321のライバーがド派手に魅せる! 「LIVER祭り2026」の熱狂をレポート
約1万人が所属する日本最大級のライバー事務所・株式会社321によるライブイベント「LIVER祭り2026」が2026年8月22日(土)~23日(日)に新宿住友ビル 三角広場にて開催された。6年目を迎える今年も、MCは同事務所ファウンダーであるインフルエンサー・ゆうこすさんとタレントの大倉士門さんが担当。選ばれし人気ライバーたちが、特技を活かしたバトルやパフォーマンスで観客を魅了した。最初から最後まで大盛況だったイベントの様子をレポートしたい。
夏祭りらしい活気を感じる屋台やドリンクワゴン
今年の会場は、約3,000㎡の広さを誇る、全天候型のイベントエリア「新宿住友ビル 三角広場」。ステージの横には射的・和投げ・フルーツ飴・ポップコーン・フランクフルトなど、縁日らしい屋台が並び、多くの人でにぎわいを見せていた。
アルコールなどのドリンクを売り子として販売しながらリスナーと交流するライバーの姿も。演者との距離感の近さもLIVER祭りならではの醍醐味だ。
ライバー渾身のステージやバトルで初日から大盛り上がり!
初日は、個性あふれる3名のライバー・なぽ・まさみん・しょへの楽曲ステージから始まり、PocochaバトルAランク決勝やTikTokバトル準決勝、アドリブ歌謡祭、321アイドルプロジェクト「グリッターシステム」「PALETULLE」のステージなど、盛りだくさんの企画が実施された。
ライバーたちが全力で挑むステージは見応え満点! 笑いあり、涙あり、手に汗握る展開ありで会場は熱い空気に包まれ、翌日への期待感がさらに増す1日となった。
2日目は西野亮廣さんと前田祐二さんによるトークショーで幕開け
2日目の幕開けは芸人・童話作家・プロデューサーの西野亮廣さんとSHOWROOM代表取締役社長・前田裕二さんによるトークショー。
トークテーマは「応援が仕事になったその先へ」。MCのゆうこすさんを交えてライバー業界と応援市場の現在地と未来についてさまざまな議論が交わされた。ゆうこすさんと前田さんの出会いは、まだ応援市場が一般的ではなかった10年以上前。SHOWROOMで一緒に仕事をしたのが始まりだったという。
「前田さんにアドバイスをもらいながらこの事務所を立ち上げたのも懐かしい思い出です」と当時を振り返った。
「コロナ禍を経てライバー業界の需要が上がったように感じますね。先日も連続配信するライバーを表彰するイベントがあったのですが、3000日以上連続で配信している人がいたんです。配信しながらギフトの収益で暮らしていける、職業として成立するようになったのは本当に最近のことだと思います」と前田さんが語ると、「3000日?呼吸とか歩行並みですね」と西野さんが驚きの声を上げた。
LIVER祭りでもお馴染み、TikTokのバトル機能については、「3年前くらいから爆伸びしてきましたが、疲弊も生んでいると思っています」と前田さんは分析する。
何に対してギフトを飛ばしているんだろうと目的が分からなくなってしまう現状に問題意識を持っているそう。勝ったら何があるのかというその先に価値を見出せるような仕組みの構築が必要だと言及した。
「321のLIVER祭りは、投げ銭で勝った人たちが立てる舞台なので、応援しがいがあるというか、立たせてあげたい!立てた!という達成感を得られる存在かもしれないですね」とゆうこす。
「ここまでお金をかけてイベントをやっている事務所はほかにあまりないので、もっとリアルのイベントに力を入れる事務所が増えてライバー業界が盛り上がったら嬉しいですし、応援市場はデカいんだぞ!とアピールしたいです」とブランド化に力を入れたいと語った。
西野さんも「たしかに、その場に立ったことが自分のブランドになるようなステージの演出ってめちゃくちゃ大切ですね」と同意し、「武道館とかわかりやすくないですか?」と大きな案を提案すると、ゆうこすさんも「いいね!武道館をライバーで埋めたいね」と賛同。いつかライバーたちが日本一のステージに立つ日が実現するかもしれない。
一方で、「ギフトをもらう力と人を面白く笑わせる力は異なり、1対100に強いのか、1対1に強いのか、まったく別物なんですよね」と前田。ライバーがオフラインで魅力を発揮するために、ディナーショーくらいの規模感でイベントを打つのも面白いのではないか、と興味深い案も提案された。
観客も夢中で聴き入る白熱したトークショーも気づけば終了時間に。
「最後に、応援市場やってみたいなという人に向けてぜひ一言お願いします」というゆうこすからの問いに対して西野さんは、「ライバー業界は、まだ作り切れていないところが可能性でしかないと思います。ゆうこすにはぜひ第一人者として頑張ってほしいですね」と語った。
前田さんは「ライバー業界の良いところは、だれかに応援される、応援することで夢中を生み出すことだと思っています。そういう世界の中に入ってくれる人がもっと増えたら嬉しいです」と結んだ。
ブランド力を高めて321をもっと大きくしていきたい
トークショー終了後、報道陣から今の率直な気持ちを尋ねられた前田さんは、「ライバー業界はまだまだ歴史が浅いです。ライバーになったら稼げるかも、応援したら人生が楽しいかもと思う人が増えて世の中から注目されるようになってきたのかなと感じて、力をもらいました」古くから応援市場に携わってきたからこそ感じる喜びを語った。
一方、視聴者としてライバーの配信を見たこともあったという西野さんには、トークショーを経て、第三者目線でライバー業界へのイメージに変化はあったかという質問が寄せられた。
「大きな目標を作って大きいステージを用意するというのはすごく良いストーリーだなと思う一方で、200人を楽しませる能力と1万人を楽しませる能力があまりにも違うという現状をどう突破するかという課題もあるなと思いました。世界でまだ誰も作れた人がいない領域に二人が踏み込む未来が楽しみです」とゆうこすに向かって笑顔を見せた。
西野さんから熱い視線を向けられたゆうこすさんは「ブランドを作るために、ブランド力のある雑誌やメディア、場所などで頑張ってきましたが、今回ブランド力のある西野さんと前田さんと絡めたことで、もっと321が大きくなっていけたらなと思いました!」とコメント。今後はどんなコラボレーションやイベントが実現するのか期待したい。
今年もハイレベル! ボーカル王者決定戦予選ステージ
LIVER祭りの目玉といえばボーカル王者決定戦!昨年も審査員を務めたAkira Sunsetと今年初参加のSHIROSEさんが登場すると客席からも大きな歓声が上がった。
Akira Sunsetさんは「難しいんですよ。みなさんの想いを背負っているので。審査のポイントは……何も考えてません、逆に!毎年レベルが高いので本当に難しいですね」とコメント。
SHIROSEさんは「審査で一番見たいなと思っているのは自分らしさです。上手さとか色々あると思うのですが、自分らしく歌っているのが一番かなと」と審査のポイントを語った。
予選に挑むのは個性あふれる12名のライバーたち。毛色の異なるハイレベルなパフォーマンスに審査員の2人も「ここから3名に絞るのか……とても悩ましいです」と迷いながら票を投じた。
見事選ばれたのは、会社員のjun・癖たろすSHOW・まさみんの3名。
初日の楽曲ステージでもパフォーマンスを行ったまさみんは、3位で通過。ハワイをイメージした衣装に身を包み、のびやかで美しい歌声を披露した。「歌声を台詞として乗せていたのが印象的で素晴らしかったです」とSHIROSEさんも絶賛した。
2位通過の癖たろすSHOWは、明石家さんまのモノマネをしながら入場し、オリジナリティあふれる堂々としたパフォーマンスを披露。「モノマネで入ってきたので、場落ちかと思いきやとてもクオリティが高かったと思います」と審査員の2人も彼の歌唱力を高く評価した。
1位通過は自身のアイデンティティでもあるスーツ姿で登場した会社員のjun。パワフルでストレートなビブラートが印象的な歌声で会場を圧倒した。
「多くの人を感動させる歌声です。説得力があったし、発声する力があるので聞いていて気持ちよかったですね。爽快感がありました」という審査員のコメントを受け、「嬉しくて泣きそうです。決勝も圧倒されないように歌い切りたいと思います」と意気込みを語った。
ライバーたちの個性が光るファッションステージ
続いては、事前イベントを勝ち抜いた15名のライバーが、この日のために準備してきた渾身のコーディネートを披露する、毎年恒例のファッションステージ!
見事1位に輝いたのは、白とピンクを基調としたキュートな衣装から黒いグリッターが映える衣装への早着替えを披露して会場を沸かせたかわちまる。LIVER祭り初の2連覇達成という快挙を成し遂げた。
321の頂点はいかに! Pocochaバトル決勝・Sランク
321Pocochaライバーの頂点を決めるイベント「Pocochaバトル決勝」。2日目はSランクグループの決勝戦が行われた。
登場したのは、りっちゃん・るのるん・ゆかたんの3名。最後まで結果が分からない展開の中、見事勝利を獲得したのは、るのるんだった。
「前回のバトルでは準決勝で敗れてしまって。今回は優勝したいと伝えていたので本当に嬉しいです。みんなありがとう!」と笑顔を見せた。
事務所の垣根を超えた一大企画、TikTokバトル決勝
続いては、他事務所との合同企画、ゴールド・シルバー・ブロンズ各ブロックのTikTokバトル決勝! 初日に続き、しげんくんが実況として登場した。
ブロンズブロックは、パペットまめぷとのあぴの勝負。
見た目も毛色も異なる2人のバトルに実況も熱を帯び、「え、これ本当にブロンズブロックですか?」と驚きの言葉を漏らす場面も。
最終的にはラスト5秒で60万ポイント引き離した、のあぴが勝利を収めた。
「優勝を目指していたので本当に嬉しいです!引き続き頑張っていきたいと思っていますので応援よろしくお願いします」と喜びの気持ちをコメントした。
シルバーブロックは、前日の準決勝で激闘を制した、ももえると近所のおばさんの戦い。
開始早々高額のギフトが入り、数秒で両者30万ポイント近い数字が!
中盤になると近所のおばさんが一気に40万ポイントリードするも、ももえるも負けずと追従。全く先が読めない展開の中、最後の数秒でももえるが大逆転。
ももえるが、「321さんに挑むということでどうなるかと思っていましたが、嬉しいです」と語ると、客席からは喜びのコールと歓声が飛び交った。
最後はゴールドブロック。看護学生かぽたんとおおぬのバトルは、開始数秒でおおぬ。に90万近いポイントが!「ありえないスピード感ですね」としげんくんも興奮した様子を見せた。
「一体何が起こってるんですかこれは」と大倉も驚きの表情。ゆうこすさんも固唾を飲んで勝負の行方を見守った。
結果は321の看板を背負って出場したおおぬ。の勝利。
「ここの会場に来てくださったみなさん、画面上で応援してくださったみなさん、ほんまにありがとう!」と大きく手を振ってリスナーに感謝を伝えた。
ボーカル王者に輝いたのは、会社員のjun
最後のプログラムは、ボーカル王者決定戦の決勝ステージ。
引き続き審査を務めるAkira Sunsetさん・SHIROSEさんと、 見事予選を勝ち抜いた会社員のjun・癖たろすSHOW・まさみんの3名がステージに登場した。
シルバーのグリッターが目を引く華やかな衣装で挑む、予選第3位のまさみんは「初恋サイダー」をパフォーマンス。予選とはまた違った雰囲気の、パワフルで伸びやかな歌声で会場を魅了し、客席からはコールや大きな歓声が届いた。
予選第2位の癖たろすSHOWの選曲は、鈴木雅之の「夢で逢えたら」。モノマネは封印し、予選よりさらにパワーアップした声量とセクシーな歌声で観客を自分の世界に引き込んだ。
決勝の舞台にもスーツ姿で登場した、予選第1位の会社員のjunはSUPER BEAVERの「人として」をパフォーマンス。聞き手の心を揺さぶる、気持ちと魂が込められた渾身の1曲を披露した。
審査と投票の結果、満場一致でボーカル王者の栄冠は会社員のjunの手に。審査員2人の決め手は「一番心が震えたから」だったという。
「自分の曲なのかなと思うくらいにグッときて、最後は泣いちゃいました。これが決め手かなと」と投票の理由を語った。
審査員たちのコメントに対して会社員のjunは「何も言葉が出てこないくらい嬉しいです。頑張ってきて本当によかった!」と感極まった様子。「仕事を言い訳にしたくなくてずっと走り続けてきたので報われた気がします」と涙を見せた。
MCから翌日の予定を問われると、「明日は地方で商談です(笑)」とのこと。会社員とライバーという2足の草鞋を履く彼の今後の活躍に注目したい。
会場を盛り上げた出演者たちへインタビュー
2日間、大盛況で幕を下ろしたLIVER祭り2026。ゆうこすさんは「毎年開催している夏祭りですが、今回はじめて、他の事務所との合同企画を行いました。ステージ上でいろんな事務所のライバーさんと321のライバーが交わっている姿を見て、ああやってよかったなと感動しましたし、今後も日本全国の事務所と絡んで仲良くしていきたいなと思いました」と、新たな試みへの手ごたえを語った。
また、TikTokバトル・ゴールドブロック優勝者のおおぬ。、ファッションステージ優勝者のかわちまる、そしてボーカル王者決定戦の優勝者、会社員のjunも登壇し、応援してくれたリスナーたちへの感謝の気持ちをコメント。
おおぬ。は「会場の空気を自分が作らなあかんなと思って、それが一体感と勝利につながったのではないかなと思っています」と、かわちまるは「衣装チェンジできるコーディネートを自分で考えたのですが、ステージで衣装替えをしたときに、おお!という声が聞こえて嬉しかったです」と、勝利の決め手を分析した。
満場一致の審査でボーカル王者に輝いた会社員のjunに対して、審査員を務めたAkira Sunsetさんは「最後にまくった!と思う瞬間があって、そこがSHIROSEさんとも一致しました」と評価のポイントを改めて解説。
SHIROSEさんも「そもそも声質が良くて、声量だけでまっすぐストレートに出すタイプが会社員のjunさんだけだったので目立っていました。サビに向かうにつれてどんどんボルテージが上がっていって、聞いている人みなさんが自分の中の誰かを想像できるような、心を揺さぶられるパフォーマンスだったと思いますね」と絶賛したうえで「今のまっすぐな歌い方をずっと両手で大事にしてほしいです」とエールを贈った。
コメントを受けて会社員のjunは「今回ファミリー総出で応援してもらって力強いメッセージをもらって、それが自分の原動力になりました。会社員の僕でも人の役に立てるという自信につながったので、それに甘んじることなく、さらに一人でも多くの人に喜んでもらえるように、真摯な気持ちで活動していきたいです」と、今後の決意を表明した。
最後に、「毎年毎年会場が大きく派手になっているのですが、来年はどこでやるんですかね……。業界を牽引する身として、次回もぶちかましたいと思っていますので、その際はみんなぜひ来てくれたら嬉しいです!」とゆうこすさんから来年が楽しみになる一言が!
321の、そしてライバー業界のさらなる前進から目が離せない。