加熱するブームによって原酒不足問題が深刻化しているウイスキー業界におきまして、けっこう“酔狂”な一品があらわれましたよ。『ミズナラ枡』なるウイスキー専用枡。熟成樽の素材に使われるミズナラ製の枡が、注がれたウイスキーに“最後の熟成”をもたらすらしい……本当!?



ミズナラ特有の香りがウイスキーに変化をもたらす?



こちらがアイノバが製造する『ミズナラ枡』。近年は国産ウイスキーの熟成樽にも使われる樽材、ミズナラ(ジャパニーズ・オークとも)で製作した枡にウイスキーを注ぐことで、「口に運ぶまでの土壇場でウイスキーに“最後の熟成”をもたらす」のだとか。熟成云々は実に酔狂な話に聞こえますが、たしかにミズナラ独特の香りがウイスキーに新たな風味を与えてくれることはありそうです。


同社の説明によれば、アルコールや香りの強さを感じさせる「ツン」とした部分を緩和し、マイルドになったウイスキーの秘めた香り……「デレ」があらわれるのだとか。お、おう……。



まぁ、枡でウイスキーを飲むというのもちょっと粋な振る舞いのようで面白いかもしれませんね。


ちなみに本商品、クラウドファンディング「Makuake」で支援を募集した企画商品だそう。目標金額は達成済みで、今年9月下旬には一般販売も開始予定とのこと。価格は3,800円(税別)。ミズナラは加工が難しいため、商品の量産は大変みたいです。


<参考リンク>

Makuake|当該商品ページ


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情報提供元: ミトク
記事名:「 ウイスキー「最後の熟成」は手の中で? 樽材で作った木製枡『ミズナラ枡』のコンセプトがわりとスゴイ