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4月から始まる新生活。新生活に向けたお金はしっかり用意できていますか?就職や進学、引っ越しなど、新生活といっても内容は様々。ここでは「新しい暮らしを始める」ことにスポットを当てて紹介します。
新生活に必要となるものは、1日の生活を思い浮かべていくとイメージできます。何もない空っぽの家で朝起きる、着替える、歯を磨く、朝食を作る、 食べる、通学(出勤)する、帰宅してお風呂に入る、テレビを見たり本を読んだりする、掃除をする、就寝する……。いかがでしょうか?生活に必要なものはたくさんありますね。項目別に必要になるものとかかる費用をみていきましょう。
住まいを借りるためには手続きの費用が必要です。地域によってさまざまですが、一般的に敷金(契約終了後、原状回復の費用を差し引いて返金される)が家賃1カ月分、礼金(お礼の意味で払うもの。戻ってこない)が家賃1カ月分で、合計2カ月分が必要です。
その他、引っ越し業者や仲介業者への手数料をふまえると、家賃の4カ月分は準備しておきましょう。
また住まいは一度入居すると、すぐに引っ越しはしにくいものです。家選びに失敗し、即引っ越すとなると費用も手間も余計にかかります。自分のライフスタイルにあった広さ、通学や通勤などの利便性、周りの環境などをふまえて決めていきましょう。
家賃は手取り収入の3割までを目安にするとよいでしょう。
新生活が始まる前の時期になると、家電量販店は「新生活応援セット」など新生活を始める時に必要な家電をパックで販売しています。冷蔵庫や洗濯機、掃除機、炊飯器、テレビ、電子レンジなど、暮らしに必要な基本の家電がお得に購入できる場合もありますよ。
あとは必要に応じてトースター、ドライヤー、照明などを準備します。メーカーや大きさ、機能により電化製品の金額は様々です。あらかじめ予算を決めて、その範囲内で選んでいきましょう。
家族構成や布団を敷くのかベッドなのかなど、ライフスタイル、住まいの収納の大小によって必要な家具は異なります。食卓テーブル、ソファ、ベッド、食器棚、洋服ダンス、プラケースなど住まいの大きさと予算に応じて選びます。リサイクルショップやフリマアプリで、格安で購入するという手もありますね。
生活をするために必要な、身の回りのこまごましたものも新生活を始めるにあたり準備が必要です。具体的には、食器類、鍋、調理用品、洗濯・洗面用品、タオル、掃除用品、文房具、ゴミ箱、ティッシュ、トイレットペーパーなどがあります。
100円ショップで揃えられるものもありますが、タオル類は品(しな)が良いものの方が使い心地がよく長持ちします。ものによって購入場所を使い分けるとよいでしょう。
調理用品や鍋、冷蔵庫があっても食材や調味料がなければ、料理はできません。キープしておきたい調味料類は一通り買っておきましょう。
醤油、塩、砂糖、こしょう、カレールー、ふりかけ、出汁のもと、味噌、ドレッシング、焼き肉のたれ、めんつゆ、中華スープのもと、コンソメなど
カレールー、乾燥わかめ、ジャガイモ、タマネギ、ニンジンなど保存のきく食材、1週間で食べきれそうな肉・魚・卵・豆腐・野菜などの生鮮食品、ふりかけ、お茶、コーヒーなど
新生活を始める時は、新しく自分らしい住まいにするチャンスでもあります。この必要な費用を参考にしながら、自分の予算を決め、リサイクルや100円ショップを上手に使い、楽しんで新生活の準備をしていきましょう。