素材にこだわりながらも、お手頃な価格帯の商品が揃うと人気のスイーツ店「シャトレーゼ」。その品質や価格の秘密はどこにあるのでしょう。今回は一般客でも見学が可能な山梨県にある「シャトレーゼ 白州工場」を取材、その理由に迫りました。


シャトレーゼについて

シャトレーゼとは



全国に500店舗以上、海外には東南アジアを中心に8つの国・地域で50店舗以上の店舗を構えるスイーツ店「シャトレーゼ」。洋生菓子をメインに、和菓子やアイス、パン、ピザの他、一部店舗ではワインなども取り揃えており、特別な日もちょっと特別にしたい日も気軽に利用できる店舗です。


シャトレーゼで一番人気の「ダブルシュークリーム」1個108円(税込)

シャトレーゼの歴史

創業は1954年。今では洋生菓子中心の店舗として知られるシャトレーゼですが、実は「甘太郎」という今川焼のような和菓子を扱う店としてスタートしました。甘太郎はとても繁盛しましたが、焼きたて熱々の商品を販売するため、夏に売れ行きがにぶりがちでした。そこで、夏に売れるものということからアイスの製造販売を開始。1967年には現在も人気商品であるシュークリームの製造販売をはじめ、その後もいろいろな商品を開発・販売して今に至ります。

店は郊外の路面店をメインとした店舗展開ですが、最近ではショッピングモールなどにも出店しています。

シャトレーゼのこだわり

老若男女から支持されるシャトレーゼ。人気の理由はおいしさや素材にこだわりつつも、買い求めやすい価格帯であることです。アイスは1本売りで60円から、ケーキも1カット200円から販売されています。お手頃な価格ですが、使用しているフルーツは産地直送。旬のフレッシュな国産フルーツにこだわり、牛乳やたまごといった素材も契約農家や産地から直接調達しているといいます。


売れ筋商品の「スペシャル苺ショート」は税込324円。

品質と価格の秘密は?

シャトレーゼでは、極力添加物を使わない菓子作りをモットーとし、無添加のものや糖質カットの商品など、食べる人の健康に配慮した商品を製造しています。また乳製品やたまご、小麦粉のアレルギーがある人でも食べられる、アレルギー対応ケーキやアイスも販売。「アレルギーでも誕生日はケーキを食べさせてあげたい」という親御さんからも支持されています。

アレルギー対応商品を作るときは、アレルギーを引き起こす材料が万が一にでも混ざってしまわないように、他の製造ラインを止め、アレルギー対応商品を作るラインだけを動かして製造しているそうです。

このように品質にこだわりながらもお手頃な価格の秘密は、「自社で原料調達から販売まで一貫して手掛けている」ということ。材料を産地や契約農家から自社工場へ直送して製造し、専用便で店舗へダイレクトに配送。中間業者を通さない分、素材にこだわりつつもお値打ち価格を実現できるのだといいます。

シャトレーゼ白州工場とは



シャトレーゼの工場は本社のある山梨県の他、北海道と福岡県などに計5つあります。その中でも一般客の見学受付をしているのが、山梨県にあるシャトレーゼ白州(はくしゅう)工場。和菓子に使うあんとアイスクリームをメインに、焼き菓子やゼリー、水ようかんなどを製造している工場です。

白州工場が位置する南アルプスには、日本名水百選に選ばれた「白州名水」が流れています。白州名水は軟水で雑味がないため、お菓子作りに最適。シャトレーゼ白州工場では、この軟水を工場の敷地内にある深井戸からくみ上げて菓子作りに使用。名水を使用できる環境であることから、水を使って製造する菓子をメインに製造しているそうです。

実際に工場見学してみよう!

白州名水はもちろん、その他にもこだわり素材を使用して製造されているシャトレーゼ白州工場の菓子。工場見学は無料です。なお、基本的には水曜日が休みのため見学不可となりますが、休みは変動することもあるので訪問の際は公式WEBサイトを確認しておきましょう。ただし工場見学は多いときで1日2,000人も訪れるほど人気があり、事前予約が必須です。なお、特に人気なのは長期休みや夏の時期で、これからの秋冬シーズンは比較的予約が取りやすい時期です。

尾白川をイメージした"名水トンネル"からスタート



見学のスタートは、名水が流れる尾白川をイメージした通称「名水トンネル」から。川のせせらぎが聞こえ、川が波打つ映像が流れる癒しの空間です。


水が流れる映像は見ていて心地よくリラックスできる

80種のあんを作り分け


写真手前の銅釜などであんが炊かれている

トンネルを抜けてしばらくすると、あんの製造コーナーに入ります。シャトレーゼの和菓子やアイスに使用されるあんは、全て白州工場で製造しています。工場内には1回で60~250kgのあんを作る釜が複数個設置してあります。ここで作るあんの種類は全部で約80種。北海道十勝産小豆を使用し、白州名水で炊きあげた自家炊き粒あんをはじめ、それぞれの菓子に合わせて微妙に配合や仕込み時間などを変えているといいます。平均して1日10トンほどのあんができ上がります。


使用する小豆も複数種ある

次々と作られていくアイス



あん見学の次は、アイスの製造現場へ。カップアイスやコーンアイスなど多くのアイスが製造されています。その数、カップアイスは1時間で約1万4,400個、コーンアイスは1万個、バーアイスに至っては2万4,000本にもなるそう。コーンアイスは、アイスだけでなくコーンも自社工場で焼き上げており、さすがのこだわりが感じられます。


ガラス越しに、でき上がっていくアイスの様子が見られる

アイス試食コーナー



工場を見学し終わったら、ひと休みできるエリアでアイスの試食が可能。アイスはシャトレーゼの人気定番商品を中心に5種類程度が揃い、なんと試食可能本数に制限はありません。無料見学な上にこの太っ腹サービス。人気が出る理由がわかります。


アイスの中で人気No.1の和菓子アイス「十勝あずき」。甘すぎず食べやすい

ショップでは白州工場限定の商品も多数!



最後はショップへ。シャトレーゼの人気焼き菓子の他、ここでしか買えない限定アイテムも揃っています。


白州工場限定の「八ヶ岳高原契約牧場 ミルクラスク」は3枚入り270円(税込)から

編集スタッフが興奮したのは、山梨県の伝統工芸「甲州印伝」を手掛ける「印伝の山本」とシャトレーゼがコラボしたがま口財布。アイスや団子、白州工場周辺の森と水をイメージした柄があります。シャトレーゼ白州工場でしか購入できない商品なので、気になった方は工場見学の際にGETしておきましょう。


編集スタッフも手前のアイス柄(黄色)を購入。各2,500円(税込)

子どもも大人も大好きなシャトレーゼ。白州工場の見学で、そのお菓子作りへの姿勢について知ることができました。素材や製造工程に対する知識を深めることで、シャトレーゼのスイーツをもっと楽しくおいしく味わえそう。ぜひ家族や友人と一緒に行ってみてはいかがでしょうか。


情報提供元: トクバイニュース
記事名:「 シャトレーゼ、こだわり素材でお値打ち価格実現の理由とは