日本人に必要な野菜の摂取量は一日350グラムといわれているが、実際には280グラムほどしか摂れていないのが実情だとか。そんな中、日本三大そばのひとつである島根県の出雲そばのメーカー・本田商店が、麺と一緒に野菜がたっぷり食べられる「NÃMEN」を4月15日に新発売。2月20日には、都内某所で試食会が開催された。

試食会に参加したメディアに「NÃMEN」を開発した経緯を語る有限会社本田商店の代表取締役 本田繁氏
「NÃMEN」のブランディングを担当した株式会社ラボラトリアンのディレクター 塙萌衣氏

「NÃMEN(ナーメン)」は、奥出雲で100年にわたって出雲そばをはじめとする様々な麺を作り続けてきた有限会社本田商店が伝統とこだわりの製麺技術と新たな発想を融合した、新感覚のSALAD NOODLE(ヌードル × サラダ)ブランド。「忙しいあなたにたっぷり野菜を」がコンセプトのNÃMENのパッケージには、そばやフォーなどの生麺とドレッシング風つゆが封入されており、消費者は茹で上げた麺に好みの野菜をたっぷりと盛り付け、ドレッシング風つゆをかけることで主食である麺とカラダに必要な野菜が摂れるというわけだ。伝統ある老舗メーカーが作る麺のおいしさは折り紙付きだが、それに負けずと劣らないのが同梱されたドレッシング風つゆ。4月15日発売の3種類のNÃMENは、それぞれ「そば × ラー油&香醋ドレッシング」「フォー × ヌクマム&レモンドレッシング」「うどん × コチュジャンドレッシング」とエスニック系で、茹でた麺とたっぷりの野菜にかけても負けないくらいのパンチある味わいが楽しめる。試食会では、料理家の桑折敦子氏が考案したレシピの中から4種類がメディア陣に振る舞われた。

左から「フォー × ヌクマム&レモンドレッシング」「そば × ラー油&香醋ドレッシング」「うどん × コチュジャンドレッシング」。
料理家の桑折敦子氏

まず最初に登場したのはフォーを使ったNÃMEN。ベトナムの混ぜ麺をイメージしたという桑折氏がチョイスした具材はレタス、ゆで海老、キュウリ、赤玉ねぎ、大葉、そしてミント。ゆで海老の代わりにツナ缶やサラダチキン、豆腐などを使ってもOK。

次に冷たいそばを使ったNÃMEN。具材はセロリ、キュウリ、ネギ、パクチー、豚しゃぶ。ドレッシング風つゆは、山椒のしびれる感じと辛さが合わさったテイストで、そこに黒酢が入ることで酸味も加味されている。

冷たいうどんのNÃMEN。具材はキムチ、温玉、ワカメ、キュウリ、サニーレタス。こちらのドレッシング風つゆにはコチュジャンが入っているので、少しトロッとした感じ。韓国風のテイストがうどんによく合う。

最後は温かいそばのNÃMEN。具材は生のニラと生のねぎ、卵、軽く塩コショウして炒めた豚挽肉。そばの熱が生のニラをに伝わって、ちょうどよい塩梅に。豚のほかに牛挽肉を使ってもおいしい。

桑折氏曰く、今回の4種類には粗く砕いたナッツやフライドオニオンなどで食感を足すとよいという。実際、和風にそばつゆではなくエスニック系テイストのつゆなので、これが実に相性がよかった。また生麺のNÃMENはお湯を沸かす量が少なくてもよいのが大きなメリット。大きな鍋を使わなくても大丈夫なのがすごくありがたいそうだ。時間があまりない時、そして健康的な食事を摂りたい時、気軽に茹でられて、自分好みの野菜がたっぷりと摂取できるNÃMENを試してみてはいかがだろう。

情報提供元: 舌肥