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ここ最近よく聞く「サスティナブル」という言葉。「人間・社会・地球環境の持続可能な発展」を意味する言葉で、環境問題にも配慮した商品などに対してよく使われていますよね。そんななか、注目されているのがシリコン素材の食材保存容器〈stasher(スタッシャー)〉。なんだかオシャレな響きのこちらの商品、いったいどんなものなのか実際に購入!使用例や実用性についてもお伝えします。
テレビや雑誌でも時折聞くようになった「サスティナブル」。なんとなく環境に良いものそう……。くらいしか知識が無かった筆者、調べると、「サスティナブル=持続可能なこと」なのだそう。つまりサスティナブルな商品を使用することで、人間、社会、環境にとってエコであり、持続的な発展に繋がっていくというような考え方でよさそうです。
さて、そんなサスティナブルな商品として注目を浴びている〈stasher(以下、スタッシャー)〉。公式サイトを覗いてみると「プラスチックフリーの保存容器」となっています。
“原料は食品用品質として認められている100%ピュアプラチナシリコーン”
ということで、シリコーン素材のおかずカップやマフィンの型を持っている筆者にとっては比較的馴染みがあり、どんな商品か想像できたのですが、シリコーン素材の保存容器がなぜサスティナブルなのかはこの時点ではまだあまり理解できず……。
とにかく使ってみないことには分からない!ということで、公式ホームページから購入して見ました。
注文して3日程で届きました。今回はセットの商品が割引されていたのでそちらを購入。他のサイトもみてみましたが、私が購入した時は公式ページからの購入が一番安く購入できました。
まず、届いた箱を開けると、
なるほど、開けた瞬間から環境に配慮してるのが分かります。かなりの簡易包装、というか包装もなくそのまま段ボールに入っていました。いつも荷物が届くと緩衝材や包装紙がたっぷり……。なんてことも多いのですが、気持ちいいほど簡易的で好感が持てます。
今回は5種類のサイズのスタッシャーを購入。写真の物がセットで入っていました。公式ホームページでは他のセットや可愛いカラーの商品も取り扱いもあります。
筆者は一番シンプルで食材の色味が分かりやすいかなとクリアを選びました。
スタッシャーは100%シリコーン素材ということで、
・蒸す:鍋に入れて茹でることが可能
・解凍する&温める:レンジ加熱での解凍&加熱が可能
・焼く:オーブン利用が可能
・保存する:冷蔵庫、冷凍庫での保存が可能
・洗う:食洗器での使用が可能
なんと、煮ても焼いても良いし、レンジ加熱もOK。食洗器も使用できるので手入れもそれほど大変ではなさそうです。
それではサイズ別に特徴とおすすめの使用方法をご紹介していきます。
商品サイズ:縦11.5x横9xマチ2.6cm/容量118ml
現在販売されているサイズの中で一番小さく、サプリメントや小物を入れるのに便利です。名前の通りのコンパクトなので、ポケットやバックに入れても邪魔になりません。筆者は毎日おやつを職場に持っていくのですが、ナッツやチョコを入れるのに重宝しています。
商品サイズ:縦12.1×横19.3×マチ2.6cm/容量293.5ml
カットしたフルーツやお菓子を入れるのに良いサイズです。シリコーン素材なので冷凍も可能。カットしたパイナップルを入れてそのまま冷凍することもできます。シリコーン素材なので場所をとらず、食品用ラップでパイナップルを包む必要もありません。
凍らせてお出かけにそのまま持っていくと保冷剤代わりになりますし、半解凍状態で食べるのもおいしいですよ。
本体サイズ:縦18.5×横19.3×マチ2.6cm/容量450ml
今回購入した中で、一番筆者が使いやすいと感じているのはこのMサイズ。セロリのマリネを作ったり、カットした野菜を入れておいたりと、大きすぎず小さすぎずで絶妙なサイズ感。食べきれなかったソーセージやベーコン、ハム、スライスチーズを入れておくのにも便利です。
しっかりシールドできるから、汁漏れの心配もありません。食品の乾燥からも守ってくれます。
本体サイズ:縦18×横21.6×マチ9cm/容量1.6L
スタンドアップシリーズではマチがついているので、自立していくれるのがポイント。スープなどを入れる時にも便利ですし、冷蔵庫の中に入れる時にも安定感があります。
筆者は鶏ハムを作るのが好きなのですが、スタッシャーを使えば作るのもカンタン!材料を入れたらそのまま電子レンジで加熱し、冷めたら蓋をして冷蔵庫で保存までできるので洗い物も無く便利ですよ。
更にシリコーン素材なのでボイルしたり、オーブンで使用することもできます。
本体サイズ:縦26.1x横21.6xマチ4㎝/容量1.92L
大きなサイズなので長ネギやニンジンなど背の高い野菜を入れることもできます。筆者はいろんなキノコを混ぜて入れ自家製キノコミックスを作りそのまま冷凍保存してみました。使う時には使う分だけ取り出して使用しています。
冷蔵庫などで保存する時には、入れた食材の分だけ厚みが出るので、使用していけばその分厚みも無くなりスペースができます。タッパーでは元々の容量分のスペースが必要になるので、それを考えると、冷蔵庫のスペースにあまり余裕が無い方にもおすすめできそうです。
一方、サスティナブルな商品ということで、何回も繰り返して使えるのが良い点ではあるんですが、洗う際には少し手間と思う部分が……。開き口が小さめなので、スポンジをグイっと入れて洗うのが少し面倒かなと思いました。
ただ、食洗器がある方はこの手間は感じなくても良さそうです。
一番小さいポケットに関してはコップ洗いスポンジを使用しています。
シリコーン素材で作れらているスタッシャーですが、素材の品質が全く変わらず永遠に使用できる訳ではありません。公式サイトによると約3000回の使用が可能とのこと。使用頻度にもよりますが、仮に毎日使えば約8年が寿命といえそうです。
筆者は別のメーカーでシリコンスチーマーを使用していますが、使い続けていくとベタつきが出てきて買い替えたことがあり、過度な期待は禁物かもしれません。
さらにシリコーン素材は生分解されず、リサイクルも一部の施設を除いて難しいため、実際にはゴミとして処理するケースが多いといえます。
そのため、プラスチックごみの削減のために!という理由だけでスタッシャーを使用すると、「でもこのシリコーン素材も自然に帰らないし、いずれはゴミになるのよね…」と。ちょっとモヤモヤしてしまうかも。
使いやすいからとか、デザインが好み!という理由の一つにサスティナブルだしという理由があるくらいの方が使用していくのは気が楽な印象を受けました。
このスタッシャーを使用したとたん、プラスチック製のタッパーや食品用ラップを一切使わないように!というのはなかなか難しいですよね。
今回、スタッシャーを購入することで、筆者の娘が「それ何回も繰り返して使えるのいいね!学校の牛乳瓶とおんなじ!」と言ったことが印象に残っています。
筆者の小学校時代は、逆に牛乳瓶から牛乳パックに変わった世代だったんですよね。今までは便利さを追い求めていた時代だったのかなと思いますが、これからは環境問題に関心を持ち、子どもたちやこれから先の未来を思う事が必要なんだなと改めて感じました。
一度に生活環境や習慣を買えるのは難しいですが、環境問題を考えるきっかけとして、スタッシャーを購入してみるのも良いのではないでしょうか。