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冬は鮭といくらの季節! 中でも年始のおせちなどでも活躍するいくらは、その豪華さから楽しみにしている人も多いハズ。
でも、スーパーで醤油漬けのいくらをかったときなどで、自分の好みより塩辛すぎたり、身が張っていなくてなんだかドロリとしていて期待はずれ…なんてこともありがちです。
そんなときは自分好みのつけ汁に漬け直せばいいのですが、良い塩梅のつけ汁を作るのも経験が必要。今回は、買ったけどイマイチないくらを爽やかにする方法と、味付け前の塩いくらをおいしく仕込む方法をお伝えします!
スーパーなどで売られている醤油漬けのいくらは、保存性を増すために塩から目に仕上げていることがほとんど。
塩っ辛すぎるいくらを爽やかで身の張ったいくらにするには、「ゆずポン酢」をいれると効果大! ゆずの風味がきいた爽やかな味付けになり、塩分もいい具合にぬけて美味しいいくらになりますよ!
入れる目安は、醤油漬けにゆずポン酢をそそぎ、表面にぎりぎりかかるくらい、ひたひたになる一歩手前程度がオススメ。ざっとかき混ぜたら、半日ほど冷蔵庫に入れておけば、身も大きく張って柚子の香りも爽やかないくらに早変わりします。
また、ゆずの風味よりも昆布の風味のほうがいい場合は、「昆布だし」と「水」を2:1くらいにまぜたものをゆずポン酢と同じようにひたひた一歩手前にいれると、美味しく仕込み直せます。
スーパーではいくらの醤油漬けとともに塩いくらも売られています。これは塩味のすぐ食べられるいくらではなく、保存用に塩を強くきかせたいくらのこと。貰い物や、自分好みの味付けにしたい場合は塩いくらから仕込むと良いでしょう。
塩いくらは水に浸して塩抜きしないと塩辛くて美味しくありません。いくらの倍量くらいの水を用意して、いくらを半日ほど漬け込むことでうまく塩抜きできます。
いくらに水を注ぎ入れると、真っ白になりオドロキますが、時間がたてば落ち着くので大丈夫です。
この時のコツは、水に1%ていどの塩を溶かしておくこと。ある程度の塩水につけることでムラ無く旨味もにげずに塩抜きができます。
塩抜きができたら、一度水を捨て、いくらの皮などの汚れも取ったら味付けに移ります。
味付けは基本的にお好みでしてもらっていいのですが、目安としては
醤油が7、酒が2、みりんが1で少しみりんで甘みをつけるものと、醤油と酒が同量で漬け込むものがあります。酒とみりんはそのまま使ってもいいですが、アルコール分があるので、一度沸騰させて冷ましてから使うと口当たりがマイルドになります。
また、好みの味のめんつゆがあれば、めんつゆを注ぎ入れるだけでもOK。意外につけ汁は簡単です。
基本の味付けができたら、ゆずポン酢をつけ汁の1/5くらいを目安にいれます。フワッとゆずの香りがたち、さわやかになりますよ。また昆布だしを足してもいいでしょう。
味を決められたら、密封して冷蔵庫で半日以上漬け込むとおいしいゆず風味のいくらが完成です!
では、漬け込んだ自家製ゆず風味のいくらを食べてみましょう! つけ汁も美味しいのでスプーンで一緒にすくってご飯にイン!
はい、美味しい。写真を見ただけで「あ、美味しいです」とわかりますね……。
今回のいくらは、スーパーのお買い得品であまり大きい粒ではなかったのですが、ぷっくりと膨らんで旨味を中に閉じ込めています。また、いくら特有のネットリとして弾ける旨味はそのままに、ゆずの香りと酸味がモタっとした後味を爽やかにしていて……ええいご飯が足りない! ひとりで二合ペロリといけちゃいました。
「やっぱりスーパーで買ったいくらだとイマイチだね」とがっかりする前に、ゆずポン酢ちょい足しで半日漬け込む仕込み直しを試してみてください! きっと、お店でもなかなか食べたことのない爽やかさにやみつきになるはずですよ!