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1kgのバターをつくるのに20kg以上の生乳が必要と言われており、バターの主原料である生クリームにする過程で大量の「脱脂乳」と、生クリームを撹拌する過程で発生する液体分「バターミルク」が副産物として生まれるという。西尾氏はお菓子業界として副産物を生産者と向き合いながら価値を見いだし、おいしくスイーツをアップデートしながら、おいしさと社会性の追求をできないかという想いで株式会社HiOLIを起業。
西尾氏は今回の『山ノチーズ』が誕生したキッカケについて、素材への理解や新たなアイディアを生むために大切にしてきた生産地への訪問は、昨今の情勢下により行くことができなかったが、行動制限が解除され、お菓子づくりでもっとも使う材料のひとつであるバター・チーズなどの乳製品の産地である北海道を訪問。久々に訪れた北海道の豊かな大地と山々の風景を見て“私たちのお菓子作りに欠かせない北海道とのつながりがこんなにも尊いものなのか”と改めて気づかされ、そこからインスピレーションを受けたことから「北海道の大自然×素材×チーズ」というコンセプトをもとに、つながりを紡ぐ北海道素材のサスティナブルなチーズスイーツブランド『山ノチーズ』ができたという。
親しみやすさ
「生産者の方々と会えない時期に感じた感謝と、産地とのつながりの絆・大切さを長く紡いでいく無理のない心地よさ」を大切にしているという。1食、食べるごとにサスティナブルの輪に入っていける優しさを表現にしている。
モノづくりの考え方
シンプルな素材を半製品にし、その半製品をさらに重ねることで、これまでにない新しい価値(味・風味・食感)を創造し、商品開発時には脱脂粉乳やバターミルクパウダーを使用していくとのこと。
より多くの人へ届ける
『山ノチーズ』をより多くの人へ届けることができるよう、なじみのあるチーズという素材を使用する点に加え、身近に感じてもらえるブランディングコミュニケーションを紡いで“伝える”ということを大事にしていくという。
また、味はもちろんパッケージにもこだわり、親しみやすさと北海道の自然をモチーフにしたデザインのパッケージとなっている。
4個入:1,188円(本体価格1,100円)
8個入:2,160円(本体価格2,000円)
広大な北海道の大地で育まれた素材にこだわって作ったメインプロダクトとなる山ノチーズパイ。512層に折り込まれたパイ生地に北海道十勝産のパルメザンチーズパウダーをひと振りして焼き上げ、チーズの香るパイ生地の中央にはバターを作る過程で生まれる副産物であるバターミルクパウダーとチェダーチーズパウダーを加えたチーズクリームが乗っている。ひとくち頬張ると、サクサクしたパイ生地とミルクのうまみを感じる優しいチーズクリームが口の中で広がる。パイの中でチーズをどう感じてもらおうか試行錯誤を重ね、通常チーズパイはパイシートにチーズを練り込むことが多いが、山ノチーズパイはパルメザンチーズパウダーを焼く直前にふりかけることで香りと食感を演出。常温でそのまま食べるのもオススメだが、オーブンで焼いてよりバターの香りを楽しんだり、アイスをのせて食べたり自分好みでアレンジも楽しめるチーズパイだ。
1個:540円(本体価格500円)
6個入:3,240円(本体価格3,000円)
チーズクリームを2層重ねた贅沢なチーズケーキ。大地と山や木は一見見ると緑だが、実は土と緑で2層だということから2層のチーズケーキのヒントを得たという。味の主役となる下の層は生クリームに砂糖を加えた卵黄とマスカルポーネチーズ、上の層はちょっぴりレモンの酸味を感じられるクリームチーズだ。丁寧に作り上げることで口当たりの良いなめらかなクリームとなっている。1つの層を別々に食べてもおいしいが、2層のチーズクリームを贅沢にスプーンで縦にすくって一緒に食べるのがオススメ。
『山ノチーズ』はオンラインにて先行販売中だが、ブランドの正式な販売として2022年11月23日(水)に、大丸東京店にて期間限定のPOP-UP店舗を出店する。
【大丸東京店 POP-UP店舗詳細】
期間:2022年11月23日(水)~11月29日(火)
営業時間:10:00~20:00 ※館都合により営業日・営業時間が変更の可能性あり
場所:大丸東京店 1F特設会場(MVPスイーツ)
(〒100-6701 東京都千代田区丸の内1-9-1)
※税込2,500円以上商品を購入した方には、数量限定でオリジナルの手ぬぐいをプレゼント
今後は全国の百貨店やターミナル駅、POP-UPツアーなどの展開を目指しているという『山ノチーズ』。自然の恵みと人々の知恵によって進化した新たなチーズスイーツをぜひ味わってみてほしい。
『山ノチーズ』
WEBサイト:https://yamanocheese.com
オンライン :https://yamanocheese.shop