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「2023 ミス・ユニバース ジャパン ファイナル」が8月30日(水)、東京・代々木山野ホールで行われ、グランプリに輝いた共立女子大学の3年生・宮崎莉緒と、ミス・ユニバース・ジャパン ナショナルディレクターの美馬寛子が囲み会見に出席した。
1952年より続くミス・ユニバースは、世界の各国代表が参加。世界一の栄冠を競い合う美の祭典だ。世界3大ミスコンテストの1つであり、毎年90か国以上の代表者の中より世界一の美女が決定する。本年度より世界大会の応募基準が変更となり、婚姻または婚姻歴あり、妊娠中や出産経験のある女性も参加が可能となった。この日行われた「2023 ミス・ユニバース ジャパン ファイナル」には、ファイナリスト計11名が出場した。
大会後の会見に出席した宮崎さん(20歳/静岡県出身/婚姻歴なし)は、日本代表に輝いた心境を聞かれ、「夢じゃないかって驚きの気持ちでいっぱいなのですが、これまでともにトレーニングをしてきた仲間であったり、ユニバースを目指していた女性たちの今年の日本代表として責任を持っていかないといけないなという自覚が、今ひしひしと芽生えてきています」と心境を吐露。「2か月間という短い期間ですが、日本を背負う女性リーダーとして、いかにどう世界に発信できるかを考え、世界大会に臨みたいと思います」と世界大会への意気込みを力強く語った。
本大会に出場したきっかけについては、「幼い頃からチアダンスをやってきて、集団行動の中の1人だったのですが、自分1人としてどのような行動であったり、女性として発信ができるのかって考えた時に、ミス・ユニバースがあったので応募しました」と説明。この日までを振り返り大変だった思い出については、「たくさんあります(笑)。会場で配られるパンフレットの表紙撮影で、掲載メンバーに選ばれなくて悔しかったのですが、その経験があったから強くなれたなと実感しているので、苦い思い出でもあり、いい経験だったなって思います」と述懐した。
宮崎さんがグランプリに選ばれた決め手を聞かれた美馬は、「今日の審査には関わっていないので、審査員の方に聞いてみないとわからないのですが」と前置きしつつ、「今日、審査員の方から質問がありまして『この11人の中で壁に当たった人はどなた?』って聞かれた時に、今の(表紙に選ばれなかった)ストーリーを出したんです。今までの日本代表って絶対に表紙を飾っていたので、中間地点で“表紙に出ないと日本代表になれない”というマインドがあるなか、後半の2か月を乗り越えないといけないということはすごく大きな壁だと思ってお話をしたのですが、そこの強みが決め手だったのかなと思います」と分析した。
大学では幼児教育の勉強をしているという宮崎さんは、「子どもの貧困という分野に興味があり、子どもたちに私は何ができるのかと考えています。そして今日、ミス・ユニバースになって、あこがれられる女性になりたいなってすごく思いました」と目を輝かせ、自身の強みについては、「チアダンスをずっと続けてきたので、私から出る笑顔であったりエネルギーは誰にも負けない強みだなって思います」とアピールした。
なお、本年度より世界大会の応募基準が変更になった点について感想を求められた美馬は、「ミス・ユニバース自体が女性リーダーの発掘の場と言われているなか、今まで結婚歴があったり、出産されているというところで縛りがあったので、もう少し縛りのない大会になったらいいなという願いがあったので、すごくいい進展だと思いました」と賛同。「まだ年齢の制限はあるのですが、もっともっとダイバーシティー化に沿った社会で活躍できるリーダーが選ばれるというところで、今回も2名の既婚者と1名の出産経験者がいたので、大きな声を取り入れることができた大会になったんじゃないかなと思います」と語った。