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箸を入れるとジュワッとおいしいだしがあふれる「だし巻きたまご」。たっぷりのだしを入れて作るため、きれいに仕上げるにはちょっとしたコツが必要です。今回は簡単にふわふわでおいしいだし巻きたまごを作るコツを紹介します!
だし巻きたまごを作り始める前に知っておきたいポイントは3つあります。まずはそのポイントを紹介します。
たまごは白身を切るように混ぜ、大きな白身の塊が無くなるまで混ぜましょう。塊が残っている状態だと口当たりが悪くなります。しかしここで混ぜすぎないこともポイントです。菜箸で持ち上げて少し弾力が残る程度にコシを残すことで、ふんわりとした食感になります。
たまごを混ぜる時はボウルの底に菜箸を当て、ボウルの壁を打つように直線的に動かします。空気を含ませるのではなく、白身を切るように混ぜましょう。
火加減は強くしすぎず、中火程度で焼きます。卵液を流し入れ、表面が固まらない半熟状態のうちに巻くと口当たりが良く、きれいな黄色一色のだし巻きたまごになります。巻くのに時間がかかってしまう場合は弱火にするのではなく、たまご焼き器を火から外して巻きましょう。
普段、粉末だしを使っている人は「だし汁」をとるのはちょっと大変そう……と感じるかもしれません。しかし、だし汁をとるのはやってみると意外と簡単。ここでは基本のとり方と、お手軽なだし汁の取り方をご紹介します。
鰹と昆布を使った基本的なだしの作り方を紹介します。
【材料(作りやすい分量)と作り方】水 1L / 昆布 10g / 鰹節 10g
1. 鍋に水と昆布を入れ30分程浸しておく。
2. 中弱火にかけじっくり加熱し、昆布の周りからふつふつと泡が立ってきたら引き上げる。
3. 火を強め、沸騰直前に鰹節を入れる。すぐに火を止め、5分ほど置いたら網などを使ってだしをこす。
昆布を使わず、沸かした湯と少量の鰹節で簡単にとる「鰹だし」を紹介します。鰹節は小分けパックのものでもOK。鰹昆布だしに比べると旨味は少ないですが、香りの良いだし汁がとれますよ。
【材料(作りやすい分量)と作り方】 鰹節 3g / 熱湯 150cc
1. 鰹節を耐熱容器に入れる。
2. 熱湯を注ぎ入れる。
3. 3分ほど待ち、茶こしなどを使ってだしをこす。
だし巻きたまごを上手に作る3つのポイントを使って、さっそくだし巻きたまごを作ってみましょう。
たまご 3個 / だし汁 大さじ3 / 塩 小さじ1/6 / 醤油 1〜2滴
1. たまごを溶き、だし汁、塩、醤油を加えて混ぜる。
2. たまご焼き器全体に油を薄くひき、中火で温める。1の卵液を1滴たらして、ジュッと音がしたらちょうどいい火加減のサイン。おたま1杯分程度の卵液を流し入れる。
3. 大きな気泡ができたら菜箸で潰す。周りが固まって、表面が半熟状になってきたら奥側から手前に向かって巻いていく。
4. たまごを奥側に寄せ、たまご焼き器に再び油を薄くひく。おたま1杯分程度の卵液を再び加え、巻いたたまごの下にも流し入れる。
5. 3、4の手順を繰り返し、3〜4回で全ての卵液を巻く。
焼き上がっただし巻きたまごを、竹串を使って花形にすることも可能です。かわいらしい見た目はお弁当やおもてなしにぴったりですよ! 竹串をだし巻きたまごに当てる工程で、だしが溢れやすいので作る際はご注意ください。
だし巻きたまご 1つ / 竹串 5本 / ラップ / 輪ゴム
1. 焼き上がっただし巻きたまごが温かいうちにラップで円筒状に包む。
2. 竹串をラップの周りに均等に当て、両端を輪ゴムで止める。
3. 完全に冷めたら輪ゴム・竹串・ラップを外し、食べやすい大きさに切る。
家にたまご焼き器が無くても大丈夫。たまごのコシを残して作るこのだし巻きたまごなら、フライパンでも上手に焼くことができます。なお、フライパンはできるだけ小さなものを使うのがおすすめ。大きなものだとたまごが薄く広がりやすくなり、ふわふわに作るのが難しくなります。
1. たまごを溶き、だし汁、塩、醤油を加えて混ぜる。
2. フライパンに油を薄くひき、火にかける。1のたまご液を1滴たらして、ジュッと音がしたら、おたま1杯分程度の卵液を流し入れる。
3. 大きな気泡ができたら菜箸で潰す。周りが固まって、表面が半熟状になってきたら両端を折りたたみ、奥側から巻いていく。
4. たまごを奥側に寄せ、フライパンに再び油を薄くひく。おたま1杯分程度の卵液を加え、巻いたたまごの下にも流し入れる。
5. 3、4の手順を繰り返し、3〜4回で全てのたまご液を巻いたら完成。
形良く巻けなくても大丈夫。温かいうちに巻きすでくるみ、形を整えれば四角いだしまきたまごになりますよ。
今回は家でも作りやすいだし巻きたまごの作り方を紹介しました。だしまきたまごはハードルが高いと感じていた方もぜひ挑戦してみてくださいね!