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育児や仕事、家事に追われて何かと忙しい毎日。そんなバタバタな毎日を少しでもラクにするために、料理の時短を助けてくれるサービスやアイテムを上手に利用していきましょう。
料理のプロセスで時間がかかることの一つが「食材の買い出し」。
食材を選ぶ時間だけでなく、スーパーまでの往復時間や、子どもがいればチャイルドシートに乗せる時間なども入ってきます。買い物から帰って食材を冷蔵庫に片付け、いざ料理という頃には体も心もクタクタ。キッチンに立つスイッチがなかなか入らない、という経験は多くの方にあるのではないでしょうか?
そこで、買い物時間をカットするために利用したいのがネットスーパー。スマホやタブレットで生鮮食品や生活必需品を注文しておけば、指定した時間に自宅まで届けてくれる便利なサービスです。大手スーパーや生協などでサービスが提供されているので、一度、自宅が配達可能圏内となっているサービスを探してみましょう。
手軽に注文でき、自宅で待っていれば商品を届けてくれるので、買い物の時間が大幅カットできるのが最大の魅力。
利用方法も簡単です。サイトにログインして必要なものをポチポチと選択、カートへ入れていきます。内容を最終チェックし、精算ボタンを押すとするだけで注文が完了。手続きの時間にもよりますが、早ければ注文当日に自宅に届きます。
レジ待ちの行列に並ばなくて良く、レジを通すために重いかごを移動したり、お会計後の食材をバッグに入れる手間もかかりません。
また基本的には365日24時間注文OKなので、お店の営業時間を気にする必要もありません。物理的な時間と労力を軽減することで、時短を叶えてくれます。
デメリットとしては、野菜やお肉などを自分の目で見て選べないことや、注文してから届くまでに少しタイムラグがあること、配送料がかかること(一定金額以上を購入すれば無料となるケースが多い)などが挙げられます。
ただし、商品は目利き力のある担当者がしっかりピックアップしてくれますし、必要となる直前に注文するのではなく余裕をもって注文することで、配送までのタイムラグも気にならなくなるでしょう。また「月に2回、重たくて価格の高いものなどをまとめて注文する」といった利用方法にすることで、配送料が無料の対象となることもあります。
ネットスーパーもリアル店舗も、メリット・デメリットがあります。上手に使い分けていきたいですね!
言わずもがなですが、レトルトソースや専用の調味料を活用すると、簡単かつ時短になります。調味料を一つひとつ合わせるだけでも、地味に時間がかかり、ボウルなどの洗い物も増え、手間がかかるもの。料理への利用頻度が高いものは、専用のソースや調味料を活用するのもおすすめです。
レトルトソースの代表格は、カレールーやパスタソース。特にパスタソースは種類がとても豊富で、具材を変えたり、パスタではなく別のメニューに使ってみたりするなど、工夫次第でアレンジもできるので楽しく使えます。
例えば明太子のパスタソースを、野菜と合わせてあんを作り、炒めた中華麺にかければ立派なあんかけ焼きそばのできあがり。ストックしておけばアイデア次第でいろいろな料理に活かせますね。
また調味料で、和食を好む筆者の家庭で大活躍するのが「めんつゆ」。そのままでもいろいろな料理に使えるほか、マヨネーズなど洋風調味料を加えるとより奥行きのある味になります。めんつゆ1つあれば、料理のバリエーションが広がるのが魅力です。
その他、粉末スープを肉・魚の味つけに使えば、デパ地下で売っている惣菜のようなおかずも作れちゃいますよ。
調味料はペットボトルや紙ボトルで大容量のものが多く、使い切れないことも。開封した後は指定の保存方法で期限内に使い切るようにしたいところですが、もし使い切れそうになければ、次回以降は、少し割高になるものの、小さめサイズを選ぶのがおすすめです。
今や主婦のお助けアイテム代表格の、惣菜や冷凍食品。焼き鳥や天ぷらなどは、どれにしようか迷うほどたくさんの種類が揃っている店舗もありますよね。最近は冷凍野菜もラインナップが豊富。解凍してメインに1品添えるだけで、食卓が色鮮やかになります。惣菜の唐揚げを利用した「唐揚げ丼」など、惣菜や冷凍食品を材料にして、1品作ることもできますね。
惣菜はそのまま、冷凍食品も指定の方法で解凍すればすぐに食卓に出せ、料理の手間がかかりません。
惣菜や冷凍食品を材料にして1品作れば、「そのまま出すのはちょっぴり家族に罪悪感がある」という気持ちもカバーできつつ、簡単にひと手間加えた料理ができ上がります。
幼児と小学生がいる筆者宅では、惣菜や冷凍食品の唐揚げをよく利用します。揚げ物をアレンジして料理を作ると味に深みが出るのでとてもおすすめです。
我が家では「唐揚げ丼」「唐揚げたまごとじ」「お好み焼き」(豚バラ、天かすの代わりに、細かくみじん切りしたものを混ぜて焼く)などのメニューをよく作っています。
また冷凍野菜を利用すれば、下処理不要になるので手間のカットに。皮むきやぬめりとりなど下処理が面倒なものは、少しでも工程を楽にしていきたいですね。
惣菜や冷凍食品は、単品でみると少し割高に感じるかもしれません。でも料理にかかる時間をお金で買ったと思うと、納得できるのではないでしょうか。
家電に完全に調理を任せることも、時短につながります。最近は火を使わずに電気で調理ができる電気鍋や、スチームオーブンなど高性能な時短調理家電がたくさん販売されており、特に共働き世帯にとっては、なくてはならないアイテムとなっているものも多いです。
例えば電気鍋の場合、材料を入れてボタンを押せば、火加減の調整などもいらず料理が完成。仕上がりの時間を予約することができ、帰ってきたらすぐに温かい料理が食べられるなんてことも夢ではありません。
またフードプロセッサーは、面倒なみじん切りや肉だねをこねる作業を担ってくれるので、調理の中でのストレスからも解放されます。
スチームオーブンなどの高性能な時短調理家電は、価格が高いことがデメリット。そのため「高い買い物なのに使いこなせなかったらどうしよう……」と一歩踏み出せない人が多いかもしれません。
でも戸惑うのは最初の頃だけで、使い方を覚えてしまえば気にならないはず。食材をセットしてボタン1つで完結してしまう手軽さを知ってしまうと、元の生活には戻れませんよ!
最近話題の、家事代行サービス。料理の時短でいうと、「作り置きおかずを作ってくれる」ことがお願いできます。
食材の買い物を済ませておけば、献立を立てるのも調理も、すべて家事代行スタッフにおまかせできます。数時間で数種類のおかずを作る手際の良さは感動もの。TVのバラエティ番組でよく取り上げられているので、知っている人も多いでしょう。
一番のメリットは、食材買い出し以外の調理時間を省けること。また料理を作っている様子を観察すれば、プロの時短ワザを覚えられます。「時短料理教室へ見学に来た」といった風に発想を変えるとより楽しくなりますね。
サービス料金は、食材費+1時間2,500円〜などやや高めの設定。調理時間は平均で3時間ほどで基本的に交通費も負担するので、総額で1万円ほどかかることもあります。
また、味つけは会社やスタッフによって変わります。自分に合ったサービス内容や担当者に出会うまでは、様子を見ながら利用することになりますね。
しかし自分では思いつかないメニューや、あっと驚く組み合わせの味つけを披露してくれる面白さも。まずはエンターテイメントと考えて楽しむのも1つの方法ですね!
※時期によってはサービスを停止していることがあります。各社のサイトを確認し、ご依頼ください。
大量に食材がある場合は、小さくカットして冷凍保存するのがおすすめです。
人参はいちょう切り、ごぼうはささがき、ほうれん草などの葉物野菜は洗って食べやすい大きさにカットして、冷凍。えのきだけやしめじなどのきのこ類も、食べやすいサイズにほぐして冷凍しておけば、使いたいときにサッと使えます。
冷凍することで食材の細胞が壊れ、味がしみやすくなったりうま味がアップすることも。すぐに1品作りたいときにも、洗ったり切ったりする工程が不要なので便利です。
冷凍する前に行う野菜の下処理には手間がかかります。時間と気持ちに余裕のある時に、ぜひやってみてください。調理がいちだんと楽になりますよ。
また、野菜によっては冷凍することで味が落ちるものもあるのでご注意ください。
紹介したアイデアやサービスは、忙しい人の料理が少しでも楽になるようにと、多くの知識や技術でうまれたものばかり。 時短してできた時間を、コーヒー片手に読書タイムにあてたり子どもと遊んだり。暮らしに余白がうまれ、心の豊かさを実感できます。
アイデアやサービスを上手に取り入れて、楽しい料理時間にしていきましょう。