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節約を意識すると、おのずと意識が向くのは食費。家族の健康を意識しつつ、抑えるところは抑えたいものですよね。そのためには様々なコツが必要となり、「買い物を賢くする」のも大切な要素。そこで、4人家族で毎月の食費が2万8,000円以内というeriさんの買い物術を教えてもらいました。
"持たないシンプルな暮らし"をしながら、家計管理や日々の生活をInstagramで公開しているeriです。我が家はよく食べる男子2人と夫の4人家族で食費予算は月2万8,000円以内(外食は別予算)。毎月その予算内でやりくりをしています。贅沢な食事はできませんが、家族みんなで毎日お腹いっぱいに、食べたいものを食べています。そんな我が家の買い物のコツをご紹介します。
以前は休日に家族全員で食材の買い出しに行っていましたが、お店では子どもはお菓子コーナー、夫はつまみとお酒のコーナーに行きたがり、それぞれ予定にないものを購入することがしばしば。それが無駄な出費につながるため、今は買い出しには一緒に行かないようにしています。
また、私が選ぶものに対して「これ買うの? 」と聞かれて、険悪な雰囲気になることもあったので、1人で行くことはそういったストレスを感じずに済むメリットもあります。
その代わり、スーパーに行く前に食べたいものを夫と子どもに聞くようにしています。希望はある程度叶っているため、連れて行ってもらえなくなっても彼らの不満はないみたいです。
買い物に行く前に、ざっくりと4〜5日分のメインメニューを決め、スマホのメモ機能を使って書いておき、必要なものだけをまとめ買いするようにしています。とはいえ、メモにあるものだけを買うというわけではありません。例えば豚肉を買おうと思っていたとしても、行ったスーパーで鶏肉が特売だったら豚肉はやめて鶏肉を買うなど、臨機応変に買い物内容と献立の変更をしています。
買い物メモを利用するする理由は、食費節約のためだけでなく、買い忘れを防ぐためでもあります。何もメニューを決めずに買い物に行って、たくさん購入したつもりでもメインの食材を買い忘れていたり、必要な材料が抜けていてまた買い物に行かないと行けなくなったりしたことが何度もあったからです。
こうやってある程度メニューを決めておくと、仕事から帰って夕食づくりを始める際に献立に悩むこともありません。節約だけでなく、たくさんのメリットがあるこのやり方がラクで続いています。
缶詰や乾物などの保存期間の長い食材は、いつか使うからと安い時にまとめ買いをしていました。でも購入したことを忘れてまた同じものを買ってしまったり、使わずに消費期限をすぎてしまうことが多く、結果として無駄遣いになっていました。そう気付いてからはその週に使う予定のものだけを買うことに。頻繁に使うパスタやツナ缶・コーン缶、レトルト食品などはある程度ストックしますが、それ以外のものをストックするのは辞めています。
ちなみに、カップ麺は非常食としてもストックしておく意味があるので、食べたら同じ量を補填するようにしています。1つ減ったら1つ買うことで、ストックしすぎを防いでいます。
家計管理を始めてから、食費は予算立てした現金でのみ支払うようにしました。クレジットカードを使うと、金額に際限がないのでつい不要なものも買ってしまうからです。
1週間分の決めたお金だけを財布に入れて、クレジットカードを持たずに買い物に行くようにしました。最初はレジでお金が足りないことに気づくなど恥ずかしい思いもしましたが、お金がない以上は買えないので、必然的に予算内に収まる買い方が身につきました。ちょっとストイックなやり方ですが、無駄遣いを防ぐにはおすすめの方法です!
メニューを決めてから買い物をするので、まずはそのメニューに絶対に必要な材料から買います。肉、魚、加工食品、卵、パン、野菜、米、乳製品が優先順位が高いものであるケースがほとんどです。
マストな食材をカートに入れたら、調味料や果物、お弁当用の冷凍食品、漬物、お菓子、お酒……と、なくてもいいけれど、あると嬉しい嗜好品の順に、予算内で購入を決めます。ただしお菓子はあればあるだけ子ども達が食べてしまうので、ストックはあまりしないようにしています。
これから子ども達の成長とともに、食べる量や買う食材も少しづつ変わっていくと思いますが、その都度柔軟に対応していきたいです。
初めて行くお店に行くと、どこになにが置いてあるかわからず、いろいろなコーナーをまわってしまい、結果買う予定のないものまで買ってしまいませんか? いつも行くお店に置いてなかったものがあると、つい手に取ってしまったりも……。
だから私は、ある程度行くお店を決めて目的のものだけをささっと買って帰るようにしています。店内にいる時間がだらだらと長くなると、目移りして無駄なものを買いやすいので、そうしないように気をつけています。
食費は品数を減らせば簡単にある程度は抑えることはできます。でも、そのために体調を崩したり、毎日の生活が寂しいものになってしまっては本末転倒です。少しの努力や工夫で、同じ金額でも体に必要な栄養はしっかり摂り、嗜好品も楽しめる食生活をしていけたらいいですね。