全国各地にある"ご当地グルメ"。なかなか旅行には行けなくても、アンテナショップや物産店ならその土地の人気商品が手に入ります。今回は東京・有楽町にある大阪府の物産店を訪れ、売れ筋商品を教えてもらいました。


大阪府物産店「大阪百貨店」



今回伺ったのは、東京都の有楽町駅前にある「大阪百貨店」です。大阪府のご当地グルメといえばたこ焼きやお好み焼きが有名ですが、それ以外にも関西らしいユニークな商品や、おいしそうなものがたくさん並んでいました。



店内ではご当地グルメの他、阪神タイガースのグッズも発見。また店内放送では関西のラジオ番組が流れており、東京にいながら大阪の雰囲気が存分に味わえる空間です。



売上上位の人気商品

店内には大阪府のご当地グルメやグッズが所狭しと並びます。「たくさんあって何を買うか決めきれない……! 」という人もご安心を。特に売れているという人気商品を、大阪府八尾市出身の同店スタッフ・大西志歩さんに教えてもらいました。

※価格は全て税込です。また、記事中の価格は全て大阪百貨店での店頭販売価格です。

日清食品「日清のどん兵衛 きつねうどん [西]」



日清食品のカップ麺「日清のどん兵衛 きつねうどん」は、関西と関東でだしの味が異なることをご存知でしょうか。関西版は昆布だし主体の薄味で、関東版は鰹だしをきかせた味付けとなっています。通常、東京では関東版しか購入できませんが、大阪百貨店では関西版が購入可能。関西人におなじみの甘いだしが存分に堪能できる品です。価格は1個198円。

ちなみに大阪百貨店ではどん兵衛シリーズの他にも、エリアによってだしの味が異なるカップ麺を販売していますよ。


マルちゃんの「緑のたぬき天そば」なども揃う

鳴門屋「アップルパイ」



大阪の有名製パン店・鳴門屋の「アップルパイ」は、大阪で展開する直営店で人気No.1の商品。リンゴの甘煮とスポンジ生地をパイで包んで作られています。1日に20個程度の入荷だそうですが、好きな人はまとめ買いして購入していくため、すぐに売り切れてしまうことも。気になる人は見つけたら即購入をおすすめします。価格は1個220円。

石見食品工業所「ヘルメスとんかつソース」



「ヘルメスとんかつソース」は、1度使用すると他のソースでは物足りなくなるという人もいるほどの、おいしさに中毒性のあるソース。多種多様なソースが販売されている関西エリアの中でも、ソースにこだわりの強い人から人気だといいます。

甘めでまろやかな味わいが、とんかつはもちろん、お好み焼きや焼きそばなどとの相性も抜群。大阪百貨店での月間入荷本数は限定されているので、タイミングによっては売り切れていることも多いそう。見つけられたらラッキーな1品です。0.9L入りで価格は850円。

サンガリア「みっくちゅじゅーちゅ 缶」



大阪のご当地飲料といえば「みっくちゅじゅーちゅ」。ペットボトル版もありますが、缶の方が果肉感がしっかり残っており、昔懐かしい味わいです。オレンジやリンゴ、パインアップル、桃、バナナの5種類の果実がバランスよくブレンドされており、大阪の喫茶店の味が再現されています。190ml入りで価格は140円。

ハチ食品「蜂カレー 本格ビーフカレー」



「蜂カレー 本格ビーフカレー」は、日本で初めて国産カレー粉を調合した大和屋二代目・今村弥兵衛伝承のカレーをレトルトパックしたものです。同シリーズにはレトルトの他、カレー粉やカレーフレークも用意されています。ちなみに「蜂」とつきますが、カレーに蜂は入っていないのでご安心を。カレー粉を創作していた時に窓に蜂がとまっており、きれいだと思ったことからこの名がついたそうです。1箱1人前入りで価格が648円。

立誠社「フエキくん練乳みるくプリン」


写真右側が「フエキくん練乳みるくプリン」。小学生の時に使っていた、懐かしいあのデザイン!

「フエキくん練乳みるくプリン」の容器デザインに見覚えはありませんか。子どもの頃に誰もが目にしたであろう、大阪生まれの「フエキのり」の容器をイメージした商品です。中に入ったミルクプリンは、高級スイーツを手掛けるパティシエが丹精込めて作り上げたという本格派。濃厚で甘めの味が楽しめる本格スイーツです。2個入りで価格は864円。

蓬莱本館「蓬莱本館の豚まん」



関西といえば「肉まん」を「豚まん」と呼ぶことで有名。ジューシーな肉の旨味がたっぷりと味わえる「蓬莱本館の豚まん」は、ほんのり甘くて厚い皮で肉だねが包まれています。肉だねには厳選された豚肉と玉ねぎを採用。代々引き継がれた伝統の味を召し上がれ。冷凍で販売されており、気温の低い秋冬は12時間ほど持ち歩けるそうなのでお土産にもぴったりですね。4個入りで価格は800円。

マルシゲ「呼吸チョコスタンドパック 北新地」



ネーミングのインパクトに大阪らしさを感じる「呼吸チョコ」。いくつかフレーバーがありますが、大阪の繁華街である「北新地」の名前がついているフレーバーはココア味です。マスカルポーネチーズクリームで香ばしいアーモンドを包んでいる、ティラミス仕様のチョコレート。ファンの多い品です。なお、商品名である「呼吸」には、「まだチョコレートが呼吸をしているほど新鮮なうちに味わってもらいたい」という意味が込められているそうですが、SNSでは「呼吸を忘れるくらいおいしい」などとも言われているそう。1袋559円。

この他にも、店内のカフェエリアではたこ焼きやいか焼き、店舗オリジナルのミックスジュースなどが販売されていて、その場で食べることも可能です。ぜひ訪れてみて、お気に入りを見つけてくださいね。


店内で購入できるたこ焼きとオリジナルミックスジュース。価格はたこ焼きが6個入りで390円、ミックスジュースが1杯270円

情報提供元: トクバイニュース
記事名:「 【連載】全国の隠れた名産グルメ発掘--第2回 大阪編~こだわりソースに関西版どん兵衛など