7月からスタートするレジ袋の有料化。これを機にエコバッグを持ちたいという方や、もっと便利なエコバッグを探しているという方も増えているのではないでしょうか? 数あるエコバッグの中でも、たたみやすくて手軽に使える、使い勝手の良さで群を抜くのが「Shupatto」です。編集部員もお気に入りのヒット商品の裏側を取材しました。
Shupatto(シュパット)とは?
エコバッグは使いたいけど、家に帰ってわざわざたたむのが面倒くさい……。そんな悩みを解決してくれるのが、雑誌やSNSで話題の「Shupatto」シリーズです。
その名の通り、荷物を取り出したら両端を持ち、シュパッと引っ張るだけでキレイにたためちゃう。あとは、くるくるっと丸めてボタンを留めるだけで片付きます。「シュパッ、パチッ」のふたつの動作だけなので、たたむのは後まわしにしちゃおうかな、と悩む手間もいらないほど!
もちろん、使うときもとっても簡単です。ボタンを外して、荷物を入れると自然と丸い形に早変わり。荷物の重みによって持ち手が引き出しやすくなるので、わずらわしい調整も必要ないのがとにかく楽なんです。
こちらがMサイズ。隣のiPhoneと並べるとかなりコンパクトであることがわかるはず。でも、収納力はあなどれません。Mサイズの容量は16L、耐荷重は5kgと大抵のお買い物ならこれひとつでカバーできちゃう優れもの。底板がないので不安定かな? と思いきや、バッグの形に合わせて荷物を入れる必要がないのでかえって気楽に詰め込めるありがたさ! 編集部メンバーや筆者(ライター・亀田)も鞄に入れて、いつも持ち歩いています。
実は、Shupattoは発売から5年目でシリーズ累計260万個を突破したそう! 2019年は、約30秒に1個売れているほどの売れっ子商品なんです。そんなShupattoを制作している株式会社マーナの広報担当 菊池さんに、Shupattoの秘密を聞いてみました。
※新型コロナ対策として、今回はリモート取材でお話を伺わせていただきました。
Shupattoの秘密についてアレコレ聞いてみた!
Shupattoが生まれた背景は?
レジ袋の有料化をはじめ、エコ意識を持つ人が増えている昨今。エコバッグを使ってはいても、折り目に沿ってたたむのが難しい、付属の袋へしまうのが面倒、付属の袋をなくしてしまった……。などなど、「エコバッグはこんなもの」という不満を持つ人が多かったんです。
そこで、簡単にたためて簡単にまとめられるエコバッグを作りたい! と考えたのが、当時新卒入社1年目だった開発担当者でした。
開発のヒントになったのは「帽子」
Shupattoのあの構造を最初に思いついた時、何か参考にしたものがあったのでしょうか?
Shupattoの特徴的な“シュパッと”できる構造のきっかけとなったのは、開発担当者が新人研修の時に物流センターでかぶっていた不織布の帽子を思い出したことでした。
お客さまにお届けする商品に髪の毛が混入しないように使っている帽子の構造が、ちょうどプリーツの寄ったコンパクトな形から丸い帽子に変わるというShupattoの構造のヒントになったんです。
そこからさらにブラッシュアップして、付属の袋に入れず、簡単にまとまる現在のShupattoへと進化していきました。
そうそう、袋に入れるタイプだと外袋が見当たらなくて困ったりと、せっかくのエコバッグなのに結局使わなくなってしまったこと、ありました。Shupattoひとつで完結できるのって、とってもありがたいんですよね。
それにしても、あの“シュパッと”できる構造がプリーツの帽子から発想を得たなんて、目の付け所が鋭い!
最も評価されているポイントは?
Shupattoシリーズには他のエコバッグにはない特徴がたくさんありますよね。その中でも特に評価されているポイントをあげるとしたら何でしょうか?
やっぱり一番は「折りたたむ手間がなく、誰でも簡単にたためること」です。両端を引っ張るだけで一気に帯状になり、一瞬で折りたためる構造はShupattoならでは。
外袋などの余分なパーツがなく、付属品を無くす心配がないこともShupattoが評価されているポイントです。
ここまで簡単に扱えるエコバッグは、他にありません。両端を引っ張るだけなので、小さいお子さんもお手伝いできちゃいますよね!
一番人気の商品のサイズ・カラーは?
様々なサイズ、カラーバリエーションがありますが、一番人気の商品を教えてください。
ただのネイビーではなく、紐や両端にピンクの差し色が入っているのも可愛いですよね。
実は、持ち手の色や両端の色を変えているのは「直感的に折りたためるように」という気遣いなんです。
デザインだけでなく、使いやすさのポイントでもあったんですね。
どのような反響が多いのでしょうか?
「たたむのが気持ちいい!」「たたむストレスが無くなった」など、Shupattoのたたみやすさへのお褒めの言葉をいただくことが多いです。また、「気に入ったので家族や友達へのプレゼントにした」というお声もいただいています。
引っ張るだけでキレイにまとまるから、思わずたたみたくなるんですよね。プレゼントにできちゃうデザインの豊富さもありがたい……!
実はあまり知られていないこだわりポイントはありますか?
2つあります。お使いのお客様はご存知の事ですが、弊社では「底マチフリー」と呼んでいるのですが、風呂敷のように中身に合わせて底マチのサイズが変わるんです。荷物を入れやすいよう、袋口が大きく開く構造にもしています。
自然に使っている機能ですが、これも細かな工夫があってこそですね。
もう1つ、あまり知られていないこだわりポイントは、洗濯機で洗えること! 汚れても、気軽に洗っていただけます。洗濯後は帯状にたたんで平置きして陰干ししていただければ、“シュパッと”な構造は変わらずキレイになります。
洗濯機で洗えるとは知りませんでした。魚のニオイや野菜の汚れがついたりするのって、地味に気になるところ。洗ってキレイにできるなら、もっと気兼ねなく使えそう!
意外な活用事例って、ありますか?
以前、SNSで拝見して「おっ」と思ったのが、Lサイズをキックボードの運搬用に購入した方の口コミです。
「キックボードの運搬用に。想像以上にピッタリ。袋たたんでキックボード展開するまで1分いらない。」
ーーというものです。
みなさん、お買い物以外にも活用していらっしゃるんですね! サッと簡単にたためる上にLサイズは耐荷重も15kgで大容量、確かにキックボードも入ります。子どものおもちゃなどを入れるのにも使えそうです。
個人的なお気に入りがあったら、教えてください!
通勤時のバッグには、「Shupatto コンパクトバッグ Drop」と「Shupatto ポケッタブルバッグ」の2個を常に携帯しています。縦型のDropは、たたむとフラットになりかさばらず、荷物を入れてもスリムに持ち運べるのがお気に入りなんです。
▶︎Shupatto ポケッタブルバッグ
▶︎Shupatto コンパクトバッグ Drop
「Shupatto ポケッタブルバッグ」はサイズが小さめな印象ですが、どんな時に使うんですか?
ポケッタブルバッグはシリーズ最小ですが、500mlペットボトルが6本入る容量があるので、コンビニでのちょっと買いには十分なサイズです。牛乳パックも横にするとすっぽり収まるんですよ。
こちらがDropタイプのグレーカラー。オフィスでも使えるデザインが素敵!
Dropタイプ、気になっていたんです。ワインなどの長いものもすっぽり入るって、とっても便利ですよね。庶民な筆者としては、長ネギがスマートに収まってくれそうなところ、電車で移動するのにも恥ずかしくなくていいですね。
次なるヒット商品は……!?
大人気のShupattoシリーズに押されて、まだまだ隠れた優秀アイテムがあるかも……。せっかくなので聞いてみました!
マーナさまでは他にもさまざまなグッズを取り扱っていらっしゃいますよね。是非もっと世の中に広まってほしい!といったおすすめ商品はありますか?
最近のおすすめのキッチングッズは、特許も取得した「トーストスチーマー」と「調味料ポット」です。
「トーストスチーマー」は、水に浸してパンと一緒にトースターで焼くだけでおいしさがワンランクアップするアイテム。そして、「調味料ポット」は、密閉できながらワンタッチで開く、密閉容器とワンタッチオープン容器の長所を両立した調味料入れです。
フタが奥に開くので手元が見やすく、内側にすり切り板がついているのですり切りも楽チン。スプーンが塩や砂糖に埋もれないように、立てかけて収納できるこだわりの商品です。
どちらも痒い所に手が届く、マーナさまならではの商品ですね! この春に引っ越ししたばかりの筆者、調味料ポットを探していたので早速買ってみたいと思います。
エコバッグの決定版! Shupattoを試してみて
お忙しい中、インタビューに答えてくださった菊池さん、ありがとうございました! 他にない使いやすさもさることながら、「もっと便利に、もっと使いやすく」という商品への愛を感じました。
エコバッグに悩んだら、Shupattoを試してみてはいかがでしょうか? きっと、“シュパッと”楽しくお買い物ができるはず。
▶︎Shupatto公式HP
情報提供元: トクバイニュース