- 週間ランキング
日本を代表するお菓子である「きのこの山」と「たけのこの里」。両商品のおいしさはもちろん、きのこの山派?!たけのこの里派?!という、派閥争いは長年多くの人を戦わせ……いや、楽しませてきた。そんな「きのこたけのこ派閥争い」が世界に進出! 「KINOTAKE GLOBAL SUMMIT」が11月17日に開催された。
明治京橋ビルにて開催されたこのイベントは、明治社員の皆さんも「きのこの山派」と「たけのこの里派」に分かれ、各々パーカーやTシャツに身に包み、お祭りムードがあふれていた。
歴代のCMが流れ、楽しい雰囲気に包まれる会場。開幕と共に商品の歴史を振り返る映像「Story Of KinoTake」を初放映。商品の開発者の1人である大阪工場 第14代工場長・本多了氏からは、「全国に展開した初年度(1974年)の売り上げとしては、全国販売の新記録商品として華々しくスタートした」といった商品の開発秘話や、店頭で販売されなかった幻の商品などについてのエピソードが語られた。
「菓子にはロマンがあります。ほのぼのとして夢があります。理屈を超えた食文化の代表です。将来を生きる子供達の夢の食品です。子供達には夢、心を育むものです。菓子企業にはその責務があります」という素晴らしいメッセージに、来場者は真剣な眼差しを寄せていた。
その後、明治のカカオマーケティング部カカオグループの杉山詩織さんがステージに登場し、1歩目となるグローバルに向けた具体的なアクションを発表。
世界進出するにあたり、ひとつ乗り越えなければならないのが“言葉の山”。その山を乗り越えるためにこの度、「同時翻訳機能付きのこの山イヤホン」を開発することが決定。 遡ること今年7月。明治公式Xアカウント(旧Twitter)の「架空のおもしろ雑貨」企画でプロダクトクリエーターのミチルさん考案の「きのこの山のワイヤレスイヤホン」(https://x.com/MeijiCoLtd/status/1678675499181297670?s=20)を紹介したところ、「欲しい!」「おもしろい!」という声が殺到し、大反響に。
この反響も受け、様々な人たちがきのたけを通じてコミュニケーションできるバイリンガルな「きのこの山」を目指し、架空の雑貨ではなく本物の翻訳機能の付いたイヤホンとして制作することに。世界127言語に対応し、自分の言葉を外国語(音声)に変換してくれる「スピーカーモード」とイヤホンを一つずつ装着することで、「同時翻訳モード」で双方の会話がリアルタムで翻訳されることを想定。勿論、普通のワイヤレスイヤホンとして音楽を聴くこともすお亭しちえるそう。具体的な発売日は、後日発表されるとのこと。
“たけのこの里派”の俳優・森崎ウィンさんもとってもお似合い!
最後に萩原本部長が登場し、「きのこの山、たけのこの里は、『世界のみんなに、おいしく、おもしろく』を拡げます。そして、「きのこの山」が発売して2025年で50周年を迎えるにあたり、世界各国で「どっち派?」旋風を巻き起こす『グローバル総選挙』を今度実施します。』と発表。宣言に会場が大いに沸く中、今回が初開催となった「KINOTAKE GLOBAL SUMMIT」が閉幕した。
きのこの山とたけのこの里を愛する明治社員、来場者のワクワクがあふれる最高にハッピーなイベントとなった。最後に、筆者は燦然たるたけのこの里派であるということは記しておきたい。