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ドリンクの一つとして、最近ではコンビニやカフェなど様々なところで楽しめるようになったタピオカドリンク。タピオカのもちもち食感はクセになりますが、原料は何か知っていますか?今回はタピオカの原料やカロリー、その栄養について解説します。
タピオカはキャッサバといわれる芋類の一種から作られます。
原料となるキャッサバはもともと熱帯地域で栽培されていましたが、環境適応力が高いことから、アフリカなど乾燥した地域でもとうもろこしの次に主食として食べられています。
あの独特なモチモチ食感はキャッサバに含まれてるデンプンが元になっています。
茹でたタピオカは100gあたり炭水化物が15.4gと多く含まれているのに対し、他の栄養素はあまり含まれていない点が大きな特徴です。
また炭水化物の中でも食物繊維が0.2g、糖質が15.2gと糖質が多め。白米よりも糖質の割合が多いといわれています。
糖質は消化・吸収されて身体の主要なエネルギー源となります。
そのほかの栄養素としてカリウムやカルシウムなどのミネラルも含まれていますが、他の主食に比べると割合としては少量といえます。
タピオカのほとんどは糖質であることがわかりましたが、カロリーはどのくらいあるのでしょうか。
実際にはタピオカミルクティーとして飲むので、タピオカ単体だけでなくタピオカミルクティーにしたときの全体のカロリーをご紹介します。
茹でたタピオカは100gあたり61kcal(※)。
すでに述べたようにタピオカは糖質を多く含むデンプンが主な成分。比較的カロリーが高い食べ物なので摂り過ぎには注意しましょう。
※出典:日本食品標準成分表2020年度版 八訂
今回は、みなさんがよく飲んでいる「ゴンチャ」のタピオカ入りのドリンクを参考の
栄養について解説していきます。
参照:カロリー(エネルギー量)・カフェイン量 情報/ゴンチャジャパン
タピオカ128kcal+ミルクティー240kcal=368kcal。
カフェインは約84mg含まれています。
タピオカ128kcal+ミルクティー264kcal=392kcal。
カフェインは約81mg含まれています。
黒糖が含まれる分、普通のミルクティーに比べてカロリーが少し高くなっていることが分かります。
タピオカ128kcal+ミルクティー279kcal=407kcal。
カフェインは約47mg含まれています。
3つのメニューの中でカロリーが高いメニューは、実は抹茶ミルクティー。
抹茶の苦味を抑えるために砂糖を多く入れており、ミルクティーと比べるとその分カロリーが高くなっていることが分かります。
とはいえ、全て1杯あたり400kcal前後と飲み物としてはカロリーが高め。
インスタントラーメン1杯(約470kcal)と同じくらいのカロリーがあります。
カロリーが気になるけど……どうしてもタピオカドリンクが飲みたい!
そんな時は2つのポイントを意識してタピオカドリンクを選びましょう。
普段食べているその他の食事で炭水化物の量を調整しましょう。
普段食べている食事やおやつに加えてタピオカドリンクを飲んでしまうと、炭水化物の量を多く摂ってしまい太る可能性が高まります。
タピオカを飲んだら、夕食のご飯は少なめにする、おやつをヘルシーなものに変えるなどその他の部分で炭水化物の量を調整するようにしましょう。
タピオカのドリンクにはストレートティーやミルクティー、黒糖ミルク、炭酸飲料などどんな飲み物にも合い様々な飲み方で楽しむことができます。
ただし、ベースの飲み物に甘いものを選んでしまうとタピオカと合わせたときに全体の糖質量やカロリーがかなり高くなってしまいます。
カロリーを抑えたい場合は、ストレートティー、烏龍茶などの無糖のものを選ぶようにしましょう。
タピオカドリンクは一般的にアイスで飲むことが多いと思います。
しかし、冷たい飲み物の飲み過ぎで体を冷やすことによって代謝機能を下げたり、胃腸の活動が低下しやすくなる為、痩せににくい体を作る原因になるといわれています。
頼むときに、ホットのものを選んだり、氷なしにするなど工夫することで体を冷やしすぎずにタピオカドリンクを楽しむことができるのでおすすめです。
タピオカって想像よりもカロリーと糖質が高い!と思った方が多いのではないでしょうか。
しかし、やっぱり美味しくて独特な食感のあるタピオカを楽しみたい!そんな時は、栄養の特徴をおさえて頼み方や食事のバランスを考えるようにしましょう。