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墨田区は、創業または区外から移転・移住するだけで受け放題 になる⼈情サブスクリプションサービス、墨田区「サブス区」プロジェクトを2020年9月からスタートしている。今回プロジェクト第3弾では、STEAM人材育成事業の一環として、夢を持つ小学生が、区内の町工場や経営者、起業を目指す学生たちと協力しながら、夢をカタチにすることに挑戦する「サブス区小学生スタートアッププロジェクト2021」を発足。書類選考で選ばれた5人の小学生がそれぞれの夢をスタートアップすることに挑戦した。そして今回、3月29日(火)より「夢とアイディア」をカタチにしてくれる企業・協力者を募集する。
「サブス区」を活用し事業化に取り組んだのは、5つのプロジェクト。(1) 宇宙マンガで宇宙食のシーンを見て「お母さんの味で食べられたら」と発案した『お母さんの味を宇宙食に。』、(2) ものづくりのまち墨田区の職人の手を借りながらオルゴール制作に挑戦した『オルゴールの魅力を広げる。』、(3) 親に怒られずにゲームを楽しめる方法を追求した『ゲームで墨田のまちをつくる。』、(4) 放課後や長期休みの遊び場が無いという、共働き家庭の社会問題に取り組んだ『小学生の居場所をつくる。』、(5) 文字/数字の形を用いて独自の世界を生み出した『自作の文字でものづくり。』だ。
それぞれが半年間の取り組みを経て、最終発表会でその成果を発表し、2021年度のプロジェクトは完了した。
墨田区「サブス区」では本プロジェクトの継続企画として、事業の継続を求める3プロジェクト(『お母さんの味を宇宙食に。』『オルゴールの魅力を広げる。』『小学生の居場所をつる。』)の「夢とアイディア」をカタチにする協力者を募集する。墨田区で子どもたちの夢の実現に協力できる人であれば、誰でも応募可能となっている。
事業化に挑戦した5人の小学生は、①十都 詩織さん(墨田区立押上小学校4年生)『お母さんの味を宇宙食に。』、②奥村 海璃さん (墨田区立緑小学校5年生)『オルゴールの魅力を広げる。』、③江澤 幸輝さん (墨田区立緑小学校4年生)『ゲームで墨田のまちをつくる。』、④小山 創楽さん (墨田区立言問小学校4年生)『小学生の居場所をつくる。』、⑤佐々木 嶺さん (墨田区立二葉小学校1年生)『自作の文字でものづくり。』だ。詳細はこちらに。
今回は、十都 詩織(とそ しおり)さんと奥村 海璃(おくむら かいり)さんを密着した動画も制作し、YouTubeにて公開した。
■十都 詩織(とそ しおり)さん Ver.
■奥村 海璃(おくむら かいり)さん Ver.
そして、さらなる協力者を求めるアイディアと募集内容をそれぞれ発表した。
十都 詩織(とそ しおり)さん(墨田区立押上小学校4 年生)のプロジェクト『お母さんの味を宇宙食に。』では、彼女のスタートアップへの挑戦は最終発表会をもって終わったが、「お母さんの味の宇宙食づくり」の事業承継を希望している。そこで、このアイディアを事業として引き継いでくれる方を募集する。
興味がある人は、以下より墨田区サブス区係へ連絡していただきたい。
SUB@city.sumida.lg.jp
【夢の概要】宇宙でも家庭の味を楽しめるような宇宙食を開発したい。
・事業のストーリー
きっかけは、宇宙漫画を読んで、宇宙にあこがれを抱いたこと。宇宙に行くのは難しいけど、何かで関わってみたい。
目をつけたのは宇宙食。宇宙飛行士だって、お母さんの味が恋しくなるはず。そう考えて、まずは自分の大好物「おばあちゃんのロールキャベツ」を宇宙食化することに挑戦しました。
奥村 海璃(おくむら かいり)さん(墨田区立緑小学校5 年生)のプロジェクト名『オルゴールの魅力を広げる。』では、オルゴールを広げるスタートアップは今もなお続いている。そこで、新しい
オルゴールづくりや、その魅力を広める場づくりなど、協力できる人は、以下より墨田区サブス区係へ連絡していただきたい。
SUB@city.sumida.lg.jp
【夢の概要】オルゴールを昔みたいに広めたい。
「オルゴールといえば墨田区」とイメージできるまちにしたい。
・事業のストーリー
大好きなオルゴールの音色。その魅力をみんなに知ってほしいから、オリジナルのオルゴールをつくって販売することを決意。ものづくりのまち墨田区の職⼈たちの手を借りながら、世界にひとつだけのオルゴールをつくり、販売することに、挑戦しました。
小山 創楽(こやま そら)さん (墨田区立言問小学校4 年生)のプロジェクト『小学生の居場所をつくる。』では、彼が取り組むスタートアップは、まだ道なかば。今も協力者を探している。
・子どもたちが遊ぶ際の、引率者になってくれる⼈
・長期休みに、子どものための「まちゼミ」をやってくれる⼈
・雨の日に遊べる場所を貸してくれる⼈
・クラウドファンディング開催に協力してくれる⼈
協力できるるい人はぜひ、以下より墨田区サブス区係へ連絡していただきたい。
SUB@city.sumida.lg.jp
【夢の概要】小学校3 年生以上が、放課後や夏休み・冬休み・春休みを全力で楽しめるプロジェクトをやりたい。
・事業のストーリー
放課後と、長期休みの平日は、退屈な時間。両親が共働きで家には誰もいないし、学童は低学年向けで楽しめない。
友達の家も、親がいなければ遊びに行くことが禁止されている。もっと小学生を全力で楽しみたいのに、それができない。スタートアップへの挑戦は、そんな切実な理由からでした。
目標は、高学年の小学生たちが、親がいなくても自由に楽しめる場所や仕組みをつくること。
けれど、何から始めればいいか分からない。そこでまず、仲間を集めることからスタート。
自分の思いを伝える動画をつくり、呼びかけたところ墨田区のiU(情報経営イノベーション専門職大学)の学生が仲間に。
さらに区からの紹介で、学童を運営するNPO 法⼈「Chance For All」や、子どもの居場所づくりに取り組む「駄菓子屋irodori」、地域の交流の場づくりも行っている「墨田みどり保育園」を訪問。
みな、彼の問題意識に共感してくれ、さまざまなアドバイスをもらうことができました。
プロジェクトの最後は、実験プログラムを実施。参加者を募集し、やりたいことをアンケートで集め、当日のスケジュールを自分で作成。iU の学生に引率をお願いして、親がいなくても問題のない仕組みをつくり、みんなで1日を自由に楽しむ、というミッションを成功させました。
■山本 亨 墨田区長からのコメント
墨田区は、あなたの「夢」を応援し、支えてくれる人が見つかる「人情」にあふれるまちです。
参加してくれた小学生のみなさんも、このプロジェクトを通じて、区内の事業者さんやiUの学生さんなど、自分の「夢」を応援し、支えてくれるたくさんの人たちと出会えたことと思います。
ぜひ、この経験をこれからの生活に活かし、世の中に広め、墨田区をもっと盛り上げていってください。
墨田区で子どもたちの夢の実現に協力できる人がいれば、是非この機会に応募してみてはいかがだろうか。
<「サブス区小学生スタートアッププロジェクト 2021」とは>
本プロジェクトでは、応募した小学生が墨田区内の町工場や経営者、起業を目指す大学生たちと協力しながら、自分の「夢」をカタチにすることに挑戦し、チームや個人で「サブス区」を活用しながら「起業」する体験を通じて、仲間と助け合うことの大事さや協力してくれる人たちへの感謝、働く意義などを、小学生自身が考えることを目的とし、開催された。
■「サブス区」とは
「サブス区」とは、「事業アイデアはあるのに、製品がつくれない」「⼈のつながりが欲しいけど、東京の⼈は冷たそう…」「役所のサポートが欲しいけど、零細企業は相⼿に されない… …?」など、スタートアップにまつわる悩みを持つ人々と、墨田区の地元企業や住民の人々、さらには経営サポートサービスとの接点を生み出し、夢をもってスタートアップを志す皆を応援。墨⽥区で創業、または区外から墨⽥区へ移転・移住するだけで受け放題になる、⼈情サービスである。
【墨田区『 サブス区』 プロジェクト 公式 サイト】
https://subs-ku.jp/
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