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電源タップを買うとき、どんな基準で選んでますか? 安くて口数が多くて見た目がよいもの? 特にこだわりが無いようであれば、シンプルな構造で安全性の高いモデルがおすすめ。そこで当サイトのガチ検証シリーズを手がけるハンダマスターかしま氏がチョイスした電源タップを改めてまとめてみました。
ノーマルタイプとスイッチ付きタイプ、2種類の電源タップでおすすめできるモデルはコレ!
安全上、シンプルな構造が求められる電源タップだが、あえてスイッチ付きを選ぶとすればパナソニック製『ザ・タップZ』をおすすめする。同社としては比較的新しい商品とはいえ、発売からすでに5年も経過。それでも現役なのは理由があろう。パナソニック製品に共通して見られるように、電力配線に好ましくないハンダは使われていないし(ハンダを使う製品は多い)、高い工作精度、強度十分のボディなど、電源タップとしての完成度は非常に高い。安心して使える製品だ。
それにしても中を開けてびっくり。スイッチ部のON/OFF表示が機械式になっており、その構成部品の細かさたるや、もはやテーブルタップの域を超えている(写真)。
なお、スイッチは表示に電気を使わずエコな設計だが、自光しないので夜間はON/OFFの判別ができないのが難点。大きなスイッチは押しやすい半面、物が落ちたり、足で踏んだりしてスイッチを誤操作する可能性がある点には注意しておきたい。
Panasonic ザ・タップZ(4コ口)(スナップキャップ・2mコード付)(ホワイト)
ノーマルの電源タップとして強く推したいのは、東京・秋葉原の電材ショップ、愛三電機によるオリジナルモデル『AISAN 接地抜止OAタップ横型』(検証した商品は4口1m『AOAM41N-MG』)。さすがはその道のプロが作った商品。電源タップはシンプルな構造であるべしという基本に忠実な作り。
太い導線が使われており、非常に抵抗値が低く、高効率で電力を分配できる。オフィス機器のような無骨さの漂う外見だが、電源タップは中身で選びたい(こういう外見も悪くない!)。製品は秋葉原の店舗で購入できるほか(アクセスマップ)、通信販売(メールかFAX)で入手することが可能だ。
なお、今回は愛三電機モデルをベストに推したが、パナソニック製『ザ・タップX』も負けず劣らず非常に出来が良い。配電素材に黄銅よりも高価な銅が使われ、細部まで手抜きのない作り。予算の都合などがあればこちらを選ぶのもアリだ。