鍋に煮物に、冬になると大活躍の大根。スーパーの店頭で特売になることも多いですよね。ただし、1本使い切るとなるとレシピがマンネリ化しがち。そこで今回は、大根を飽きずに食べつくすための調理テクとして煮るだけでなく「焼き」「炒め」の活用レシピもご紹介します。


いまや大根は一年中手に入りますが、大根の旬は11月~2月。この時期になると甘みと水分のバランスも良く、実の引き締まったおいしい大根がスーパーなどに出回ります。また、うれしいのがそのお値段。1本100円程度で手に入ることも!これはうまく使いこなしたいものですよね。

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ただしこの時期の大根は、1本約1kg(=1000g)と重量もあるため、なかなかまるごと使いこなすのは難しいもの。同じようなメニューだと、家族にまた大根???と言われてしまうかもしれませんよね。

そこで、前回の「特売の大根はまるごと1本が絶対買い!!飽きずに5日で完全に使い切る秘伝テク大公開」に引き続き、煮るだけでなく焼いて炒めても食べつくす方法を伝授します。


1日目:大根と豚バラステーキ(焼いて。大根1/10本分を使用)

焼肉のタレで味付けをするので、満足感のある味わいに。大根だけでもジューシーな食感を楽しめますが、カリッと焼き上げた豚バラ肉がさらにボリュームを出してくれます。



材料(2人分)と作り方

  • 豚バラ薄切り肉…150g
  • 大根…4cm(100g)
  • 小ねぎ(あれば)…2本
  • ○焼き肉のタレ…大さじ1と1/2
  • ○酒…大さじ2

1.材料を切る
大根は2cmの厚さに切る。耐熱皿にのせてラップをかぶせ、600Wの電子レンジで6分加熱する。小ねぎは小口切りにする。豚肉は2cm幅に切る。

2.焼く
フライパンに豚肉を入れて中火にかけ、少しカリッとするまで炒めて一旦皿に取り出す。フライパンに大根を入れ、両面に焼き色をつける。豚肉を戻し入れて○を加え、大根を裏返しながら汁気がなくなるまで煮詰める。 

3.仕上げ
大根を皿に盛り、その上に豚肉をのせて小ねぎをちらす。


2日目:ぶりのみぞれ煮(おろして煮て。大根5㎝分を使用)

しょうゆベースのこってりとした和の味付けに、さっぱりとした大根おろしが好相性。魚メインのおかずでヘルシーさと満足感どちらも欲しいときにぴったりです。



材料(2人分)と作り方

  • ぶり切り身…2切れ
  • 大根…5cm(125g)
  • 小ねぎ(あれば)…1本
  • ○しょうゆ…大さじ2
  • ○酒…大さじ1
  • ○みりん…大さじ1
  • ○和風だしの素(顆粒)…小さじ1/2
  • 塩・こしょう…少々
  • サラダ油…大さじ1

1.大根をおろす
大根はすりおろし、軽く水分を切る。小ねぎは小口切りにする。ぶりは塩・こしょうをふって10分おいたら、水分をペーパータオルで拭き取る。

2.煮る
フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、ぶりを両面が軽く色づくまで焼く。火を止めてフライパンに残った油をペーパータオルで拭き取り、○と水150ml(分量外)、大根おろしを入れて5分煮る。

3.仕上げ
皿に盛り付け、小ねぎをちらす。


3日目:大根と鶏肉のバター醤油炒め(炒めて。大根5㎝分を使用)

大根は煮るだけでなく、炒めてもおいしいんです!バター醤油のコクのある味わいで、ご飯のすすむおかずのできあがり。



材料(2人分)と作り方

  • 鶏もも肉…1枚
  • 大根…5cm(125g)
  • 小ねぎ(あれば)…1本
  • 塩・こしょう…少々
  • ○しょうゆ…大さじ1と1/2
  • ○みりん…大さじ1
  • ○にんにくチューブ…2cm
  • ○バター…15g
  • サラダ油…大さじ1

1.材料を切る
大根は5mmの厚さのいちょう切りにする。小ねぎは小口切りにする。鶏肉はひと口大に切り、塩・こしょうをふる。

2.炒める
フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、鶏肉を両面しっかり焼き色がつくまで焼く。一旦皿に取り出し、大根を入れて両面焼き色がつくまで焼く。鶏肉を戻し入れ、○を加えて汁気がなくなるまで炒め合わせる。

3.仕上げ
皿に盛り付け、小ねぎをのせる。


4日目:さばと大根のコチュジャン煮(煮て。大根1/5本分を使用)

さばの旨みとコチュジャンのピリ辛味でご飯が進む!気分を変えたいときのメニューとしてもおすすめです。



材料(2人分)と作り方

  • 生サバ切り身…2切れ
  • 大根…8cm(200g)
  • ○酒…大さじ2
  • ○しょうゆ…小さじ2
  • ○砂糖…大さじ1
  • ○コチュジャン…大さじ1
  • ○にんにくチューブ…1cm

1.材料を切る
大根は2cmの厚さでいちょう切りにする。耐熱皿にのせてラップをかぶせ、600Wの電子レンジで5分加熱する。サバをザルにのせ、両面に熱湯をかける。

2.煮る
小さめのフライパンに水200ml(分量外)と○を入れて中火で煮立て、大根とサバを入れて弱火で15分煮る。


5日目:豚こま大根の麻婆風(炒めて。大根1/5本分を使用)

麻婆は定番の豆腐やナスではなく、大根にしてもおいしんです。とろっとした餡に絡んだみずみずしい大根が絶品!



材料(2人分)と作り方

  • 豚こま切れ肉…150g
  • 大根…8cm(200g程度)
  • 薄力粉…小さじ2
  • にんにくチューブ…小さじ1/2
  • 豆板醤…小さじ1/2
  • ○鶏ガラスープの素(顆粒)…小さじ1/3
  • ○しょうゆ…小さじ1
  • ○オイスターソース…小さじ1
  • ○酒…大さじ2
  • 片栗粉…小さじ1
  • ごま油…大さじ1

1.材料を切る
大根は厚さ7mmのいちょう切りにする。耐熱皿にのせてラップをかぶせ、600Wの電子レンジで3分加熱する。豚肉に薄力粉を薄くはたく。


2.炒める
フライパンにごま油、にんにく、豆板醤を入れて弱火にかけ、香りが出るまで炒める。中火にして豚肉を加え、肉の色が変わるまで炒める。大根と○、水100ml(分量外)を加え、3分煮る。片栗粉に水小さじ2(分量外)を混ぜ合わせて加え、全体をかき混ぜてとろみがついたら火を止める。


6日目:焼きしゃぶのおろしポン酢(おろして生で。大根1/4本分を使用)

大根おろしでさっぱりメニューに。ごま油をポン酢に合わせることで、香ばしさもプラス。



材料(2人分)と作り方

  • 牛薄切り肉…160g
  • 大根…10cm(250g程度)
  • 小ねぎ(あれば)…2本
  • ○ポン酢…大さじ2
  • ○ゆずこしょう…小さじ1/2
  • ○ごま油…小さじ2
  • サラダ油…小さじ2

1.材料を切る
大根をすりおろし、軽く水けを絞る。小ねぎは小口切りにする。

2.焼く
フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、牛肉を色が変わるまで焼く。

3.仕上げ
2を皿に盛り、大根おろしと小ねぎをのせる。○を混ぜ合わせてかける。


どんな調理でも期待を裏切らない大根!煮て、焼いて、炒めて、生でいろいろとアレンジして

味が染み込みやすいので、どんな具材ともおいしさをひきたて合う大根。鍋で余ってしまったらむしろラッキー?!ぜひさまざまなレシピで活用してみてくださいね。

レシピ開発:管理栄養士 尾花友理



情報提供元: トクバイニュース
記事名:「 【大根1本使い切り】安くて旬な大根を6日で完全食べつくす「焼き」「炒め」「煮」ワザ