- 週間ランキング
家族で過ごす家は少しでも快適にしたいもの。今回は、株式会社タスカジが運営する家事代行マッチングサービスの「タスカジ」に登録しているタスカジさん(ハウスキーパー)である「みけままさん」に、後回しにしがちな場所の掃除を習慣化する掃除アイディアを伝授してもらいました。
家事代行マッチングサービス「タスカジ」では栄養士、整理収納アドバイザー、調理師など多彩な家事スキルを活かして働くハウスキーパーのタスカジさんが1,300名以上在籍。掃除、収納、料理など様々な家事代行を行なっています。
そのタスカジさんの中でも、掃除ジャンルで大活躍中のみけままさん。大手ハウスクリーニング会社で働いた経験を生かした掃除術は依頼主からの評価も高く、リピーターはなんと7割以上。書籍「タスカジさんが教える 最強の『家事ワザ』」(価格1,296円・税込)でも掃除術が紹介されています。今回は、みけままさんがおすすめする週末ルーティーン掃除の方法を教えてもらいました。
掃除機がけや風呂掃除はこまめにしている人でも、排水口や玄関など、それ以外の場所の掃除が習慣化されていない人が多いといいます。
「日々の掃除ができていても、ついつい後回しにしてしまう場所は多いですよね。私がおすすめする"週末ルーティーン掃除"で、後回しにしがちな場所は週末にまとめて掃除してみましょう。そうすれば平日はできる範囲でちょこっと掃除するだけのOKです。後回しにしがちな場所の汚れがたまり、年末に大掃除しなきゃ! と焦ることも無くなりますよ」。
**週末ルーティーン掃除とは、掃除場所を洗い出して1カ月(4週間分)の掃除計画を立てる掃除方法**。1カ所10分と決めて細かくリストアップし、週末にそのうちのいくつかを掃除します。続けることで汚れを蓄積させない家を実現できるといいます。
この方法を考案し実践するみけままさんは、「1カ所10分という設定により、効率よく掃除しようと思い、だらだら掃除になることがありません。
身支度や他の家事の合間にも1カ所やっておこうなど、隙間時間を使って掃除できるようになるとよりよいですね」。
みけままさんがルーティーン掃除のポイントを教えてくれました。
「掃除場所を決めるときには、無理な組み合わせにしないこと。また、どんなに長くてもトータル2時間までにして、集中して掃除しましょう。いろいろな場所を掃除するよりも、キッチンエリアから2つ選ぶなどエリアを集約したほうがスムーズに掃除できますよ」。
上のローテーション一例を参考に、普段できていない掃除場所を洗い出し、1ヶ月の計画を立ててみませんか。
ルーティーン掃除では、1カ所の掃除時間は10分。便利な掃除アイテムを使って効率的に掃除したいものです。みけままさんおすすめの掃除アイテムを教えてもらいました。
みけままさんが自宅の掃除に使うブラシは、使い終わった歯ブラシを使っているそう。「蛇口まわりの隙間汚れやシャワーヘッドのノズル部分のほか、排水口小物の凹凸部分、こびりついた油の汚れ落としなどに使っています。しつこい汚れの場合には、歯ブラシの毛をカットして根元の毛の堅い部分で磨くとよく落ちますよ」。
不要なポイントカードも掃除に活用しているのだとか。「蛇口まわりの水垢、浴槽の水垢などを削り落とす時に便利です。削る前には洗剤を塗布しておき、汚れを取りやすくしてください」。ちなみに、使用するのは印字可能なテレホンカードタイプの薄いカードではなく、厚みのあるプラスティック製のカードです。
ラップたわしとは、ラップをシワシワに丸めて作ったたわしのこと。「一般的なスポンジは目が粗いので、洗剤が吸収されてしまいます。それに対してラップたわしは洗剤がたわしに吸収されないので無駄がなく、洗剤の効果がアップします。クリームクレンザーなどで擦ったり磨いたりする作業には特におすすめです」。
100円ショップなどでも購入できるマイクロファイバークロス。古いタオルを雑巾にしている人も多いと思いますが、マイクロファイバークロスを使う方が格段に作業効率が上がるといいます。「最近浸透してきた掃除クロスです。繊維が細く、目地が細かくやわらかいものを選んでください。かきとる効果が高いので、キッチンやリビング回りの拭き掃除や、鏡や鏡面加工の家具などの仕上げ拭きに少し湿らせて使うのがおすすめ。ただし床のように広い場所を掃除する時には、かきとり効果が強すぎてすべらないので、普通の雑巾を使いましょう」。
家事代行マッチングサービスで活躍中のみけままさんがおすすめする週末ルーティーン掃除。掃除の習慣化のためにチャレンジしてみませんか。