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日々の節約に時には息切れしてしまうこと、ありますよね。そんな時の乗り切り方を聞く本連載。今回はワーキングマザーのkiwigoldさんの節約疲れ解消法と、無理なく節約を続けるコツを紹介します。お気に入りに囲まれた暮らしを送りながら、節約もしっかりできる秘訣を教えてくれました。
小さな賃貸ハイツで夫と5歳になる息子と3人暮らしをしているkiwigoldです。共働きなので、夫と協力しながら、無理のない範囲でコツコツと節約生活を続けています。年1回の家族旅行のための旅行貯金、息子の将来のための教育資金、いつかはと夢見るマイホームのための貯金など、それぞれ目的別に積立口座を作って先取り貯金をして頑張っています。
節約を意識しすぎると、毎日を予算内で過ごさないといけないという思いが強くなりすぎて、自分がいつも我慢しているような窮屈な気分になってしまうときもあります。自分たちが将来幸せに過ごすための貯金なのに、今の自分の気持ちが苦しくなってしまうのは意味がありません。そこで、私なりにうまくストレス発散しながら節約生活を楽しく過ごす工夫をしています。
節約ライフでのプチストレス解消法の1つは、大好きな北欧雑貨にふれること。休日などの隙間時間を見つけて、15分でもいいので自分が好きな雑貨店やインテリアショップをのぞきます。大好きなものに囲まれた空間で、北欧雑貨を見ていると、窮屈に感じていた気持ちがすーっとリラックスしていくのがわかります。気に入った雑貨に出あったときは、「いつかはこれを買いたい! 」と、また節約に励むきっかけにもなります。
意外な盲点が図書館。当然のことながら、図書館には多くの本や雑誌があり、無料で借りられます。日頃の節約生活と違い、気の向くままに好きなものを手に取って自宅に持ち帰れます。本好きにとっては、きっとストレス発散にぴったりの場所ですよ。
袋分け家計簿を使っているのですが、週予算の中で小銭があまったときに「happy money」という封筒に移してプチ貯金をしています。その封筒に貯まったお金は、自分のために使ってもいいお金に。ヘアアクセサリーや小さなインテリア雑貨などを時々買って、自分へのご褒美にしています。
家族みんなでおいしいものを食べることは、とっておきのストレス解消法。我が家では、ふるさと納税の返礼品で豪華な食事を楽しんでいます。普段は購入しないようなちょっと高級な肉や海鮮などが返礼品となっている自治体を選び、数カ所の市町村にふるさと納税をしています。おいしいもののストレス解消効果はバツグン! 昨年はもう食べられないというくらいウニといくらを楽しみました。
無理をしすぎては続きにくい節約生活。コツコツと継続することが一番大切なことだと思うのですが、その継続が難しいですよね。節約のモチベーションを維持するためのコツをいくつか考えてみました。
まずは、我慢して節約するのではなく、節約そのものを楽しんでしまうこと。例えば私は、1円もお金を使わない「0円デイ」にできたら、家計簿のカレンダー欄にマークを付けています。その「0円デイ」のマークが1カ月で何個ついたかを毎月見て、ゲームのように楽しんでいます。
献立作りも、テトリスのようにゲーム感覚でやっています。「この食材と残り食材を組み合わせたら、冷蔵庫内の食材が消費できておいしいメニューになる! 」。そんなことを考えて、ぴったりの献立が思い浮かんだ時は快感です。
節約は継続するからこそ結果が出るもの。続けるためのコツは、その間に小さな達成感を積み重ねてモチベーションを維持することです。食費に6万円使っていた人が、翌月からいきなり3万円で収めるという予算計画では無理があります。まずは今より1,000円でも少なくするなど、無理なく達成できる目標を立てることが大切です。「やった! できた!! 」と思えると、次への意欲につながります。
実は今、北欧アンティークのテーブルを買うためにコツコツ貯金をしています。貯金したお金で買うものは、本当に欲しいものだけ。数千円安いからと妥協して選ぶことはせず、1番欲しいもののためにしっかりお金を貯めて購入し、大切にするスタイルを続けています。大切なものが自分の周囲に増えていくと暮らしが豊かになります。節約する時ときっちりと使う時のメリハリを大切にすることも、節約を楽しんで継続するコツだと思っています。
我慢をしてばかりだと、節約を続けるのは難しいです。無理なく節約ライフを続けるために、今の暮らしをちゃんと楽しみながら続けられるアイデアがないかを、これからも考え続けていこうと思っています。この記事が、皆さんのコツコツ節約ライフを継続するヒントになれば嬉しいです。