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抹茶系おやつが増えるこの時期、庶民派チョコレート『キットカット』シリーズも新商品を投入してきました。その中でも注目なのが『濃い抹茶』と『キットカット ショコラトリー サブリム 抹茶』。
どちらも抹茶成分が濃厚そうだし、ちょっと高級感を感じさせる雰囲気。いったいどんな味なのでしょうか?
こちらがコンビニなどで販売中の『キットカット ミニ 濃い抹茶』。3枚入りで162円(税込)です。
パッケージの裏面には、「宇治抹茶を2倍使用することで、濃く深い苦みとキレのある後味を実現しました」と書かれています。「2倍」というのは、従来製品「オトナの甘さ 抹茶」と比較したものですね。
舌にピリっとくる苦味&玉露っぽいコクと渋みが強く感じられ、さすが抹茶2倍というところ。普通の抹茶チョコとは一線を画す抹茶感です。
原材料を見ると玉露はありませんが、かぶせ茶っぽい風味ははっきり感じられました。甘さもかなり強く、全体的に「濃い」味わいが楽しめます。
注意点としては、けっこう溶けやすいこと。4月の室温でも、トロトロな食感に。とはいえ、個包装なので柔らかめでも食べにくくはありません。むしろふわとろで良い感じ。パキっとした食感が欲しい人は、冷蔵庫で冷やすといいですね。
ちなみに、この『濃い抹茶』は、抹茶入りのホワイトチョコレートをウエハースにかけたもの。ホワイトチョコというのは、カカオ成分(カカオマス、ココアバター)のうち、ココアバターだけを使ったチョコレートのことなんです。カカオの油脂分が多い分、溶けやすく柔らかいわけです。
ホワイトチョコにはカカオは使われてないって思ってませんでした?
こちらは「キットカットショコラトリー」ブランドから販売中の『キットカット ショコラトリー サブリム 抹茶』。お値段はなんと……1本324円(税込)! それだけでもうお土産でもらったらうれしいかも。
『濃い抹茶』に比べて、より一層日本茶らしい味が堪能できます。また、ホワイトチョコレート自体の品質が良いようで、カカオバターの風味も強めです。甘さも上品な感じ!
こちらは原材料に「玉露・抹茶」と明記されているんですが、面白いことにかぶせ茶・玉露特有の味(誤解を恐れずに言うと、青のりっぽさ)はそれほど感じません。いい煎茶を濃く出したような味に感じました。
苦味や渋みのインパクトも『濃い抹茶』のほうが強いんですが、『キットカット ショコラトリー サブリム 抹茶』は長く余韻が残りますね。抹茶の質が違うからかもしれません。原材料をよく見ると、『濃い抹茶』にはある「抹茶ペースト」の表記が無いんです。ガチンコの緑茶だけで抹茶味を出しているんですね!
リピートするなら、濃さが分かりやすく楽しい『キットカット ミニ 濃い抹茶』かなーというところで、『キットカット ショコラトリー サブリム 抹茶』は★3つ評価にしてみました。でもこれ、お値段が張るだけあって、和菓子的な上品さでおいしいですよ!