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中華料理の定番メニューの一つである餃子。ジューシーな餡はもちろん、サクサクの羽根もまた、おいしさのポイントですね。でも家庭で作るとなかなか上手に羽根ができず、失敗してしまうなんてことも。ポイントさえ押さえれば誰でも簡単にプロ並みの仕上がりにできるので、ぜひマスターしてください!
家庭で餃子を焼くときも、カリッと香ばしい焼き目に加えてきれいな羽根ができたら、家族から一目置かれること間違いなし!
羽根つき餃子を作る前に、まずは日々の餃子作りで疑問に思う工程について、上手に羽根を作り、焼き上げるポイントをふまえて確認していきましょう。
【回答】どちらでもOK。小麦粉はサクサク軽め、片栗粉はパリパリ固めの羽根になる。
羽根を作る際に使う粉は、小麦粉でも片栗粉でも大丈夫。飲食店の餃子は小麦粉を使っているものの方が多い印象です。
小麦粉を使うとサクサクと軽めの羽根が、片栗粉を使うとバリバリと固めの羽根ができます。実際に両方の粉で焼いてみたものを比較してみましょう。
小麦粉で作った羽根は、全体的にきつね色の焼き色がつき薄めの羽根となっています。食感はサクサクとして、時間をおくと少ししっとりとしてきます。
片栗粉で作った羽根は白っぽく、所々に穴が空いてしっかりとした厚めの羽根がついています。食感はパリッとしていますが、時間をおくとふにゃっとした食感になりました。
片栗粉で作った衣の方が、加熱した時に水を含んで粘りが出るためか、ブクブクと大きな泡を立てながらゆっくりと水分が飛んでいきます。また片栗粉は薄力粉の衣に比べ、水分を飛ばすのに時間がかかるため、焼き上げる際に羽根が色づくのにも時間がかかりました。
【回答】薄力粉は10:1、片栗粉は15:1 の割合で作りましょう。
薄力粉で作る羽根は水150ml:薄力粉大さじ1程度の、10:1の割合で。片栗粉を使う場合は薄力粉より少し分量を減らし、150mlの水に対し小さじ2、つまり15:1の割合がおすすめです。
水溶き粉は餃子を蒸し焼きにする水分の役目も持っているので、使用する分量は餃子の数というよりはフライパンの大きさに関係します。餃子が浸るくらいの分量を注ぎましょう。
【回答】軽く焼いて焼き目がついてから。
まずは油を温めたフライパンで餃子の表面を焼きつけます。強火で1分程度焼いて焼き目がついたら、餃子が浸る位の量の水溶き粉を入れ、蓋をして弱めの中火にします。
【回答】1分ほどで焼き目をつけたら、4分程度蒸し焼きに。
フライパンに餃子を入れて1分焼き、焼き目がついたら水溶き粉をいれます。蓋をしたら4分程度を目安に蒸し焼きにしましょう。最後に蓋を外して強火にし、水分を飛ばしていきます。
【回答】水を足してみて。
具材部分はふっくらしていても、皮の耳(上の重ねているところ)だけ硬くなってしまうのは、蒸し焼きする時の水分が足りなかったためと考えられます。
水分を足して再度蒸し焼きにすることで硬い部分は柔らかくなりますが、途中で水を足すときれいな羽根がつきにくくなります。こうした失敗を避けるためにも、最初に水溶き粉を入れる際に十分な量を入れましょう。
【回答】蓋を外して強火で焼き、水分を飛ばしましょう。
4分ほど焼いたけれど、水分が残っている感じがあるときは、蓋を外して強火に変え、水分を飛ばしていきます。あまりに水けが多い時は、フライパンの水分を少し捨ててもOKです!
餃子の羽根や作り方の疑問を解決したら、実際に焼いてみましょう。今回は市販のチルド餃子を使い、羽根が上手につけられるように焼いてみました。
餃子 6〜7個 / 水 50ml / 小麦粉 小さじ1 / ごま油 小さじ1
1. フライパンに油少々(分量外)を熱する。餃子を並べて1分程度強火で焼き、軽く焼き色をつける。
2. 水溶き粉を入れ、蓋をして弱めの中火にし、4分程度焼く。
3. 蓋を外し、強火で残っている水分をとばす。
4. 水分がほとんどなくなってきたらごま油を回し入れ、カリッとするまで焼く。
ふっくらジューシーで綺麗な羽根のついた餃子を焼くには、水溶き粉を使って蒸し焼きにし、最後にしっかりと水分を飛ばしてカリッと仕上げることが大切。よく油の馴染んだフライパンや、フッ素樹脂加工のものを使うと、失敗が少なく上手に仕上がります。ぜひご自宅でも羽根つき餃子にチャレンジしてみてくださいね!