顔全体を504個のLEDで覆いながら、スマートフォンを見たり、読書や家事をしたり――。米ロサンゼルス発のウェルネステックブランド「Therabody(セラボディ)」が、ビューティカテゴリ「TheraFace」の日本での本格展開をスタートした。8月17日から、LEDマスク「TheraFace Mask Glo」と温冷機能を備えた「TheraFace Depuffing Wand」の2機種を販売している。


 中でも特徴的なのが「TheraFace Mask Glo」。顔全体を覆うハードタイプのマスク内部に504個のLEDを配置し、青色(415nm)、赤色(633nm)、赤色+近赤外線(633nm+830nm)の3モードを搭載する。




 1回のケアは12分。完全コードレスで、目元が開いた形状のため、ベッドでスマートフォンを見たり、ソファで読書をしたり、家事をしたりしながらの使用も想定されている。頭頂部と後頭部の2点で支えて重量を分散するストラップや、頭皮に振動を与える機能も備えた。重量は約514グラム、価格は7万7000円(税込)。






こうした“ながら美容”を打ち出す背景には、美容に対する消費者意識の変化がある。


 発表会で紹介された富士経済の調査では、美容家電・雑貨の国内市場は2025年に3336億円と、2022年比18%増になると予測されている。また、PwC Strategy&の「日本の化粧品市場調査」では、「時短重視」の層が2014年の15.4%から2024年には22.4%へ拡大した。


 LEDマスクについては、米国で104人が参加した12週間の試験も実施された。参加者の平均年齢は51歳で、女性90%、男性10%。週6回、LEDを使った12分間のルーティンと振動機能を使用し、皮膚科医による診断のほか、3D解析や画像解析、皮膚弾力性の測定などが行われたという。


 発表会資料では、皮膚科医による評価や機器測定の結果として、肌の輝きが平均25.4%、ハリが平均13.2%向上したと説明。また、8割以上の参加者が変化を実感したとしている。これらはメーカー側が示した試験結果で、製品は医療機器ではない。




 もう一つの新製品「TheraFace Depuffing Wand」は、“温める・冷やす”を1台で行う携帯型のフェイシャルケアデバイス。温熱は35度、38度、42度、冷却は10度、12度、14度の各3段階で、数秒で設定温度へ切り替える仕様となっている。




 目元や小鼻など顔の凹凸に沿わせるためのカーブ形状のヘッドを採用。約112グラムと持ち運びやすく、USB-C充電に対応する。カラーはWhiteとIndigoの2色で、価格は3万1900円(税込)。


 Therabodyは、もともと携帯型パーカッシブデバイス「Theragun」など、スポーツやリカバリー領域の製品を展開してきた。今回、「Therabody Beauty」として美容領域を打ち出し、リカバリー分野からフェイシャルケアへと展開を広げる。2機種は「ビューティーワールド ジャパン 東京」や都内百貨店のPOP-UPイベントなどで先行公開され、8月17日に公式オンラインショップで一般販売を開始した。取扱店舗は順次拡大する予定。


情報提供元: TREND NEWS CASTER
記事名:「 顔を覆う「504個のLED」美顔器が日本本格展開 1日12分、“ながら美容”需要に着目