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大根1本を食べ切るには効率よく料理していく必要がありますが、レシピの「大根●g」という表記を見ても、具体的な量がイメージしづらいことも多いはず。この記事では大根1本の重さをはじめ、半分にカットしたときの重さや100gあたりの量を実際に量り、写真付きで紹介します。
それでは、実際に大根の長さや重さを測ってみます。直径や部位ごとの重さに加え、カロリーも算出してみましたので、お料理を作るときの参考にしてくださいね。
今回購入した大根は、葉部分を除いた長さが約39cm、重さは1471gでした。
冬になると「旬の大根は大きいなぁ」なんて思うことがありますが、大根は季節により大きさや重量が異なるため季節ごとにサイズの規格が違います。
全国農業協同組合連合会(広島県本部)の出荷規格表(※1)では、10月~5月までは大根の重さによってS・M・L・2L・3Lの5階級に分けています。真ん中のLサイズを標準とすると、平均的な大根1本あたりの重さは900g~1200gになります。今回計測した大根は12月に購入したものですが、少し大きめといえますね。
一方、6月~9月の夏のあいだに出回る大根はM・L・2Lサイズの3階級。こちらも真ん中のLサイズを基準とすると、夏場の大根1本あたりの重さは700g~900gとなり、他の季節に比べてひと回り小さくなるようです。
また、日本食品標準成分表(※2)によると、大根の根の部分は皮つきのまま食べるか皮をむくかによって廃棄率が変わります。皮つきの場合は廃棄率10%、皮むきの場合で15%となります。
今回計量した大根に当てはめると、皮つきの場合の食べられる部分の重さは1324g(カロリーは238kcal)、皮むきの場合は1250g(カロリーは225kcal)となります。
※1 出典:全国農業協同組合連合会広島県本部(JA全農ひろしま)「出荷規格表」
※2 出典:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
大根1/2本の平均的な重さは450~600g(夏大根は350~450g)です。しかし、長さを基準にして半分に切った場合、大根は根に向かって細くなるので重さは上部・下部で異なります。
今回計測した大根でも、葉に近い側の方が848gと重く、根っこ側の方が623gと軽かったです。カロリーは皮つきの場合で、それぞれ葉っぱ側が約153kcal、根っこ側が約112kcalです。
また、カロリーは変わりませんが、大根は先端の方が辛く、上に行くほど甘みが強くなるという性質があります。切った状態で売られている大根を購入するときは、作りたいメニューに合わせて選ぶのがオススメです。
大根1/4本の平均的な重さは225~300g(夏大根は175~225g)です。しかしこの場合も、部位ごとにそれぞれ重さが異なります。
今回の大根では、葉っぱに近い部分だと347g、中央上部がもっとも重たく500g、中央下部は407g、根の先端部分が215gとなりました。
カロリーも皮つきの場合で、それぞれ上部が約62kcal、中央上部90kcal、中央下部約73kcal、根っこ部分が約39kcalです。
続いて、大根100gはどのくらいの量なのか紹介します。
大根の真ん中の部分を使う場合は、幅約2cmの輪切りで100gになりました。
根の先端部分は太さの差が大きいですが、今回使った大根だと、より中央に近い部分では約3cm、先端部分では約5.5cmの輪切り1個で100g相当になりました。
大根の重さに悩んだときは、ぜひこの記事を思い出してくださいね。煮ても漬けてもおいしい大根を、上手に使って無駄なく楽しんみましょう!