地球温暖化をはじめとする気候変動の影響により、日本では暑い時期が長期化する傾向がみられている。こうした環境変化を受け、味の素株式会社は、こうした気候変化を独自に「四季から『五季』への変化」と捉え、夏から秋への移行期にあたる9月から10月上旬を五番目の季節「まだなつ」と名付けている。この時期の食生活に関する課題に着目し、2025年に発足したのが「五季そうさまプロジェクト」である。


取り組みが2年目を迎えた2026年は、長引く暑さに加え、秋に向けて急激に広がる「寒暖差」に着目。生活者が抱える日々の献立の悩みを解消する新たな食習慣として、「気候にあわせて、おいしくお変わり!変わり目ごはん」を、9月10日(木)開催のメディア発表会にて披露した。




同社が実施した調査によると、まだなつの寒暖差により約63.3%の生活者が「献立を決めるのが難しい・面倒」と感じ、春の寒暖差の3倍以上に達した。さらに、「さっぱり系にするかスタミナ系にするか迷う」と答えた人は約57.2%にのぼる。残暑による疲労や日々の激しい気温差によって食欲や体調が乱れ、買い出し時と調理直前で食べたいものが変わってしまう「気分のゆらぎ」が、この時期特有の食課題として浮き彫りとなった。


こうした悩みに対応する提案として打ち出されたのが「変わり目ごはん」だ。買い揃えた同じ食材をベースにしながら、調理直前の気分や体調、気温に合わせて「さっぱり系」と「スタミナ系」に作り分けられる点が特徴だ。レシピ監修は昨年に続き料理人の東山広樹氏(株式会社マジでうまい 代表取締役)が担当し、調理の負担を軽減するため、いずれも火を使わず、電子レンジだけで調理できる。




新レシピには、旬の秋食材を活かした2パターンが登場した。きのこを豚バラ肉で包んだメニューでは、「ほんだし」のうま味とおろしで爽やかに味わう「豚きのこドームの“だしおろし”ぶっかけ」と、「味の素 KK コンソメ」特製ガーリックだれで濃厚に仕上げる「卵黄とろ〜り!豚きのこの“スタミナ”ドーム」を展開。




また、豚ひき肉となすを重ねた「地層蒸し」でも、「ほんだし」が香る「香味ねぎ塩レモン」と、「丸鶏がらスープ」のコクを生かした「麻婆茄子」を提案。同じ食材でも調味料を変えることで異なる味わいに仕上げられる。




さらに今年は、株式会社紀文食品とのコラボレーションが実現。練り製品は気温の影響を受けやすく、残暑の長期化により秋冬向けのおでん種などの需要立ち上がりが遅れるなど、廃棄ロスや売り場設計が課題となっていた。


そこで調味料売り場と練り製品売り場を連動させた提案も進め、「生活者・流通・メーカーの三方よし」を目指すとしている。共同開発された「The SURIMIと秋なすボード だしマヨ焼き」は、秋なすに「The SURIMI」と「ほんだし」入りマヨネーズ、チーズを合わせて焼く一品で、手軽にたんぱく質も摂れるメニューとなっている。




味の素は今後、他社との連携も広げながら、「変わり目ごはん」の提案を続けていくとしている。



情報提供元: TREND NEWS CASTER
記事名:「 「献立が決まらない」秋の寒暖差に新提案 同じ食材で“さっぱり・スタミナ”を選べる「変わり目ごはん」