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キリンビール株式会社が3月に発売した新ジャンル「本麒麟」が人気を集めています。発売から約3カ月で1億本(350ml換算)を突破したといい、当初の販売計画の1.5倍を記録しています。
本麒麟は、力強いコクと飲みごたえにこだわり、ドイツ産ホップを一部使用してさわやかで上質な苦みを実現。長期低温熟成を採用したことにより、アルコール度数は6%と一般的なビールより若干高め。これにより「飲みごたえ」を強化し、引き締まった後味となっています。
同社によると、消費者が新ジャンルに最も期待するのは「ビールに近い味覚(高品質)」ということで、このニーズを満たす商品として本麒麟を発売したといいます。市場価格は350m缶145円前後、500ml缶203円前後(共に税込)。新ジャンルで低価格を実現しながら、これまでの新ジャンルの延長線上ではなく、「ビールに近い味覚」を実現したことが消費者の心をつかんだといえるでしょう。