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台風シーズンの到来で、気象庁からは「○○警報」や「○○注意報」などが発表される機会が増えると思われます。大雨や暴風による災害に注意喚起を促すものですね。この発表、どんな種類があって、どんな発表基準が決められているのでしょうか?
気象庁が発表する気象現象にともなう注意喚起の発表は、ざっくりいえば予想される災害規模、さらに簡単にいえば危険レベルによって3段階に分けられています。
注意報、警報の順に危険レベルは上がり、2013年から運用を開始した特別警報は「ただちに命を守る行動」をとる必要があるほど危険性が高まったときの発表です。
危険レベルは段階的に引き上げられていくケースも多いので(台風の接近など)、注意報だからそこまで警戒しなくてOKとはなりませんね。各危険レベルの内訳を以下にまとめました。
警報の発表基準をはるかに超える豪雨等が予想され、重大な災害の危険性が著しく高まっている場合に発表されるもの。いずれも「数十年に一度」という規模が想定されており、その指標も設定されています(リンク先はPDFファイル)。発表時は「ただちに命を守る行動」をとる必要があります。発表例としては、昨年9月に栃木県および茨城県全域に大雨特別警報が発令されました。
重大な災害が起こるおそれのあるときに警戒を呼びかけて行う予報。発表基準については市町村によって異なります。以下、(カッコ)内には東京都江東区の基準値の一例を掲載します。
大雨や強風などによって災害が起こるおそれのあるときに発表。発表基準については市町村によって異なります。以下、(カッコ)内には東京都江東区の基準値の一例を掲載します。
※1 北海道札幌市を例にすると、24時間雨量と融雪量の合計が70mm以上 ※2 北海道札幌市を例にすると、24時間降雪の深さ30cm以上・積雪の深さ50cm以上で日中平均気温5℃以上
大雨警報(土砂災害)の発表状況下では「土砂災害警戒情報」が発表されることもあります。
気象庁のWebサイトでは特別警報・土砂災害警戒情報・警報・注意報の発表地域を確認することができます。
『Yahoo! 天気』などのアプリでも気象庁の警報・注意報情報をチェックすることができます。とりあえずスマホにはこの手のアプリをひとつは入れておくとよいでしょう。
<参考リンク>
・気象庁|気象警報・注意報