乳がん検診と聞くと、40歳を過ぎてから受けるものというイメージを持つ人もいるだろう。実際に、国の指針に基づく乳がん検診は40歳以上の女性が対象となっている。しかし、まだ対象年齢ではない20代・30代の女性にとっても、自分のからだの状態を知り、日頃から健康に目を向けることは大切だ。一方で、検査への不安や費用面の負担、医療機関を受診するきっかけがないことなど、検診を身近に感じにくい場合もある。




そんな若い世代の女性が、自分のからだと向き合うきっかけとなるイベントが札幌で開催された。はなさく生命保険株式会社は、10月のピンクリボン月間に合わせ、2026年10月17日に20〜39歳の女性を対象とした無料の乳がん検診啓発イベントを実施。当日は70名が参加し、乳房超音波検査や女性医師への健康相談、しこりチェッカー体験などを通じて、乳房の健康について理解を深めた。




公的な検診の対象年齢を迎える前に、自分のからだと向き合う機会を







今回のイベントは、はなさく生命が展開する「I'm OK? PROJECT」の一環として、一般社団法人日本健康倶楽部北海道支部と共同で開催されたものだ。国の指針に基づく乳がん検診では、40歳以上の女性に対して2年に1回のマンモグラフィ検査が推奨されている。今回のイベントでは、その対象年齢を迎える前の20〜39歳の女性にも、自分の乳房の状態を意識する「ブレスト・アウェアネス」を知ってもらうことを目的としている。




また、開催地となった北海道は、乳がん検診の受診率が全国平均を下回る地域でもある。
2025年の国民生活基礎調査によると、40〜69歳の女性の過去2年間における乳がん検診受診率は、全国平均が51.0%であるのに対し、北海道は40.9%にとどまっている。こうした背景も踏まえ、イベントでは無料の検査に加え、健康相談や体験型のプログラムを用意。参加者が乳がんや自身の健康について考えられる機会が設けられた。




無料の乳がん検診や健康相談も! 当日実施された4つのプログラム




イベント当日は、事前募集で集まった20〜39歳の女性70名が参加。会場となった札幌市の「さつきた健診の杜クリニック」では、乳房超音波検査や女性医師への健康相談など、4つのプログラムがすべて無料で実施された。




乳がん検診(乳房超音波検査)







公的な乳がん検診の対象年齢を迎える前の女性を対象に、乳房超音波検査を無料で実施した。




普段は検診を受ける機会が少ない20〜30代の女性にとって、自分の乳房の状態に目を向ける機会となった。




女性医師への健康相談







乳がん検診に関する疑問や、普段から気になっているからだのことなどを、女性医師に直接相談できる機会が設けられた。




検査を受けるだけでなく、専門家と直接話すことで、自分の健康について考える時間となった。




乳がんしこりチェッカー体験







乳房の模型を使い、実際にしこりの感触を確かめる体験が行われた。




参加者からは「しこりがどのような感触なのか、実際に触れて知ることができた」との声も寄せられ、普段はなかなか知ることのできないしこりの感触を体験する機会となった。




ブレスト・アウェアネスの紹介







日頃から自分の乳房の状態に関心を持つ「ブレスト・アウェアネス」についても紹介された。




ブレスト・アウェアネスとは、「乳房を意識する生活習慣」のこと。日常生活の中で自分の乳房の状態を知り、変化に気を付けることを大切にする考え方だ。




具体的には、次の4つがポイントとなる。




・自分の乳房の普段の状態を知る
・乳房の変化に気を付ける
・変化に気づいたら、すぐに医師へ相談する
・40歳になったら、2年に1回乳がん検診を受ける




イベントでは、こうした考え方を通じて、参加者が日常生活でも自分の乳房に目を向けるきっかけを提供した。




「無料で気軽に参加できた」参加者が語る検診への思い




今回のイベントでは、実際に検査や体験プログラムに参加した女性たちから、さまざまな感想が寄せられた。




無料で参加でき、しこりの感触を知るきっかけに(29歳の参加者)
「市の検診は40歳からというイメージがあり、今回は無料で気軽に参加できると思って来ました。これまでは、検査が痛そうという不安や、費用の面でハードルを感じていました。しこりチェッカーでは、しこりがどのような感触なのか、実際に触れて知ることができました。自分でチェックするときにも参考になると思いました。」




専門家に直接話を聞けることの大切さを実感(34歳の参加者)
「気になることがあり、病院に行こうかなと考えていたところ、Instagramで今回のイベントを知り、参加しました。会社などで乳がん検診を受ける機会がなく、自分で病院に行くことには少しハードルを感じますが、無料だと気軽に参加しやすいです。ネットでいろいろ調べられる時代ですが、専門の方に直接お話を聞けることは、やはり大事だと感じています。」




初めての検査をきっかけに、日常でも乳房を意識(35歳の参加者)
「これまで乳がん検診を受けたことがありませんでしたが、テレビで乳がんの話題を目にすることもあり、一度受けてみようと思って参加しました。実際に受けてみると、思っていたよりも短い時間で受けられ、難しいことではないと感じました。自分の乳房をチェックすることも、日常的にやってみようと思いました。」




自分のからだとこころに向き合う「I'm OK? PROJECT」




今回のイベントは、はなさく生命が進める「I'm OK? PROJECT」の取り組みのひとつだ。同プロジェクトは、女性が自分のからだとこころに向き合うきっかけを届けることを目的としている。




女性の健康や暮らしに関する情報発信をはじめ、イベントや体験の機会を通じて、自分自身の健康について考えるきっかけづくりに取り組んでいる。今回の乳がん検診啓発イベントも、こうした活動の一環として開催された。




<開催概要>
名称:I'm OK? ACTION 乳がん検診啓発イベント
開催日時:2026年10月17日(土)10:00〜17:00
会場:さつきた健診の杜クリニック
所在地:北海道札幌市北区北7条西4丁目1番地2 KDX札幌ビル9F
対象:20〜39歳の女性(その他、参加条件あり)
参加費:無料
主催:はなさく生命保険株式会社、一般社団法人日本健康倶楽部北海道支部
実施内容:
乳房超音波検査、女性医師への健康相談、乳がんしこりチェッカー体験、ブレスト・アウェアネスの紹介
「I'm OK? PROJECT」公式サイト:https://magazine.life8739.co.jp/




乳がん検診をもっと身近に、自分のからだを知るきっかけに




乳がん検診に興味はあっても、「まだ自分には早いかも」「検査はちょっと不安」と、なかなか一歩を踏み出せない人もいるだろう。今回のイベントでは、無料で検査を受けられるだけでなく、女性医師に気になることを相談したり、しこりの感触を実際に確かめたりと、乳房の健康について気軽に知ることができる機会が設けられた。参加者からは「思っていたよりも短い時間で受けられた」「日常的にチェックしてみようと思った」といった声も寄せられている。




自分のからだのことは、気になっていても、つい後回しにしてしまいがちなもの。今回のイベントをきっかけに、普段の生活の中でも少しだけ自分の健康に目を向ける。そんな小さな変化が生まれたのかもしれない。



情報提供元: 舌肥
記事名:「 20代・30代女性が無料で乳がん検診を体験! はなさく生命がピンクリボン月間に札幌で啓発イベントを開催 」