さを確認することはできないので、簡単に見た目で判断できる食べごろのアボカドの特徴を解説します。
・黒みがかっている
・表面にツヤがある
・表面がしおれていない
以上が食べごろのアボカドを見極めるためのポイントです。
アボカドを買って帰ったら、軽く親指で表面を押して成熟しているかどうか確かめてみましょう。表皮が柔らかければ食べごろのサインです。触ってみて表皮がまだ固かったり、青いアボカドしか手に入れられなかった場合は、家で追熟させてから食べることをおすすめします。
追熟させたいアボカドは、冷蔵庫ではなく常温(20度前後がおすすめ)で3日程度おいておきましょう。冬場の室温は低いため冷蔵庫の上や、直射日光は避けて日向に置くなど、少し暖かい場所においておくと追熟が速まります。
もっと早く追熟させたいときは、リンゴやバナナと一緒に袋に入れておいても良いでしょう。リンゴやバナナが発生させるエチレンガスをアボカドが浴びることで、早く追熟できます。
熟したアボカドは冷蔵庫に保管し、2~3日の間で食べるようにしましょう。
「アボカドを切ってみたら硬かった……」という場合は加熱すればおいしく食べられます。
アボカドは生で食べるイメージが強いですが、加熱することでよりトロっと仕上がるのでおすすめです。焼いたり炒めたりするほか、フライやてんぷらもおいしく食べられますよ。
アボカドの皮をきれいに剥くためには、見た目が黒くつやのあるアボカドを選ぶようにしましょう。硬いアボカドの場合はお家で追熟させることで、おいしく熟すことができますので、食べごろになるまで待ってみてください。
アボカドの皮をきれいに剥いて、ぜひさまざまなアボカド料理を楽しんでくださいね。