長引くコロナ禍で増えたお家時間。家庭菜園やベランダ菜園をはじめた人も多いだろう。せっかく自分の手で野菜や果実を栽培するのなら、化学肥料を使わない有機野菜を作りたい!そう思っても、その難しさに断念してしまうことも。そんな、家庭菜園を楽しむ方に朗報なのが、3月21日より発売となる完全有機土『THEO(ジオ)』だ。

『THEO(ジオ)』は微生物が作り出す自然循環を家庭菜園用土で実現したという世界初の商品。フラワーベース(花器)のリーディングカンパニーである株式会社クレイが開発。2月13日にはプレス発表会も開催された。

発表会では、まず、株式会社クレイ 代表取締役社長・小西 英夫氏より商品説明が行われた。小西氏自身が、家庭菜園を始めようとした時に「どの様な基準で土を選んで良いのか分からない」と悩んでしまった経験があるという。

「せっかくだから有機野菜を作りたいが、有機野菜を作るのは難しそう。また、ベランダで栽培する際に、少量の土を入手することが困難である」と、家庭菜園に挑戦しようと思った多くの人がぶつかる壁を感じたとのこと。

「有機栽培で家庭菜園をやりたい全ての人がターゲット」だという『THEO(ジオ)』。美味しい作物を多く収穫するためには、「土づくり」がもっとも重要とされている。良い土とは、土の「化学性」(肥料成分、緩衝作用等)、「物理性」(保水力、通気性等)、「生物性」(有機物の分解)の三つの要素が整った土のこと。特に、高品質な農作物を生産するためには、「生物性」が重要で、微生物によって土壌の有機肥料が分解され、農作物の主要肥料成分(窒素、リン酸、カリウム)が、適切な量とバランスで作物に供給される必要になるそうだ。

窒素、リン酸、カリウムの成分バランスが整い、微生物の量が保証された『THEO(ジオ)』は、土に混ざった有機物を微生物が分解、物質循環させ、作物が養分を吸収しやすい環境を作る。そうすることで、植物全体も健康で強く育ち、栄養価も豊富で、味わい深い野菜を育てることが出来るのだ。

また、『THEO(ジオ)』を使った家庭菜園は「SDGs」に取り組むきっかけにも。「有機野菜によって体の健康を保つ」とし、「ヨーロッパはオーガニック意識が高く、消費者の意識によって流通を変えたとも言われています。アメリカでは企業側の意識が高く、日本はまだまだこれから成長していかなければいけません」と小西氏。

「家庭菜園を通じて安心安全で豊かな食生活を送ること、有機野菜は味がとても濃くておいしいので子供の食育にもつながる」 と続け、これまで家庭菜園、ベランダ菜園では難しかった有機野菜の栽培を簡単に行うことが出来る『THEO(ジオ)』の可能性を示唆した。

『THEO(ジオ)』は、園芸用品店やホームセンターなどで販売予定。5リットル、880円(税込)から購入可能なので、春から家庭菜園をはじめようとしている人は、ぜひ試してみてはいかがだろうか。

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