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サルミアッキという食べ物をご存知でしょうか? フィンランドの伝統的なお菓子で、「世界で一番まずいアメ」などと言われることもあるブツです。
リコリス(甘草)と塩化アンモニウムが含まれているのが特徴で、日本人にはなかなか食べ付けない、独特の味わいがあるのです。
今回は、サルミアッキとその一種を6種類そろえて、食べ比べてみました。果たして本当にまずいのでしょうか?
味の感じ方は、人によって大きな差があります。そこで、男子3人に女子2人で食べ比べてみました。評価は、おいしい~食べられないの4段階評価です。
その名もズバリ「サルミアッキ」。
今回試した6種類の中でも、特に強い「しょっぱさ」を感じました。塩化アンモニウムによる、舌がピリピリしびれる感じも強めです。
また後味には、リコリスの漢方薬っぽい甘さが残ります。
なお、メーカーのファッツェルは、フィンランド最大のお菓子メーカー。これ以降の商品も、多くはファッツェル製です。
「スーパーサルミアッキ」と言われると強烈な味を想像しますが、通常のサルミアッキよりは食べやすいです。
ハッカで味がごまかされているのかもしれません。
とはいえ、女子2名はギブアップでした。
フィンランドでは、サルミアッキ系菓子の中でも一番人気だという一品。
サルミアッキをシュガーコーティングし、ハッカを加えたもののようです。
ハッカで臭みなどが抑えられ、塩化アンモニウムのピリピリ感を存分に味わえます。
ここからは塩化アンモニウムが入っていないようで、厳密には「サルミアッキ」ではなく、「リコリス菓子」ということになります。
アンモニア臭がないだけあって、初めて「すごくまずい」&「食べられない」が0人に!
やや苦みがあり、後味にリコリス特有の香りが残りますが、グッと普通の味になります。
塩化アンモニウムなしのリコリス菓子ならOKかと思いきや、食べられない人が続出。
袋を開けた瞬間、リコリスの漢方臭が漂います。この味が好きならハマるかも?
これまでのものにくらべ、だいぶマイルドな味。
ただし後味はリコリス感満載。また酸味も強めでした。
5人の評価を表にすると、以下のようになります(○=まずい、という評価がどうかしてる)。
ひとり、全部おいしくいただいた人がいましたね……(本人曰く「初めて食べたときは『保存状態的に食べちゃヤバイものと思った』が、『そういう味だ』と教わってから食べられるようになった。人間って、不思議」)。
というわけでまとめると、サルミアッキやリコリス菓子は、個人差はあるとはいえ、基本的には厳しいという評価になりそうです。