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「ほったらかし鍋」とも呼ばれる「自動電気調理鍋」。材料をセットして、調理メニューを選んでスタートボタンを押すだけ。これだけで火加減の調節などの必要なく、お任せで料理が完成するスグレモノの調理家電です。共働き世帯を中心に支持をされ、毎日の調理の手間を省くことができる"時短"かつ"時産"家電として、共働き家庭にとっての「三種の神器」とも言われています。
そんな自動電気調理鍋ですが、実は大きく2つのタイプに分かれます。まずは、圧力鍋を電気化したタイプで、「電気圧力鍋」と呼ばれることもあります。直火に直接かけて使う圧力鍋は、手動で火加減を調整する必要があります。電気鍋の場合はこれをマイコンが自動で制御してくれるので、その手間を省くことができる上、つきっきりで調理をする必要はありません。
通常の圧力鍋と同じように、圧力をかけることで沸点を高めて調理するので、通常は1時間以上かかるような煮込み料理などでは大幅な時短になります。もちろん、食材や調味料をセットしてスタートボタンを押してしまえば、あとはお任せです。
もう1つのタイプは、一定の時間、鍋の温度の管理と制御を行うというもの。コトコトと時間をかけて煮込むような料理を手間なく行える「スロークッカー」的な立ち位置にあります。電気圧力鍋タイプとの実用面での違いは、タイマー(予約)調理ができること。
例えば、朝出かける前や夜寝る前に仕込んでおけば、帰宅時や朝食時など都合のいい時間に合わせて料理を仕上げてくれます。ヘトヘトに疲れて帰宅したときも、朝の忙しい時間帯でも、事前にセットさえしておけば、手の込んだ1品を用意することができます。調理の負担を軽減してくれるのはもちろん、外食に頼らなくてもすむため、経済的かつ健康的な食生活を送る上でも活躍してくれます。
ちなみに、電気圧力鍋タイプの製品であっても、スロークッカー的な機能を備えた製品もあります。ただし、主力の機能が電気圧力鍋のため、メニューを手動で設定しなければならなかったり、予約機能が使えなかったり、機能が簡易的・限定的であることが多いです。
また、自動電気調理鍋の中には、水を使わず栄養素や旨味を逃さず加熱調理ができる「無水鍋」や、中を自動でかき混ぜることができる便利な機能を備えた製品など"特技"を持ったものも。そこで次回からは、主婦の間で人気度・注目度が高い自動電気調理鍋4製品を簡単なレビューとともにご紹介します。