11年ぶりの大型シルバーウィークで旅行予定増加! 10代は前年比25%増、熱海・江の島も人気
今年のシルバーウィークは、2015年以来11年ぶりとなる5連休。そんな大型連休を前に、旅行の予定も増加しているようだ。
株式会社TimeTreeの社内研究所『TimeTree未来総合研究所』が、カレンダーアプリ『TimeTree』に登録された予定をもとに今年のシルバーウィーク期間の「旅行」予定を分析したところ、旅行予定数は前年比7.6%増となった。特に10代・20代の増加が目立ち、全体の伸びを若年層がけん引していることが分かった。
旅行予定は前年比7.6%増、コロナ禍以降で最大の伸び
今年のシルバーウィークは、9月21日(月)が敬老の日、9月23日(水)が秋分の日となり、その間の9月22日(火)が国民の休日となることで、9月19日(土)~23日(水)までの5連休となる。TimeTree未来総合研究所が2019年以降のシルバーウィーク期間について、「旅行」を含む予定の登録状況を比較したところ、2026年は1万件あたり66.0件となり、前年の61.3件から7.6%増加した。
旅行予定は、2020年が39.9件、2021年が24.7件と大きく減少したあと、2022年から2024年にかけて回復。2025年には61.3件と前年から1.6%減少していたが、今年は再び増加に転じた。2019年は1万件あたり69.3件だったため、今年はコロナ禍前の約95%の水準まで回復している。
旅行予定の増加分、約98%を10代・20代が占める
年代別に見ると、今年の旅行予定の増加を担っているのは10代と20代だった。10代では、1万件あたりの旅行予定登録数が前年の56.0件から70.2件へと増加。前年比25%増となった。20代も74.4件から82.4件へと増え、前年比11%増となっている。
一方、30代は60.3件から59.7件、40代は54.6件から55.0件、50代は51.0件から52.7件、60代は55.6件から57.8件、70代は54.1件から55.9件と、いずれも前年比で大幅な変化は見られなかった。年代別の増加分を見ると、前年から増えた旅行予定の約98%を10代と20代が占めている。ただし、コロナ禍前の2019年と比較すると、旅行予定数が当時の水準を上回っているのは10代のみ。20代以上では、まだ2019年の水準には戻っていない。
旅行先は国内が中心、10代では「熱海」「江の島」が上位に
旅行先については、今年も国内が中心となっている。9月6日~9月29日に登録された旅行予定の行き先を年代別に見ると、東京、大阪、沖縄、北海道、福岡、名古屋、京都といった国内の行き先が各年代の上位10位を占めた。
海外では韓国が唯一、10位以内にランクイン。東京、大阪、沖縄、北海道、福岡、名古屋、京都、韓国の8つの行き先は、10代から50代までのすべての年代で上位10位に入っており、年代を問わず共通して選ばれていることが分かる。
一方、順位には年代による違いも見られた。北海道は年代が上がるほど順位が高くなり、10代では7位だったのに対して、50代では3位にランクイン。一方、韓国は10代・20代では3位に入っており、50代でも北海道と並んで3位となったが、30代では7位となっている。
10代では「熱海」「江の島」の人気が上昇
今回、旅行予定の伸びを特に大きく押し上げていた10代では、ほかの年代とは異なる行き先も見られた。「熱海」と「江の島」が、10代の旅行先上位10位にランクイン。全世代を通じて、10代でのみ上位10位に入った行き先となった。さらに、毎年9月の予定登録数を比較すると、熱海、江の島ともに今年は登録数が伸びている。
<TimeTree未来総研所長 深川泰斗コメント>
シルバーウィークの旅行予定は前年比7.6%増で、2019年の約95%の水準まで戻りました。2年ぶりの増加です。増えた割合のほとんどは10代と20代で、若年層がけん引している形です。年代別で大きく行き先に違いはありませんでした。すべての年代で国内の行き先が上位を占めており、海外では上位10位以内に入ったのは韓国のみとなりました。背景には円安の影響や燃油サーチャージの値上げなども考えられます。特に10代では熱海・江の島が上位に入ってきており、若い世代の近場での旅行のニーズと、熱海・江の島の若年層への観光地としてのアプローチが噛み合う結果となっていることが見てとれました。
大型連休を迎える今年、コロナ禍前の水準にはまだ届いていないものの、旅行予定は再び増加に転じている。特に若い世代を中心に、シルバーウィークの旅行への関心が高まっているようだ。