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お米が炊ければそれでよし! と、炊飯器にたいしてこだわりを持っていないヒトにとっては、高価な炊飯器に興味はないとはいえ、炊きあがりに違いがあるのかは気になるところ。そんな高級炊飯器のひとつ、象印マホービン『南部鉄器 極め羽釜 NP-WU10』と普通のリーズナブルな炊飯器とで、激安米を使って味比べをしてみました。
日本の伝統技術をこれでもかと詰め込んだ、通称「極め羽釜」は、南部鉄器を使用した特別仕様。1つ1つ、職人の手作業によって仕上げられています。目指すのは「かまどで炊いたようなご飯」というだけあって、火力と熱伝導にこだわっており、炊きムラを抑えてご飯の旨味を引き出します。二重になった内ブタは40時間の保温をサポート。「粘り」「かたさ」を評価することで、121通りの炊き方の中から最適なものに導く「わが家炊き」機能や、おこげまで楽しめる「かまど極めメニュー」も搭載しています。実売価格は70,000円弱。
▲厚さ1.7mmの広く浅い羽釜。全体に熱が伝わるので、炊きムラを抑えられる
▲上部と底部のヒーター搭載。かまどのような強火で炊ける
▲ご飯の固さ・粘りの感想を記録しておくと、好みの食感に近づけてくれる
『南部鉄器 極め羽釜』の「熟成コース」と、某メーカー製炊飯器(約8,000円)それぞれで2kg700円の激安米を炊いてみて、仕上がりが変わるかどうかチェックしてみました。『南部鉄器 極め羽釜』(熟成コース)で炊いたごはんは……
と確かに好評。一方、普段使いの炊飯器ではいつもの日常感あふれる炊きあがり。「自宅で炊いたご飯ってこんなもんだよね」。『南部鉄器 極め羽釜』と比べてしまうと、保温後に味が落ちたような、ベチョっとした感じが気になったほか、やや臭みがあるような気も。
その差は歴然でした!
<参考リンク>
・象印マホービン|南部鉄器 極め羽釜
(記事提供元:月刊ラジオライフ2016年6月号より一部修正)